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Instagramマーケティング 第二弾

前回の続き

見てない方はこちらから見ると分かりやすいと思います。


新時代の市場でInstagramマーケティングが必要不可⽋な理由 

2019年にパンデミックが勃発して以来、世界ではニューノーマルと呼ばれる時代が幕 開けしました。そして、時代の変化に伴い、⽇常でもこれまでに以上に⽣活のオンライ ン化が進みました。 

パンデミック勃発後に⾏われた、とある市場調査によると、実店舗からの購⼊が減った と回答した⼈は増加し、その⼀⽅で、オンラインでの買い物が増えたと答えた⼈は、急 激に増加したそうです。 

ニューノーマル時代に突⼊した市場では、今後も引き続き消費者の⽣活のオンライン化 に伴った、オンラインビジネスの需要が続くと考えられます。 

さて、このような新しい市場でも引き続き成⻑を達成して⾏くには、市場の変化にいち 早く気づき、従来の市場とは異なる傾向を理解することで、時代にあったマーケティン グ戦略を再構築していくことが重要です。 

それでは、時代にあったマーケティングとはなんのことでしょうか? その答えは、マーケティングのデジタル化という単語で表すことができます。 

まず、マーケティングのデジタル化とは何かを⼀⽂で説明すると、従来はビルボードや 雑誌広告、または⼝コミや対⼈での呼び込みなど、オフラインでの活動をメインに⾏っ ていたマーケティング活動の中⼼を、SNSやその他デジタルツールを使ったオンライン 上での活動に切り替えて⾏くことです。 

そして、その際に⼤きな役割を果たすのが、InstagramをはじめとするSNSを活⽤した マーケティングとなります。


デジタル化した新市場で効果のあるマーケティングファネル

マーケティングファネルとは、別名セールスファネルとも呼ばれるもので、潜在顧客が 商品の購⼊に⾄るまでのプロセスを、「認知・興味・⽐較検討・購⼊」などの各ステッ プにわけ、漏⽃に例えて定義したものです。

1)⾒込み客に⾃社ブランドの存在を認知してもらう 

2)興味を抱いてもらう 

3)商品を詳しく知りたいと⾔う関⼼を持ってもらう 

4)商品がほしいという願望を持ってもらう 

5)購⼊などのアクションをとってもらう 

という5段階でのフローが構築されます。 

分かりやすい具体例として、あなたがの特定ブランドの靴を購⼊する際、以下のシナリオを想像してみてください。

①インスタ上でNIKE社が投稿したランニングシューズを発⾒(認知) 
②魅⼒的な商品の写真に⼼を奪われる(関⼼) 
③価格や商品詳細に関してもっと知りたいと思う(興味) 
④NIKE社Instagram上のショップナウ機能経由で、
ブランドサイトの商品ページを訪 れ、商品に関して更なる情報収集を⾏い、購買を検討する(願望) 
⑤最終的にオンラインショップからの購⼊に⾄る(アクション)



Instagramの発⾒タブ上で商品コンテンツを閲覧【認知】ブランドのInstagramアカウ ント訪問【集客】ブランドのショップ訪問【営業】商品購⼊


という流れで、各プラットフォームごとに、【認知向上】【集客】【営業】と、それぞ れ別の役割を果たしているのがわかるでしょうか?


①閲覧ユーザーのInstagram発⾒タブ【認知】 
②ブランドのInstagramフィード【集客】 
③ブランドのオンラインショップ【営業】


このように、オンライン上でのマーケティング活動では、どの段階のプロセスを、どの プラットフォームを使い、どのような施策を⽤いて⾏うかにより、顧客とのコミュニ ケーション効率に⼤きな違いが⽣まれます。そして、結果として、最終的な利益にも⼤ きな差が⽣まれるのです。 

この際、ファネルトップ1)〜3)の、顧客が気づき、興味をもち、サイトを訪れるま での、集客に繋がるアクションを引き出すステップは特に重要です。なぜなら、どんな に素晴らしい商品を売っていたとしても、ファネル内に誘導する元々の⺟体数が少ない と、最終的な購⼊に辿り着く顧客の数も少なくなってしまうからです。そのため、⾃社 に興味を持ってくれる可能性の⾼いターゲット層からの認知を最⼤限に⾼め、ファネルの⼊り⼝に出来る限り多くの⾒込み客を誘導することが重要です。 


