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青とピンクが並ぶ奇跡。10年間で多くの笑顔が生まれた理由。【49目】

今となれば沖縄名物とも
言えるJTAのジンベエジェット。

12/26で就航から10周年。

JTAの特別塗装機の中では、
最も高い人気と長い歴史を持つ。

他社も同様に、
海の生き物たちを
機体に描いてますね。

誕生秘話などはコチラを参照ください。

沖縄ではトップクラスの観光スポット、
美ら海水族館の爆発的ブームの波に乗り、
空港ではカメラを向ける人達も多数。

誕生秘話によると、
1人のスタッフの想いから
始まったとあります。

みんな空を見てワクワクする。
子供たちも喜ぶだろう。

ここからは、私の勝手な妄想です。

会社からすると、
特別塗装機にしたところで
狙った利益は出せない。

この飛行機に乗りたい!と
思って狙い撃ちで予約する
事ができないからだ。

広告宣伝費として
ある意味での社会貢献を
図っての決断だったと思います。

それにしても、JALではなく
JTAであり元々の資本は桁違い。

私も過去にJTAさんと
仕事の絡みがありまして、
見積りから決済まで
JALの判断でした。

それを思うと、
担当者は実現まで
表に出ない苦労話が
多々あるに違いありません。

爆発的に人気が出るかどうか
なんて当時は分からない。

それでもやはり最初に
思った

みんな空を見てワクワクする。
子供たちも喜ぶだろう。

という熱い気持ちが同僚を
そして、上司、大企業、
最終的に世間をも
巻き込んだのでしょう。

会社経営も同じだと
思います。

この事業は儲かるから!
利益率が高いから!
流行っているから!

利益優先の自社フォーカス
から始まる事業と、

このサービスは皆が喜ぶ!
こういうのあったら便利!
社会を変える事ができる!

など、

周りの人の幸せに対して
自らワクワクして始まる事業。

例え数値的結果が同じで
あっても、世間に与える
インパクトは別格。

ジンベエジェットは
紛れもなく後者にあたる。

そして、立て続けに
沖縄のカンヒザクラを
モチーフにしたピンクの可愛い
さくらジンベエも登場!

共にデザインの細部にまで
こだわりが見えます。

ジンベエジェットの
エンジン部分に描かれた
黄色いコガネシマアジ。

さくらジンベエ左頬の小さな桜マーク。

どちらも共通でお腹には
コバンザメのデザイン。

きっとこのデザインを決めた時も
ブレない最初の気持ちが
周囲へ波及したのでしょう。

会議室で打合せ、
時に言い合い、
試行錯誤の繰り返し。

何だか色々妄想して
こっちまでワクワクさせて
くれます!

このような仕事(サービス)を
世に提供できれば幸せですね。

ちなみに、
ジンベエジェットと
さくらジンベエが
同一空港で並ぶ機会は
滅多にないとのこと。

当日の遅延・欠航含む
運行状況で稀にその機会が
訪れるそうです。

そのタイミングには
空港職員でさえ
カメラを向けると聞きました。

私はその奇跡に1度だけ
遭遇したことがあります。

興奮して写真を撮った記憶は
今でも鮮明に。

これからも子供たち大人たちが
笑顔になれる飛行機であって
欲しいです。

ありがとうございました。

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