なぜ手品をやっているの?
本当にありがたいことに
最近、たくさんの手品師さんたちにインタビューする機会がある
そこで気づいたのですが
誰かの質問を考えるとき
同時にそれは、私への質問にもなる
もし誰かに
「なぜ手品をやっているの?」
と尋ねられたら
シンプルに「すきだから。」だと答えたい
おじいちゃんとお父さんがやってたから
なんて答えるのはもうやめて
ただ「すきだから。」だと伝えたい
もちろん昔のことへ想いを巡らせることもあるけれど
すこしくらいインタビューのときは刹那的に生きたいじゃないか
「手品がすきなの。なんだからよくわからないけど、他の文化よりも手品がいちばん肌に合うの。」
と答えたい
インタビューは他者と自分への問い直しのように感じる