J1第21節vs 神戸 1-3 lose(Away/ 2024.6.30@DAZN)


はじめに

上位陣の対戦が目白押しだった夏の3連戦も3戦目。2位鹿島は4位神戸との一戦を迎えます。
鹿島は11試合負けなしもここ3試合引き分けで勝ちがなく、リーグ後半戦に向けて勢いに乗って行くためにも何としても勝ちたい試合となりました。

スタメン


(課金してないので相手のサブが置けない)
【神戸サブ】
GK 50 オビ パウエル オビンナ
DF 19 初瀬 亮
DF 81 菊池 流帆
MF 2 飯野 七聖
MF 7 井手口 陽介
MF 22 佐々木 大樹
FW 26 ジェアン パトリッキ

累積による出場停止で大黒柱の優磨を欠く鹿島はスタメンを2人変更。優磨→チャッキー、師岡→樋口とし、師岡はベンチスタート。1枠空いたベンチには垣田が入りました。
一方の神戸はスタメンを6人変更。前川、Mトゥーレル、酒井高徳、武藤、山口蛍が連戦となり、休養十分の大迫もスタメンに名を連ねます。

試合概要

大黒柱の優磨を欠きながらも前線からのプレスで相手のビルドアップを制限し、奪ったら縦に早い攻撃に出るいつも通りの戦い方で試合に臨んだ鹿島。しかし神戸はボールを繋ぎながらもビルドアップに詰まったらロングボールを前線の大迫、武藤に預けて前進するという方法を持っており、またこの試合では3日前の試合にフル出場した植田、郁万の鹿島CBコンビに対して週中の試合を30分程度の出場に留めた大迫のコンディションの差も影響してか、大迫に起点を作られる場面も多い苦しい展開。そしてやっとボールを奪っても優磨・師岡が居ない事でボールの収め所が曖昧になってしまい、なかなか迫力のある攻撃を繰り出せません。しかしそんな展開でも先制したのは鹿島。8分、この試合最初のコーナーキックをチャッキーが頭で合わせてリードを奪います。守備でなんとか凌ぎながら追加点を奪いたい鹿島でしたが18分、扇原のロングボールで武藤にDFラインの裏を取られ、GKとの1対1を決められ、早々に試合を振り出しに戻されると38分にはコーナーキックに合わせられ、1度は郁万がゴールから掻き出すもこぼれ球をMトゥーレルに決められ1-2。ビハインドで試合を折り返します。
鹿島はHTに隼斗→藤井と交代しますが大勢は変わらず。逆に62分には右サイドから崩され最後は大迫に決められ3失点目。鹿島は直後の65分にCBの郁万を交代し、岳、師岡を投入する攻撃的な布陣にシフトし徐々に攻撃の形を作りますが得点は生まれず。1-3敗戦という結果となりました。

感想

1.攻撃の形が無くなってしまった

優磨が左サイドに降りてきて、安西、知念と溜めを作り右サイドに展開して仕留める。今シーズン多くのチャンスを作ってきた形が無くなってしまった事で左サイド、右サイド共に良さが消えてしまう展開になってしまったと思います。
左サイドでの作りというのが優磨の判断で行われていたのだとすればポポ将の指示で再現するのは難しいのだと思いますが、それならば他の選手が「どこで優位性を作るのか?」を考え、決断して動いて欲しかったと思います。

2.2列目のスタメンは6枠あるよ

メンバーを固定気味に戦っているせいか、スタメンから外れた選手の「ポジションを奪うぞ」という意識が強く、今日の試合だと特に樋口、藤井辺りの気合いは凄まじく感じました。しかし、気持ちが入り過ぎている事で空回っているように見える部分があったのも事実。もう少し冷静に落ち着いて周りの良さを活かす余裕も欲しい。
一見スタメンは固まってしまったように見えますが、特に2列目は90分同じメンバーで戦うのは無理なわけで、実質スタメンクラスの選手は6人欲しいわけです。現状はその内の3人が埋まっているだけの状況なので、残りの3枠に入るためにどんなプレーが求められるのかを見極めてもうちょっと落ち着いてプレーして欲しいと思います。

3.安西は負傷?心配…

今日の試合、安西の存在感がいつもほどではなく感じました。武藤・酒井高徳と対峙していた前半は特にそう感じました。酒井高徳が負傷交代してからは盛り返した印象なので単に対峙した2人の出来が良かったからなら良いのですが、これが前半に足を痛めた影響だったら?と思うと非常に心配です。怪我などしていない事を祈ります。

4.その他気になった選手など

植田&郁万
夏場の中3日の連戦で、休養十分な大迫の相手はしんどかった。責める気にはなれない。

樋口&藤井
感想にも書きましたが、まだスタメン争いに敗れた訳ではない。もうちょっと気持ちに余裕を持ってプレーした方が状況が好転するような気がします。

名古
優磨がいない以上、今日は名古ちゃんが左サイドに降りて作りに参加して欲しかったと思う一方、現状でもタスク過多な名古ちゃんにそこまで求めるのは酷な気もしてます。どうするのが良かったんだろうか…?

師岡
優磨同様、前半に居なかった事でその存在の大きさを再確認させられました。スタメンの中でもボールを収める能力は屈指。師岡のタスクがこなせる選手がもう1人欲しいなぁ…(マツの方を見ながら)

まとめ

大黒柱の優磨を欠く中、強豪神戸を相手にどんな試合ができるのか試される試合でしたが、結果は1-3の敗戦。
現状のチーム力はこのくらいだ、という事なのだと思います。しかし、なす術もなくチンチンにされた訳ではなく終盤には盛り返し攻勢に出る事もできました。決して悲観的になる必要はない敗戦だとも思います。
リーグ後半戦が始まっての上位陣の対戦は互いに勝点を潰し合い、終わってみれば勝点差に多少の変動はあれど1位〜4位までの順位は変わらず。鹿島は依然リーグ2位に位置しています。
上位陣との対戦があらかた終わった今、ここからは如何に勝点を落とさずにリーグ戦を進められるか?が重要になってきます。
次節は優磨も戻ってきます。ここからまた連勝で勝点を伸ばしていけるようにしっかり準備して行って欲しいと思います。

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