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アウトサイド ヒーローズ:エピソード12-8
ボトム オブ ピット、ライク デヴィルズ ネスト
「ウオオオオオ!」
叫びながら雷電は走る。傭兵は単分子ナイフを胸の前で握った。それは隙を見せぬ最小限の動きで、真っすぐ突っ込んでくる相手を装甲ごと引き裂く刃の盾。
光の尾を描きながら走ってくる雷電は勢いを削ぐことなく目の前に迫り、そして……消えた。
「なっ……」
傭兵は素早く周囲に視線を向ける。思い切り床を蹴り、ほぼ直角に方向転換していた雷電は、既に壁を蹴って傭兵に再接近していた。
「オラアアッ!」
火花を散らしながら振り抜かれた拳は傭兵の死角を穿ち、鋭く肩に突き刺さる。握っていたナイフが吹っ飛んで壁に突き刺さった。
「ぐっ……!」
雷電は既に、追撃しようと拳を構えている。
少なくない額をかけてチューンアップした動体センサが尚も捉えきれないとは、恐るべきは旧文明のロストテクノロジーか、あるいは装着者の力量か!
傭兵は後ろに飛びのいて、転がっていた自動小銃を手に取った。体勢を立て直して小銃をかざす。
「オラアッ!」
少し勢いが落ちた拳が、銃のストックにめり込む。
雷電の装甲は、銃弾などものともしない。このまま連打を浴びせようと拳を構え直した時、傭兵は銃の引鉄をひいた。連続して響く破裂音に悲鳴が混ざる。
「何!」
思わず振り返ると、胸を撃ち抜かれた研究者が膝をつき、そのまま床に倒れ込んでいた。闘いを見守っていたぬいぐるみ型ドローンがぴょんぴょんと跳ねる。
「雷電、前!」
「クソ!」
振り返ると、新しいナイフを右手に構えた傭兵が目の前に迫っていた。雷電が大きく身をかわすと、傭兵は左手の銃を乱射した。僅かに毒ガスを吸い、身動きが取れなくなっていた研究者たち、そして警備員たちが次々に撃たれて倒れ伏していく。
「ハハハ! 雷電、いくら貴様が無事でも連中は死んでいくぞ!」
「この……!」
あざ笑う傭兵を見て、雷電は拳を握りしめた。床を砕かんばかりに踏みしめて走る。全身から迸る電光は更に激しさを増していた。
「オオオオオ!」
突っ込んでくる雷電をいなしながら、傭兵は銃弾をまき散らす。再びあがる悲鳴。
「どうした、動きが鈍っているぞストライカー雷電!」
「ちくしょうが……!」
悔しいけれども、傭兵の言う通りだった。殴りかかっている間に、守るべき者たちが殺されていく。隙を見せればこちらがやられる……。
雷電スーツをモニターしていたドットが叫ぶ。
「雷電、充電は残り少ないよ!」
「けど、やるしかない……!」
雷電は大きく両手を広げ、傭兵の射線を塞ぐようにして身構えた。
「ハハハ、無駄な足掻きだ、ストライカー雷電!」
傭兵はナイフを構えて雷電に正対しながら、銃口は周囲に狙いをつけている。
「それでは誰も、救うことなんてできはしない。こんな風にな……!」
見せつけるように言い放ち、傭兵が引鉄に手をかける。
放たれた銃弾は研究者に向かって飛んでいき……その手前に立ちふさがった警備員の胴体に突き刺さった。
「何……?」
傭兵は思わず、自らの義体の不具合を疑った。研究者をかばった警備員は、首から先がなかったのだった。
首無しの義体は、両手を他の警備員としっかり繋いで立っている。
警備員たちは鎖のように手をつなぎ、円陣を組んで傭兵と雷電を取り囲んでいた。五体満足の義体もあるが、多くは首から先を無くした者、脳殻パックを撃ち抜かれた者など、既に機能を停止……死亡しているはずだった。
「どうなってるんだ?」
「全ての義体を並列接続しました」
雷電が戸惑った声を漏らすと、義体の一つが応える。
「管理者権限を使えば、機能停止した義体も一時的に操作できることがわかりましたから」
ぬいぐるみドローン、“ドット”が義体の人垣の上に飛び乗って、ぴょんぴょんと跳ねる。
「そんな、無茶な! これだけの義体を平行操作なんかしたら、情報過多で脳がパンクしちゃうよ!」
「大丈夫です」
別の義体が、ドットの声に応える。
「同時に、生きている脳髄同士をリンクして並列処理をはじめましたから」
「でも……それじゃあ……」
“ドット”は悶えるようにボディをぐにゃぐにゃと動かす。
「“私”は元々、このプラント以外では生きられないのです」
「既に、人格の統合が始まっています」
「この状態は長くは維持できません」
「人格が完全に崩壊する前に……後はお願いします、ストライカー雷電」
