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〇〇に魂売った!とは決してなりません

自分はかつて大阪に9年間住んでいた。
大阪といえば食い倒れの街。
特に大阪っぽい食べ物といえば粉もんだろうか。
粉もんでもポピュラーなお好み焼き。
これの作り方をイマイチ知らない。

大阪にいた9年間、
実はこれらの粉もんはほとんど食べなかった。
たこ焼きもお好み焼きも数えるほど。
食べたとしても外食や持ち帰り。
だから作る工程もあまり見たことがない。

そんなお好み焼き素人である自分だが、
昨日お好み焼きを自宅で作った。

まず最初の驚き。
生地に入れるキャベツの形状である。
てっきり千切りかと思っていたが、
どうやら粗みじん切りらしい。
ここは人によっては変わるのかもしれないが、
調べた方法は大体粗みじん切りだった。
(キャベツ、お前みじん切りされていたのか…)

いかに今までお好み焼きに関心がなかったことか。
この時点でバレてしまう。

そして焼き方。
てっきり豚肉を焼いてその上に生地を乗せると思っていた。
しかし、実際は先に生地を伸ばしてその上に豚肉である。
そして片面焼けたらひっくり返す。

両面焼いてしまえば一緒といえば一緒。
しかし、こういう細かいところは全然知らない。
「やって!TRY」でお好み焼きを作れと言われたら、
きっと笑いものになっていただろう。

ちなみに、お好み焼きのバリエーションも全然わからない。
関西風だとか、広島風だとか、モダン焼だとか。
名前だけは聞いたことあるが、
どれがどういう違いがあるかは全くわからない。
しかし、ここはセンシティブな内容ゆえに、
あまり適当なことは言えないことは何となく知っている。

この粉もんに対する無知さ。
とても大阪に9年間いたとは思えない。
あんたは大阪で何を食べていたんだ。
大阪に行って大阪に染まらない人もいるもんなんだ。

ちなみにちなみに、言葉も染まっていない。
まだまだ標準語バリバリである。

土着意識は薄い人間だが、
そういうところは頑固なようだ。

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