【シネマレビュー】メイドインアビスー深き魂の黎明ー
緊急事態宣言の解除で、映画館が開放されていたので年始に見ようと思ってて見れていなかった「メイドインアビスー深き魂の黎明ー」を見てきました！
自分はアニメ⇒漫画の流れでアビスを知りまして、今年に入ってAmazonプライム・ビデオでアニメを見直す機会があり、アビス熱が再燃して映画を見る運びとなったのです。完全にニワカで作品知識も浅浅なためファンの方が読むとイラっとする箇所もあると思いますがご了承くださいませ。
メイドインアビスって何？
つくしあきひとさんの漫画です（連載中）コミックガンマで一部公開されております。
漫画は処女作だそうですが、絵がとても上手…。かわいらしいキャラクターも、かっこいいモンスターも描ける、画力がある方です。調べてみたらイラスト系の専門学校を卒業後ゲーム会社に就職されていて、絵をお仕事にしていたそうですね。続いて、メイドインアビスを全く知らない人のために簡単に概要を説明します。知っている人は飛ばしましょう。
ある日超巨大な穴が開いている島が発見されるます。その穴には希少生物やお宝が沢山あるため、探窟家を中心に穴の周りに町が作られ人々が住むようになりました。穴には不思議な特性があり、下に降りる分には人体に影響がないのですが、上に登ろうとすると「アビスの呪い」という負荷を人体が受けてしまうのです…。しかもその呪いは深く潜れば潜るほど比例して大きくなります。主人公は著名な探窟家の娘「リコ」、空から降ってきた謎のロボット少年「レグ」、アビスの深い呪いを受けて人外に変貌を遂げた、慣れ果ての「ナナチ」の3人です。
ネタバレをほとんどせずに、作品のすばらしさを伝えてくれる岡田斗司夫さんの動画もとても分かりやすいので必見です。
かわいらしいキャラクターなのでほのぼの冒険ものかな～と思っているとハンマーで殴られるような衝撃を受けますので、グロ耐性が無い方には視聴をおススメできません…
グロさやキモさを上回るくらいの綿密な世界観、キャラクター設定、冒険ロマンが溢れた面白さもあるので、多少は目を瞑ってみていただきたい作品です。
映画で描かれている内容
「黎明卿」「新しきボンドルド」のお話でアニメの続きになっています。アニメシリーズのダイジェストや、メイドインアビス自体の説明シーンは一切無いので、「アニメも漫画もみていない」人が見ると、話しについていけないかもしれません。私はアニメを全部見直してそのまま映画を見に行ったのですが、違和感なく映画を楽しむことができました。アビスのアニメも漫画も見ていない人は今作の前に公開された劇場版を見るといいかもしれませんね。アニメの総集編になっているのでアニメ全話を一気見するよりは短い時間で作品の世界観を把握することができます。
映画感想
キーワードを垂れ流すと、
グロイ、キモイ、可哀相、ひどい、痛い、変態、変体、愛、実験、度し難い
でしょうか。（好きな人すみません）
アニメーションはとても綺麗です！アニメ制作会社に拍手！敵役ボンドルドは酷いやつなのですが魅力に溢れたキャラクターで、彼が次に何をするのか終始気になってしまいました。漫画を読んでいたので「あー、この後…」となっていたのですが知っていた分、映像への耐性はあってよかったと思いました。
漫画を見ていない夫は画面のグロさで話が入ってこないシーンも多くて見直したいと言ってました。
ボンドルドって酷いやつなんですけど、「化学や技術の進歩と、道徳どちらを取るか」ていうテーマを突き付けられている感じで、完全に否定しきれない部分もあるところが嫌らしいです。医学の進歩もたくさんの犠牲の基に今がありますし、宇宙開発でも動物実験とかされていますし。つくしあきひとさんが「主人公には自分のメッセージを語らせてはいけない。悪役に語らせる」的な話をどこかでしていて、確かに魅力的な悪役が出てくる作品は建前が無いというか、皆が目を背けている事実とかを包み隠さず突き付けてくるキャラが多い気がします。
私はハンターハンターも好きなのですが、メイドインアビスはちょっと近いものを感じます…
ここで一緒に見に行った夫の感想をご覧ください。
まとめ
とってもグロいけど、とっても面白いのでみんな見てね！
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