生き残った義体それぞれから、口々に声が放たれた。
「そんな……」
「ハッ! ハハ、ハハハハ!」
愕然とする雷電。一方のサイバネ傭兵は、タガが外れたように笑っていた。
「ハハハ、ハッハッハッハ! ……人格を統合だと? 自ら死ににいくなどと……生物兵器の分際で!」
傭兵は周囲を睨み回して、人口声帯で吼える。その声色には不思議と、嘲りの色はなかった。むしろ傭兵の声は、もっと切羽詰まったものに向けられているようだった。
それはこの世全てへの恨みを込めたような、己に絶望しきったような痛みを伴う叫びだった。
「確かに“私”は、使い捨てられるために作られました」
「けれども救われた」
「“私”を救うために、必死になってくれた人がいた」
「その手は届かなかった、けど」
「私は、救われた“私”のことを知りました」
「それで充分なのです。もう、先のない私でも」
「間に合わなかった私でも」
「十分です。救われました。だから」
「だから、今度は“私”が」
「残っている全力をかける」
「それだけの事なのです」
「……ふざけるなああああああああ!」
周囲から浴びせかけられるような警備員の言葉に、傭兵のバイザーが赤く光る。
口々に声をあげる義体の一つを銃のストックで殴りつけようとした時、鈍い銀色の拳が視界に飛び込んできた。
「ガッ……Gafffgh!」
直撃を受けて傭兵が吹っ飛ぶ。すぐに体勢を立て直し、雷電の追撃をかわした。
「お前の相手は、俺だ! ……ウオオオ、オラアッ!」
電光を迸らせながら、連続して放たれる拳。サイバネ傭兵は両腕で、乱れ撃たれる拳の雨を防ぐ。
「この……!」
「オラッ! オラオラアアッ! オラアアアッ!」
「しつこい……ハアッ!」
傭兵が回し蹴りを放つ。大きく飛びのいて身をかわした雷電は再び距離を詰めようと足を踏み込むが、全身が凍り付いたように動かなくなった。ヘルメットのバイザーには、“Low Energy”の文字が点灯している。
「こんな時に……ぐふっ!」
強烈な蹴りに腹部を撃ち抜かれ、雷電は倒れ込んだ。身動きがとれなくなった雷電を、サイバネ傭兵が見下ろしている。
「ここまでのようだな、ストライカー雷電」
“X”と”Y”のように見える、左右非対称のアイ・バイザーが赤く光る。その手には、新しい単分子ナイフが握られていた。
「これ以上仕事を邪魔されても迷惑だ。まずは貴様を始末するとしよう……」
サイバネ傭兵は冷酷な声で言い放ち、手にしたナイフを振り上げる。
喉元をひと突きしようと振り下ろした瞬間、飛んできた白い矢が傭兵の手に突き刺さり、握っていたナイフを吹っ飛ばした。
「くっ! 何だ……!」
白い矢は鳥になってひらりと身をひるがえし、傭兵の目の前に舞い降りる。後ろの雷電を守るように両翼を広げるのは、機械仕掛けの小鳥。
「お待たせしました、マスター」
「ナイチンゲール!」
サイバネ傭兵は素早く太腿の収納を開き、新品のナイフを抜き出していた。
「ふざけるな、まだまだ……」
「わああああああああああ!」
今度はナイチンゲールを切り払おうとナイフを構え直した時、背後からめちゃくちゃな叫び声が聞こえてきた。思わず振り返ると、目の前には義腕の男が迫っているのだった。
「なんだと!」
“ヘイズ”は義腕で傭兵の腕を捕まえると、こめかみに仕込んだサイバーウェアに手を当てる。
「あああああ、“起動”!」
サイバーウェアの起動コマンドを叫ぶ。それは接続した義体の管理者権限を書き換える、急ごしらえのクラッキング・プログラムだった。
「くっ……なっ……!」
もちろんサイバネ傭兵の義体は、この程度の侵入プログラムにやられることはなかった。しかし生まれた、一瞬の隙。その間にナイチンゲールは腕輪となって、雷電の手首に巻き付いていた。
雷電は腰のベルトにつけられたレバーを素早く引き上げると、拳を打ち下ろして再び引き下げて音声コマンドを叫ぶ。
「重奏変身!」
「OK, Ensemble-Gear, setting up」
ナイチンゲールの声が腕輪から応えた。ストリングスとギターの旋律が重なり合って響き合う。雷電スーツの全身から放たれた白い光が、薄暗い研究室を満たした。
視界が白く塗りつぶされる中、傭兵はしがみついてくる“ヘイズ”を振り払う。
「くそ、放せ!」
「ぎゃっ!」
吹っ飛ばされた“ヘイズ”が間抜けな声を漏らす。サイバネ傭兵は光源の中心に向かって駆けだした。
「ふざけるな、ふざけるな!」