オンライン上で⾃社の認知を⾼めるためにこれまで使われてきたマーケティング施策に は、Google広告やアフィリエイト広告、SEOなどがあります。しかし、これら多くの⽅ 法は、ペイドメディアと呼ばれる有料広告である場合が多く、利益を算出できる前の段 階で多額の広告費の投資を要します。また、SEO戦略などの直接有料ではないオンライ ン⼿法の場合、複雑な専⾨知識を要するケースがほとんどで、専⾨家の助けが必要とな ります。このような理由から、従来のオンラインマーケティングは、⼈件費⽤や初期リ スクが⾼い傾向にあったため、ある程度の財⼒を持った、リスクに耐えられるビジネス でなければ実践が難しいのが現状でした。 

そんな中、無料で開始でき、その上に拡散⼒が⾼く、リスクを最⼩限に抑えながら、誰でもいますぐに実施できるという画期的な新しいマーケティング戦略が出現し、世界中のビジネスから⼀気に注⽬を浴びました。そのマーケティング戦略こそが、本書で解説しているInstagramを⽤いたマーケティングです。

Instagramによる市場改⾰

Instagramの流⾏と同時に、ビジネス市場にも⼤きな⾰命が起こりました。プラット フォームを戦略的に活⽤することで、個⼈・中⼩企業・⼤企業、ビジネス規模に関係な く、あらゆるビジネスが、Instagram以前の市場では考えられなかった多くのオンライ ンマーケティング戦略に低コスト・低リスクで実取り組める時代が訪れたのです。 

ここからは、Instagramを活⽤してあなたのビジネスが掴む事ができる、新たなチャン スに関してさらに掘り下げて説明していきたいと思います。 

まず、従来のオンライン施策と⽐べたInstagramマーケティングの強みは、拡散⼒の強さです。先ほど例に出した有料広告の場合だと、「広告費⽤=拡散度」というように、リーチできるターゲット層の数は、ビジネスが投資できる広告費の⼤きさに⽐例していました。しかし、Instagramの場合、ビジネスの現状に関係なく、コスト的な投資を⼤きく出来ない企業であっても、戦略次第では短期間で⼀気に⾃社コンテンツを多くのユーザーに拡散する事が可能になります。

なぜそのような事が出来るのか、企業のコンテンツが拡散される仕組みを簡単に説明し ます。まず、⼀般ユーザーは、ハッシュタグ検索や、発⾒フィードの閲覧で、各ユー ザー独⾃の興味・関⼼とマッチする投稿を簡単に発⾒・閲覧することができます。そして、気に⼊った投稿は独⾃のプラットフォーム上でフォロワー達と共有することが可能 です。 

ブランド側は、これらInstagramの仕組みと機能を戦略的に活⽤する事で、これまで以 上に、より多くの潜在顧客にブランドの存在を認知してもらうことができる可能性が広がります。⼤まかな⽅法としては、⾃社のサービスに興味・関⼼を持つ可能性が⾼い


ユーザーが求めているコンテンツを作成します。そして、ターゲット層と関連性の強い ハッシュタグなどを活⽤した戦略的な投稿を重ねることで、彼らの発⾒フィードに浮上 する可能性を⾼めます。そして、⾃社のフォロワー層がシェアしたくなるコンテンツを 作成し、拡散を換気する企画を実施するのです。 

マーケティング活動を通して、巧みに拡散されやすい仕組みを作ったことで、無名ブラ ンドから、⼀気にインフルエンサーブランドへと⾶躍したビジネスも多数存在します。 

また、拡散⼒の強さに加え、Instagramは他のSNSプラットフォームよりも2⽅通⾏で のユーザー交流を⾏いやすいという特徴を持ちます。特に深く考えたり、思い詰めたり、緊張したりすることなく、知りあいではないユーザーの投稿であっても、素敵だと 思ったコンテンツには、いいね、コメント、フォローなどのアクションを気軽に取りや すい環境にあるからです。企業やブランドは、このようなInstagramのこのような特徴 を利⽤して、顧客とのエンゲージメントを深めることができます。 

マーケティングでよく使われる有名な⼼理法則に「ザイオンス効果」というものがあり ます。これは、繰り返し接触することで、相⼿に対する好感度や評価がだんだんと⾼ま るという⼈間の潜在的な⼼理傾向です。 

