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値段にも勝る新品というバフ

先日、ドライヤーが急に壊れた。
これまで何ともなかったのに、唐突にだ。

使っている途中に
一瞬止まったかな?
と感じたのだが、
乾かし終わる頃には電源が入らなくなってしまった。

どうやらコードの根元付近が断線しているようで、
逆さに持つと通電する場合がある。

しかし、これでは満足に乾かせるはずもない。
仕方なく買い替えである。

壊れた翌日に早速家電量販店へ足を運んだ。
カメラコーナーに寄り道をしつつもドライヤーコーナーへ。

普段ドライヤーコーナーを見ることはない。
壊れたドライヤーはネットで買ったため、
このコーナーに来るのはいつ振りだろうか。
十数年振りとか?

久しぶりのドライヤーコーナーは興味深かった。
見知らぬ形のドライヤーが置いてあるのだ。

自分の知っている形は折り曲がる形。
くの字のような形である。

しかし今は必ずしもそうではないようだ。
風が出る筒部分が従来の半分以下の長さ。
短くなったためか、折り畳む機構もなくなっている。
なんだか打出の小槌のよう。
なお、打っても小判は出てこない。

興味深かったのは形だけではない。
価格もだ。

3万円を超えるような高級品も少なくないのである。
高価な商品は前からあったのかもしれないが、
いざ売り場で見ると驚いてしまう。

消耗品であるドライヤーにお金をかける余裕はない。
お金持ちって凄い。
そりゃあ髪もサラサラなのだろう。

結局、壊れたやつと同じくらいの普通の値段のドライヤーを買って帰った。
普通が一番。
しかし、新品というバフがある。

早速新しいドライヤーで髪を乾かしてみると、
心なしかいつもより髪がサラサラになった気がする。

ドライヤーに限らず、家電に限らず、
新品ってイイ感じがする。
同じ物であっても新調するだけでグレードが上がったような感じがする。

これを新品バフと呼ぼう。

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