両手にナイフを構える。斬りかかろうとした時、光は細かな粒子になって消え去った。目の前に立っていたはずの雷電は腰を落とすと、一瞬で傭兵の懐に入っていた。全身は白磁のように艶めいた装甲に覆われ、装甲に走るラインは淡い光を放っている。
「なっ、そんな……」
「Finished! ”HYBRID form”……starting up!」
部屋に響いていた音楽が最高潮に達したかと思うと静まり返る。ナイチンゲールは高らかに変身完了を宣言した。
「ウラアッ!」
雷電の掌打が、傭兵のボディに突き刺さる。体勢を崩してよろめく相手を捉え、雷電のバイザーが光を放った。両拳を構えながら、必殺技の発動コマンドを叫ぶ。
「“サンダーストーム”!」
「“Thunder Storm”」
ナイチンゲールが応える。雷電スーツのバイザーには、戦闘補助AIが導き出した“打点”がマーキングされ、傭兵の義体の上に浮かび上がった。スーツの給電システムが再起動され、全身の動きが最適化されていくのを感じる。雷電は自らの体に流れるリズムに乗せて、嵐のように拳を撃ちこんだ。
「ウラアアアアアアアアアアッ!」
打ち込むごとにエネルギーが増し、拳に迸る電光も激しさを増していく。
「ウラアッ!」
降り注ぐ電撃の嵐は義体の装甲を砕き、フレームを貫いた。雷電スーツが、装甲の隙間から白い煙をたなびかせる。
嵐がやむと右半身を粉々に打ち砕かれた傭兵が、重力に従って地面に崩れ落ちた。
「これで、終わりだ。お前の負けだよ、サイバネ野郎」
「フフ、フフフフ……!」
雷電が見下ろして声をかけると、サイバネ傭兵は首を動かして顔を上げ、再び挑発的に笑った。雷電の足元に転がって来たドットが、ぴょんぴょんと跳ねる。
「何がおかしいんだよう!」
「フフフ。それはどうかな……」
「なんだと?」
「研究者たちは大方始末した。残った者も、じきにくたばる。そして、水槽に残ったミュータントを始末すれば……」
傭兵は残った左腕で左腿のハッチを開けると、格納していた薄刃ナイフを取り出しながら言う。
「仕事は終了だ!」
「まだあったのかよ……クソ!」
ダーツを投げるようにナイフを構える。雷電が駆けだそうとするが、間に合わない……
「やめろよおおおお!」
あきらめかけた時、“ヘイズ”が必死な叫び声をあげた。そして狙いを定めてナイフを放とうとした傭兵の顔めがけて、床に転がっていた書類ファイルを投げつけた。
直撃したファイルから、白い紙束が弾けるように舞い上がる。視界が覆われた中で放たれたナイフは大型水槽を貫通し、ミュータントの肥大した下半身を切りつけた。
エラーを起こした管理プログラムが異音を発し、あふれ出した培養液によって水槽のガラス壁が粉々に裂ける。大量の培養液とともに、傷を負ったミュータントが外気に投げ出された。
「……仕留めきれなかったか。まあいい」
目の前に倒れ込んだミュータントを見て、サイバネ傭兵がつまらなそうに漏らす。
「どうせ、水槽の外では長くは生きられないんだからな」
「こいつ! 今度こそ……!」
雷電が傭兵を取り押さえようと駆け寄った時、サイバネ傭兵は地団駄を踏むように左脚を床に打ち付け、勢いよく跳びあがった。
「あっ!」
「奥の手というのは、最後まで取っておくものだ」
手をつないだまま動かなくなった警備員の頭上に飛び乗ると、傭兵は左脚と左腕に仕込んだバネをしならせて再び高く飛び跳ねる。
「言っただろう、私は失敗しない、と。フフフ……ハハハ! ハハハハハ!」
踏み台にされた衝撃で警備員たちの義体は、力なく崩れ落ちた。
満身創痍のサイバネ傭兵は高笑いしながら研究室を飛び出すと、闇の中に消えていく。
「クソ、また逃げられた!」
「雷電の兄さん!」
歯噛みする雷電の背中に、“ヘイズ”が必死な声を投げる。
「どうしよう! この子、どんどん弱っていって……血が止まらないんです!」
床に投げ出されたミュータントは力なく横たわっている。ナイフが切り裂いた痕は大きな傷口を開き、床にぶちまけられた培養液に鮮血が混じり始めていた。
「どうしよう、ボクも医療とかバイオ工学とかは全然わからないし……」
“ヘイズ”の隣にやってきたドットが、オロオロと転がり回っている。雷電も頭を抱えていると、崩れ落ちた義体の山が乾いた音を立てた。驚いて振り返ると、警備員に守られていた研究者の生き残りが、義体の残骸の中から起き上がったのが見えた。
毒ガスに侵された研究者は、足を引きずりながらミュータントに近づいてくる。