例えば、特に気に留めていなくても、毎晩テレビで放映されているCMを繰り返し聴き 続けることで、使⽤されている⾳楽などに好感を抱き始めたりしますよね。または、テレビドラマで毎回使われているBGMが癖になり、携帯にダウンロードしたという経験 を持つ⽅もいるかもしれません。 

この法則はInstagramマーケティングにも応⽤する事ができます。フォロワーをファン 化したければ、頻繁に投稿を⾏い、ターゲット層の投稿に対しても積極的にコメントや 「いいね」などのアクションを取る事で、相⼿の⽣活の⼀部に溶け込みむのです。 

継続的で気軽なコミュニケーションを取ることで、ビジネスとクライエント間の距離感 を縮める事ができます。その結果、顧客層のファン化を促進でき、ブランドロイヤリティーの向上を実現する事が可能になるのです。 

ブランドに対するロイヤリティが⾼まると、顧客が定期的にビジネスのInstagramアカ ウントを訪れ、コンテンツを閲覧してくれる頻度が⾼まります。それに⽐例し、ウェブ サイトや実店舗への定期訪問や、リピート率の向上が期待でき、⼀⼈の顧客が⼀⽣を通 して⾃社に落としてくれる利益である顧客⽣涯価値(LTV:Lifetime Value)も⾼まります。 

またさらに、ロイヤリティの⾼さはクチコミや紹介の多さにも⽐例します。ブランドの ファンはInstagram上だけに留まらず、その他のオンラインプラットフォームや、オフ ラインのあらゆる場所で、レビューやコンテンツ拡散を通し、独⾃の友⼈や知り合いに ブランドを推薦してくれます。ブランドの熱狂的なロイヤルファンは、⾃社ブランドをコミュニティー内に広めてくれる情熱的なボランディア営業マンとしての役割を果たし てくれるのです。 

Instagramを活⽤したデジタルマーケティング戦略を完全にマスターし、多くの⼈々をオンライン店舗に流すことができれば、デジタル化していくビジネス界で、競合と差をつけ⾶躍的成⻑を遂げることが可能になります。


インスタビジネス活⽤のメリット

Instagramをマーケティング戦略に取り⼊れて⾏くことで、あなたのビジネスが実際に⼿に⼊れることのできるメリットは数多く存在します。 

本書では、その中でも特に知っておきたい重要な項⽬を5つ厳選して、分かりやすくリストにまとめました。

メリット①アプローチできるターゲット層の範囲が広がる
● 世界中:10億7400万⼈ 

● ⽇本国内:3300万⼈ 

対⼈やオフライン戦略でリーチすることができる潜在顧客の数は限られています。 

しかし、Instagramはオンラインでの交流の場です。そのため、プラットフォームを介 すことで、これまでは距離や環境的な制限から繋がることができなかったターゲット層 のユーザーたちと繋がり、深い関係を構築することが⼀気に可能になるのです。 

また最近では、デジタル技術の発達により、ウェブ上に独⾃のネットショップを構える 事が可能となり、⽇本国内にいながら海外へ向けたビジネス展開をする事が可能になり ました。 

Instagramを積極的に活⽤することで、多くの費⽤をかけずに、海外に住む⾒込み客へ もアプローチの幅を広げていくことが可能になります。


メリット②ターゲット層と密な交流ができる
前述したように、Instagramは、YoutubeやFacebookなどのその他SNSと⽐較して、 ターゲットユーザーと2⽅通⾏での交流を⾏いやすいという特徴を持っています。

あなたも、特に深く考えずに、ブランドやインフルエンサーの投稿に対して、いいねや コメントなどの⾏動を⾏なったことはないでしょうか? 

また逆に、ビジネスブランドや、フォロワーの多いインスタグラマーのアカウントか ら、「いいね」や「コメント」が来て、⼀気に、そのビジネスに対する好感度がアップ したという経験をしたことがあるかもしれません。仮に好感度が湧かなくても、少なか らず、そのブランドを認知するきっかけになったと思います。 

このように、⽇頃からInstagram上での「ビジネス x 顧客」間の交流を頻繁に⾏うこと で、フォロワーとの深い繋がりが育む事が出来ます。Instagram上で潜在顧客層と交流 し、強いコミュニティー形成に取り組むことで、ターゲット層との親密度や絆を深める ことが可能になるのです。そして、ユーザーとの関係性が深まれば深まるほど、ビジネ スの利益に直結する結果も⼤きくなります。

