天皇杯2回戦vs奈良 2-1 win(Home/2024.6.12@DAZN)


はじめに

※週中の試合なので感想のみ。
体裁は後々に整える予定です。

初の鹿ダービー。
どちらが真の鹿なのか?
奈良の鹿のルーツは鹿島神宮の鹿だとか、鹿にまつわる因縁(?)の深い試合という事で、両チームとも絶対に負けられない一戦となりました(←??)

スタメン


(課金してないので相手のサブが置けない)
【奈良クラブサブ】
GK 1 岡田 慎司
DF 22 生駒 稀生
DF 23 小谷 祐喜
MF 20 國武 勇斗
MF 31 岡田 優希
FW 17 百田 真登
FW 27 関口 智也

国立でのJ1横浜FM戦からインターナショナルマッチウィークの中断を挟んで11日ぶりの公式戦。相手はJ3の奈良クラブ、中3日でJ1リーグも再開。ここから夏場の戦いに向けてメンバーの底上げも図りたい鹿島は、横浜FM戦からスタメンを7人変更し、しかも海舟はCB起用とかなりメンバーを変えてきました。ベンチにはリーグ戦のスタメン組に加え、今季なかなかチャンスを貰えていない舩橋、今季初のベンチ入りとなる期待の特別指定選手徳田くんが名を連ねました。
一方土曜日にJ3のリーグ戦を戦い中3日での試合となる奈良クラブはリーグ戦の主力を温存。ほぼ全員をターンオーバーした形となりました。

試合概要

試合は序盤から鹿島がボールを保持して奈良陣内へ押し込みます。しかし、試合後の監督コメントによると、前線から果敢にプレスを掛けた結果J1広島に0-6と大敗したルヴァン杯を教訓に今回はゴール前を固める守備を意図した結果の形。必要があれば両サイドハーフを含めた6人をDFラインに並べる奈良クラブの腹を決めた守備を前に、鹿島はなかなかファイナルサードを攻略できません。しかし21分、右のハーフスペースでボールを受けた岳が右のポケットに鋭い縦パスを刺すと樋口がこれを薄くフリック。そこに走り込んでいたチャッキーがそのまま持ち込みシュート。コースの殆ど無い中ニア上を打ち抜き先制に成功します。これで試合を優位に進められると思った矢先の41分、奈良クラブ吉村が浅い位置から上げたアーリークロスがゴール方向へ。ボールはジャンプしたGK山田の手を掠めてバーに当たって跳ね返り、山田に当たってそのままゴールへ。海舟の必死のクリアも間に合わず、鹿島は前半終了間際に同点とされてしまいます。
奈良クラブの人数を掛けた守備に手を焼いていた鹿島はハーフタイムにメンバー交代、藤井に代えて優磨を投入します。すると53分、右サイドから岳が上げたクロスに優磨が飛び込みゴール。交代策が当たり、後半開始早々に勝ち越すことに成功します。その後は同点に追いつきたい奈良クラブは交代カードを切りながら徐々に攻勢に出ますが得点は奪えず。鹿島もカウンターで途中出場の徳田くんが決定的なチャンスを迎える場面を作りますが決めきれず。試合はこのまま2-1で終了し、鹿島は辛くも3回戦進出を決める事ができました。

感想

1.いつも風味の試合は出来ていた?

今日はリーグ戦のスタメン組から7人が代わりました。流石に山田がビルドアップに関わることはありませんでしたし、奈良の前線からのプレスがそれほど厳しくなかった事もあり相手を押し込んで攻めることはできていました。
多い時は最終ラインに6枚並ぶ形にもなる奈良に対して決定機はそれほど作れませんでしたが、何となくいつもの風味の試合は出来ていたと思います。J1の強度の相手にどれだけできそうか?は分かりませんが、少なくともチームのコンセプトは浸透しているのだろうと思いました。

2.徳田くん2チャンス!

82分から公式戦初出場となったユースの徳田くん。でGKと1対1のシーンを2度迎えますがどちらもゴールとはなりませんでした。
8分+ATという短い出場時間では何のインパクトも残せない選手も多いだろう中2度もビッグチャンスを迎えるだけでも凄いと思います。しかし厳しい言い方になりますが、ストライカーを目指すのであれば年齢に関係なくあれは決めなくてはいけないとも思います。
期待が大きいからこそ、次は決めて欲しいと思います。

3.舩橋今シーズン公式戦初出場

1点差の試合のクローザーとして、安西を抑えて最後の交代枠をゲット。たったの4分かもしれませんが、大きな4分だと思います。これをきっかけにもっと試合に絡んできて欲しいです。

4.失点を防ぐにはどうすべきだった?

失点は相手のクロス崩れがゴールの枠を捉え、ポストに跳ね返って山田の体に当たりゴールラインを割ったものでした。「不運だった」と言うのは簡単ですが、それだと防ぐことのできない攻撃がある事を認める事になってしまいます。それよりは「どうすれば失点を防げたか?」を考えるべきだと思います。

あの場面、奈良の吉村選手がボールを蹴ったのはかなり浅い位置だったと思います。あの位置でボールを蹴らせないほど厳しく寄せるのは現実的ではない。従って、個人的には山田がロングボールを蹴られても対応できるように予測しポジションを取っておくべきだった、山田の予測とポジショニングの技術の向上で防げた失点だったと思います。山田の伸び代。

まとめ

点差だけを見ると2-1の不甲斐ない試合になってしまうかも知れませんが、ピンチらしいピンチはなくチャンスもそこそこ作れていたと思います。何より勝たなくてはならないトーナメントを90分で勝利しながらスタメン組を程よく使い、疲労の蓄積を避けつつ試合勘を取り戻す事ができました。負傷交代となってしまった知念が心配ですが、中断期間明けの初戦としては上々の結果だったのではないでしょうか。

ハイライト



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