J1第26節vs 磐田 1-2 lose(Away/ 2024.8.11@DAZN)


はじめに

前節、上位陣がポロポロと勝点を落としたため首位と勝点差3の2位に順位を上げることができた鹿島。選手の入れ替わりが激しかったチームが新戦力の適応に手こずっている間に勝点を伸ばし勢いに乗りたい今節の相手はリーグ戦でここ5戦勝利が無く18位と降格圏に沈む磐田。片や首位争い、片や降格争いと状況は違えど、どちらも勝点3の欲しい試合となりました。

スタメン

(課金してないので相手のサブが置けない)
【磐田サブ】
GK 24 杉本 光希
DF 6 伊藤 槙人
DF 26 西久保 駿介
MF 10 山田 大記
MF 23 ジョルディ クルークス
MF 31 古川 陽介
FW 17 ウェベルトン

鹿島は好調だった前節からスタメンを2人変更。ボランチは三竿に代えて出場停止から復帰の知念を起用、三竿はベンチからのスタートとなりました。また、LSHは隼斗に代えて樋口を起用。隼人はベンチからも外れており、何かしらのトラブルかと心配されます。また、金曜日にスコットランドのハート・オブ・ミドロシアンFCから加入が発表された田川亨介は登録が間に合わずベンチ外となりました。

一方磐田はGKの川島永嗣を怪我で欠き、強力2トップのジャーメイン良とMペイショットを出場停止で欠くため、いつもの442ではなく4123の布陣。前節新潟戦から6人のスタメン変更となりましたが、前節も出場停止の対応などでメンバーが結構変わっており、前々節からはFWの2人を除くと2人の変更となりました。強力2トップに代えて1トップに7月末にC大阪から期限付き移籍の渡邉りょう、CBの伊藤槙人に代えてこれまた7月加入のハッサン ヒルを起用。ハッサンヒルは公式戦初出場となります。また、普段は両SHをやっている金子とブルーノ ジョゼをWGに上げ、ボランチは2枚→1枚に変更。普段ダブルボランチの一角を担う上原と2トップのもう一枚分をIHとして松本、平川を起用してきました。

試合概要

試合は磐田が勢いを持って入り、鹿島はいきなりあわやというシュートを打たれますがこれは早川のファインセーブで事なきを得ます。その後は鹿島がボールを保持する時間が長くなりますが、自陣でしっかりとブロックを組む磐田の守備をなかなか崩すことができません。しかし38分、PA内でパスを受けた諸岡がボールを隠そうとした足にチャージを受けてPKを獲得。これを優磨がゴール中央に蹴り込み鹿島が先制に成功。そのままHTを迎えます。
後半立ち上がりも勢いを持って試合に入った磐田の攻勢を受けた流れで鹿島の左サイドからクロスを上げられた際にブロックした郁万がPA内でハンドを取られPKの判定も、VARの介入によるOFRの結果ハンド無しの判定。何とかリードを保ちます。その後は得点しようとする磐田の圧力を何とかしのぎつつリードを保ったままの76分、鹿島は岳→知念、樋口→藤井と交代カードを切り、中盤の運動量のテコ入れと共に逃げ切り気味に舵を切りますが、直後の77分、鹿島の右サイドから途中出場のクルークスにクロスを上げられるとこれまた途中出場の山田に決められ同点に。勝利のために得点の欲しい鹿島でしたが交代により岳、樋口というパスの出し手が居なくなってしまった状況では攻撃がうまく行かず、逆に89分には磐田のスローインの対応で集中が切れた一瞬を突かれ左サイドを破られクロスを上げられるとこれをまたまた途中出場の古川に決められ万事休す。治療のために結果的に13分あったATでも追いつくことはできず、1-2で敗戦という結果となりました。

感想

1.強度不足

中3日とはいえこの暑さの中のアウェイ連戦となるとやはりコンディションが厳しいのか、それともボールを持たされて自分たちがプレスを掛けられる側の時間が多かったからなのか、全体的に強度が物足りない印象でした。次節に向けては1週間あるので、リフレッシュしてもう一度ネジを巻き直して欲しいと思います。

2.隼斗の離脱が痛かった

今節は隼斗の代わりに樋口が左サイドに入った訳ですが、結果的にそこのキャラクターの違いが上手く噛み合わない結果となってしまった気がします。
常に裏抜けを狙い、優磨が左サイドに降りた時は名古と共に気を遣って優磨の空けたスペースに入ろうとする隼斗と違って、樋口はどちらかと言えば自分が低い位置でボールを受けて組み立てにも参加するタイプ。そのため、左サイドに人が多過ぎて最前線に人が足りなくなる場面が普段よりも多く見られた気がします。
樋口も意識して裏抜けを狙ったりネガトラ時の守備を献身的にこなしたりと頑張っていましたが、優磨が中盤に降りたときのプレーには向上の余地があると思いました。伸び代。

3.郁万は頑張ってた

負担の重いDF陣ですが、濃野はもちろん郁万も球出しに、カバーリングに、気を吐いていたと思います。若者の頑張りが報われなかったのが悲しい。

4.その他気になった選手など(優磨、安西)

優磨
中断明けから優磨の調子がいま一つに見えるのが気になっています。中盤に降りて組み立てに関わった際のパスが相手に引っかかることが増えた気がします。暑さでコンディションが落ちているだけなのか、対戦相手の優磨対策が進んだからなのか、気になるところです。

安西
前節、Jリーグで実に5年ぶりのゴールを決めながらも実は体調不良だったという安西。本人はもう大丈夫と言っており不調の詳細も明かされていないので何とも言えませんが、今節もまだ100%では無かったのではないか?と思いました。今や左サイドの"作り"は鹿島の強みです。次節にはしっかりコンディションを100%に戻して来て欲しいと思います。

まとめ

勝点を落とした鹿島ですが、町田も敗れたため首位との勝点差は変わらず3のまま。内容が良くない敗戦だったのにも関わらず首位との勝点差が広がらずに済んだのはある意味幸運だと思います。
この幸運を最終的に活かせるようにしっかりと反省して糧にして、次節の勝点3獲得のために準備して欲しいと思います。

ハイライト

MATCH DAY

その他トピック

田川亨介選手完全移籍加入のお知らせ(鹿島公式)


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