⼀⾔アドバイス
⽇頃から、ターゲット層やフォロワー達と積極的な交流を⾏い、、「いいね」や「コ メントの返し合い」などを通して密なエンゲージメントを保っておくことで、商品紹 介などのプロモーション投稿を⾏う際も、投稿した画像や動画コンテンツへ反応をし てもらえる可能性が⾼くなります。ユーザーからの反応が⾼いコンテンツ(=エン
ゲージメント率の⾼いコンテンツ)は発⾒タブに表⽰される確率が⾼い傾向にありま す。
また、フォロワーとの間に信頼関係を築いておくことで、商品・サービスの紹介する 際に「このブランドの商品なら」「このインフルエンサーが進める商品なら」と、購 買決断をしてもらいやくなるメリットがあります。


メリット③Instagramから直接利益化できる

Instagram上では、ビジネス向けに「ショップナウ」という機能が提供されています。 Instagramのフィードやストーリーズから⾃社のオンラインショップへと、ユーザーを 直接誘導するための導線を設置できる機能です。分かりやすく⾔うと、Instagram上で のポップアップストア的役割を果たしてくれるものです。 

この機能により、⼀般ユーザーはInstagram上で直接ブランドの商品カタログを閲覧できるようになりました。そして、興味のある商品が⾒つかると、そこから余計な⼿間なくワンステップで商品の詳細ページへと移動し、決済することが可能となったのです。

ブランド側のメリットとしては、インスタ上で⾃社商品を発⾒したユーザーが購⼊に⾄ るまでのステップを最⼩限に抑えることができるため、離脱率の低減が期待できるとい う点です。ショップナウの導⼊前は、フィード上で気になる商品を⽬にした後、顧客は ⼀度Instagramアプリを閉じて、ネット上で別途検索を⾏い、ブランドサイト上の商品 

ページまで⾃発的に⾃⼒で辿り着く必要がありました。オンラインビジネスでの最⼤の 課題は、お問い合わせフォームや購⼊ページなどの、顧客に期待する⾏動の最終地点に ⾄るまでのプロセスが⻑ければ⻑いほど、途中で⾒込み客の離脱率が⾼まってしまう点 にあります。 

ショップナウの導⼊により、Instagram上から直接商品購⼊へ進めるようになった結果、認知度を⾼め、興味・関⼼を刺激するマーケティング施策で⽌まらず、直接利益を獲得するまでのプロセスをワンストップでこなすことが可能になりました。

メリット④競合調査の効率性アップ

Instagramを戦略的に活⽤することで、競合となる他社ブランドやインスタグラマーの 競合マークがしやすくなりました。 

⾃社のライバイルがどのようなプロモーションを提供しているか、どのくらいの頻度 で、いつ、何を投稿しているのか。誰に向けてコンテンツを配信し、どのような層の ユーザーにフォローされていているのか。そして、どのような⽅法で⾃社の顧客と交流 をしているのかなど、競合に関する様々な情報を、毎⽇リアルタイムで観察し収集する ことができます。 

ビジネス成⻑の基本は、競合を知り、競合が提供しているよりも、さらに価値の⾼い サービスやコミュニケーション、サポートを提供することで、卓越した存在として市場 を超越することです。 

Instagram上で集めた情報を参考に、ビジネスアイディアを得たり、競合の成功から勝 ちパターンを学ぶことで、⾃社の戦略を改善し、ターゲットとなるフォロワー層の⼼を 今よりさらに掴むための施策を考案することが可能になります。

メリット⑤ターゲット層の詳細な情報を収集ができる

Instagramには、「インサイト」とう、投稿コンテンツの結果分析をしてくれる機能が 無料でついています。 

インサイト機能を利⽤すると、投稿に反応してくれたフォロワーの年齢や性別、位置情 報、普段アプリを利⽤している時間帯、各投稿のパフォーマンス、投稿に最適な時間帯など、すでにエンゲージメントを獲得できている顧客層に関する様々な情報を収集することが可能です。


インサイト機能を活⽤し、あなたのアカウントへ反応を⽰してくれているターゲット層の基本情報を詳しく知ることで、事実に基づく数値を活⽤した戦略作りやコンテンツ計画の作成が可能になります。







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