J1第18節vs 新潟 1-1 draw(Home/ 2024.6.16@DAZN)


はじめに

水曜日に天皇杯の2回戦でJ3の奈良に2-1と辛くも勝利した鹿島。今節はリーグ15位ではありますが6/1のリーグ戦前節で首位町田を3-1と撃破し、中断期間中に行われたルヴァン杯、天皇杯でも勝ち上がっており復調の気配のあるアルビレックス新潟をホームに迎えました。

スタメン

(課金してないので相手のサブが置けない)
【サブ】
GK 21 阿部 航斗
DF 26 遠藤 凌
DF 31 堀米 悠斗
MF 14 長谷川 元希
MF 17 ダニーロ ゴメス
MF 22 松田 詠太郎
MF 40 石山 青空

鹿島は水曜日の天皇杯からはスタメンを7人変更も、6/1の横浜FM戦と同じメンバー。ベンチも松村、垣田→藤井、徳田の2人の変更のみ。中断期間で若干の序列の変化があったのでしょうが、現状のベストメンバーで今節を迎えます。
一方の新潟も水曜日の天皇杯からはスタメンを7人変更も、6/1の町田戦からは怪我と噂の長倉→島田の1人の変更のみ。ベンチもスタメンに入った島田のところに長谷川が入っただけに留まり、こちらも現状のベストメンバーと考えて良いでしょう。

試合概要

試合は新潟ペース。前線4枚でプレスを掛ける鹿島に対し、5、6人の選手で保持を安定させ、プレスを剥がせたらそのまま前線に人を上げて数的優位を持ったままスピードアップしてフィニッシュまで持ち込む新潟の攻撃に鹿島はなかなか対応できず苦しい展開となります。すると43分、海舟、知念をサイドに引っ張り出されぽっかり空いた中盤を使われるとそこからスルーパス。最初のシュートはGK早川が弾くもこぼれ球を小見に押し込まれ先制を許してしまい、0-1で前半を終了します。
なかなか思い通りの試合ができない鹿島はHTに選手を交代。隼斗、師岡に代えてチャッキー、藤井を投入します。すると50分、左サイドでドリブルを開始した藤井が中に切れ込み右足一閃。見事なミドルシュートを叩き込み、同点に追いつきます。しかしその後も試合の流れは変わらず。守備で後手を踏みマイボールの時間が作れない鹿島はその後も多くのチャンスを作るには至らず、こそのままタイムアップ。不完全燃焼感のある、悔しい引き分けとなりました。

感想

1.プレスが嵌まらなかった

前線4枚でプレスを掛ける鹿島に対して、新潟は更に多い人数でビルドアップをし、鹿島の前線のプレスを剥がせたらそのまま中盤に人を上げ2枚しかいない中盤を何なく攻略してファイナルサードに侵入する、という事を狙っていたように見えました。前線4枚のプレスで圧力をかけて相手にロングボールを蹴らせてCBで跳ね返し回収したい鹿島はこれをされてしまうとなかなかマイボールにできずに苦しい展開に持ち込まれてしまいます。
この鹿島対策ができるチームは限られるかもしれませんが、この対策をされた時にどうするのか?というプレスの仕込みはこの先して欲しいところ。ミリッチコーチの手腕と選手のプレス技術の向上に期待したいと思います。

2.藤井のゴラッソに助けられた

そもそもマイボールの時間が短いこともありなかなか攻撃の形も作れない中、藤井が個の質のみでこじ開けてくれた同点ゴールは非常に大きかったですし、これにより獲得できた勝点1は後々効いてくるかもしれません。
藤井は胸を張って誇って欲しいです。

3.郁万良かった!

チームは攻守共に上手くいかない展開の中、今日は攻守共に郁万に助けられたと思います。
勝ち試合での活躍ではないのでなかなか評価されにくいのが可哀想ですが、今日の郁万は素晴らしかったと思います!

4.その他気になった選手など

プレスが嵌まらず走らされたからなのか、全体的に低調な出来に見えました。岳は復帰途中だから中3日はきつかったかな?とか、逆に安西は天皇杯で一叩きした方が良かったかな??とか、そのような事を感じました。
また、試合終了間際にチャッキーに代えて徳田くんを投入した意図も掴みかねています。徳田くんに対する期待は良いのですが、結果的にインアウトになったチャッキーの心情は大丈夫なのでしょうか?個人的に、ポポヴィッチ監督のチャッキーはの当たりは他の日本人選手への当たりに比べてかなり厳しいように感じているので若干心配です。
これから暑くなっていくのでその辺りのマネジメントは上手くやって、一人でも多くの選手を戦力とできるようにやっていって欲しいと思います。

まとめ

中断明けの初戦は何とか引き分けで勝点1を拾った試合となってしまいました。優勝を目指すのであれば下位のチームから勝点を取りこぼさない事は必須です。
次はアウェイ浦和戦。緩い気持ちでいたら雰囲気にのまれてしまうでしょう。今一度気持ちを引き締め直し、リーグ前半の最終戦に向かって欲しいと思います。

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