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【エッセイ27】今日は何を書こう、と考える時間

noteを再開してそろそろ一ヶ月になる。
一度目はそんなに頻繁に更新していたわけではなかったので、実質今がnoteを始めて一ヶ月と言ってもいいだろう。

note再開後の私は、エッセイを日々書くようになった。
最初はあまり考えなくても自然に書きたいことがでてきて、ダーッと勢いのままに書いていた。
10日ぐらいで、その現象は落ち着いた。

最近はいつもnoteを書く前に「今日は何を書こうか」と考える時間がある。
何も考えずに日記のように書き始められる日もある。
別の事を書き始めていたのに、スマホのトップ画面に表示された「星座占い」の一言が急に気になって、一気に書いた日もある。詳細はこちら。

私は、日々の中で自分の心が動いたことがnoteのネタになると思っている。

だから常日頃、何かで心が動いて「この話、今度書こう」と思ったことはメモを残す。
そして新たに書くときにどれを書こうかな、とリストを眺める。
眺めるのだが、その中から選んで書いたことは数えるほどしかない。

なぜかというと、メモしておいたことに心が動いたのは「今」ではなくて、数日前であったり、数週間前であったりするからだ。
熱量がすでに変わってしまっている。
こうなると、厄介だ。

私がnoteを書くのはだいたい午前中だけれど、その時間に心を動かさねばならない。
そんなに都合良くいくのか。いや、いかない(突然の反語)。

だから、「なにを書こう」と考えるのに一番時間を使っていると思う。
書き始めると、割とスムーズにいくことが多い。
書くまでが大変。
小説も一緒。書き始めるまでが長い。

そう言えば、私はいつもそうかもしれない。事にとりかかるまでが一番時間がかかる。
やらないから、モチベーションが上がらないというのは、あながち嘘ではないな、と思う。先にね、やり始めちゃえばいいって分かってても、本とかスマホに逃げちゃうんですよね。

脱線した。
最近、私がどのようにして午前中に心を動かしているかと言うと、他のnoterさんたちのnoteを読んでいる。
みなさんのnoteを読んでいると、自分が気づいていなかった自分の気持ちに気づいたり、「その視点はなかった!」と新たな考え方に出会えたりする。

たくさん読んでいるうちに、自分でも色んな事を考える。
読むと勝手に心は動くし、感情も動く。
そうすることで、「このテーマで書きたい」というものを思いつく
(全然思いつかない日もあるけど、そんな日は諦める。諦めも肝心)。

noteの良いところは、こういうところにもある。
年も性別も住んでいる場所もばらばらで、もちろん考え方も視点も違う人たちが、日々様々なことを発信している。
それを読むことで、影響を受けて、新たに発信する。
相乗効果なのだ。

もしかしたら、私が書いたことに影響を受けて、別の記事が生まれていたりもするかもしれない(そんなことがあったらとても嬉しい!)。
そう考えると、とてもわくわくするし、楽しいな、と思う。

だから私は「今日は何を書こう」と考えている時間は、いい時間だと思っている。
何かを始めるまでに別のことをして逃げている時間と違って、noteに何を書こうと考えている時間は、私にとってとても有意義な時間だ。

今後もたくさん読んで、心動かされたことを、書きたいと思う。
素敵な循環だなぁ、と思いながら。

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