「……大きくなった身体が、水槽の外では支えきれないんだ。このままでは内蔵もダメージを受け、弱って死んでしまう」
かすれた声で説明しながら、生き残った男はミュータントの前にひざまずいた。
「何をするつもりだ」
雷電が駆けよると、研究者は自らの白衣を脱いだ。仕込んでいた応急処置セットから薬液のボトルを取り出し、真っ赤な傷口に薬品を吹き付けていく。
「まずは、血を止めなければ。せめて、失血死はさせないように……げほっ、げほっ、げほっ……」
激しくせき込み、白衣にふりかけていた薬液のボトルを取り落とした。雷電は研究者を助け起こす。
「あんた、もう……」
研究者は真っ白になった顔をあげ、焦点がぼやけているような視線を雷電に向けた。
「恥ずかしながら、私も助けられた命だ。彼らに助けられて、よくよくわかったよ。だから最後は、少しは胸を張って命を使えればと思って……ごほっ」
話す声は、どこか上の空な響きがあった。雷電は研究者を、そっと床に横たえる。
「わかった。後は、俺にやらせてくれ」
「ありがとう。必要な薬は、全部使ったから……」
研究者は深く息を吐き出しながら言うと、安らかな表情で目を閉じた。
「後は、白衣を包帯代わりにして巻いてあげてくれ……」
「わかった」
雷電が傷の処置を引き継いでいた時、“ヘイズ”はミュータントの手を握りしめていた。
「おい、死ぬなよ! おい!」
名もないミュータントは全身の重さに呻いていたが“ヘイズ”の呼びかけに目を開けると、にっこりとほほ笑んだ。
「ありがとう。……えへへ、はじめて手をさわったね」
「今、傷を手当してもらってるからな!」
ミュータントは浅い息をつきながら目を閉じる。
「うん。暖かい感じがする。不思議だね……体が動かないし、息も苦しいのに、これまでより、ずっとずっと安心するんだ」
「しっかりしろよ、おい……おいってば!」
うつぶせたまま頭も上げられなくなったミュータントに、“ヘイズ”は必死に声をかけ続けた。
「ヘイズ、傷の処置は終わったよ」
「じゃあ、こいつは助かるんですか?」
顔を上げた“ヘイズ”のすがるような視線を受けて、レンジはヘルメットの中で視線をそらした。
「いや、それは……」
「そんな……」
義腕の男は、培養液の水溜まりの中でうずくまる。
「そんなのって、あんまりじゃないですか……!」
「ヘイズ……」
雷電が掛ける言葉を見失いながらもヘイズの肩に手を伸ばそうとした時、床に広がった水溜まりが薄青色の光を放った。水面に波紋が広がり、泡立つように動き出す。
「ひっ! 何、何が起きてんの?」
“ヘイズ”が慌てて跳ね起きる。光る水は吸い上げられるように寄せ集められ……巨大な水球になって、手負いのミュータントの全身を包み込んだ。雷電の頭上にのぼっていたドットが、楽しそうにぴょんぴょんと跳ねる。
「雷電、これって……!」
「ああ。……ナイスタイミングだ、マギセイラー!」
雷電が声をかけると、薄水色の魔法少女が暗闇から姿を現す。マギセイラーは光のベールで水球の形を保ちながら、得意そうに胸を張っていたのだった。
「間に合ってよかったわ! ……でも、私たちを置いてきぼりにした落とし前はつけてもらうからね!」
「お、落とし前……?」
マギセイラーの言葉に雷電がたじろぐと、腕輪に変形していたナイチンゲールもぴりり、とさえずる。
「マスター、私も納得できていません」
「『ははは、これは恐ろしいな!』」
インカムの向こうでメカヘッドが笑っていると、マギセイラーは「こほん!」と咳払いした。
「聞こえてますよ、メカヘッドさん」
「『げえっ、何故だ!』」
「ナイチンゲールが雷電スーツと合体した時に、こっちの通信は全部筒抜けになってるんだよ……」
慌てて叫ぶメカヘッドに、ぬいぐるみ型ドローン“ドット”が呆れ声で告げた。
「そういうこと! というわけで3人には、きっちり説明してもらいますね。……チドリさんのお店で、3人のおごりでね!」
「まあ、仕方ないか……」
「『おい、おい、そりゃないよ……』」
変身を解除したレンジが頭を掻き、がっくりとしたメカヘッドは情けない声を漏らす。
大型バイオマス・エンジンの駆動音が響き、開け放たれた研究室の戸口にヘッドライトが射した。ナカツガワ・コロニー所有の、コンテナ付きトラックが近づいているのだった。
(続)
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