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野鳥の観察に向いている能力3選

これは完全に初心者の主観。
というより自らの感覚的なお話。
野鳥の観察に向いている能力3選についてのお話である。

そもそも趣味でやる分には向いているも向いていないも関係ないだろうが、自分はこうだから楽しめていると感じる部分があるのだ。
だから、実質は自分が野鳥観察にハマった理由3選なのかもしれない。
少しタイトル詐欺のようになってしまったが、これから書く内容は的外れな事でもないと思うので、こうして記録に残しておく。


1.視力が良い

これは完全に生まれつきの才能になってしまう。
野鳥観察は対象がそもそも小さいことが多々ある。そのうえ、探索する場所が林や森など木々が乱立するシチュエーションも少なくない。そうなると、障害物が多い中で極めて小さい対象を見つけなくてはならない。

鳴き声の聞こえる方向や、対象の鳥の習性からある程度いそうな場所は推定できなくもないが、自分含め初心者には難しい。

そんな時に、頼りになるのは圧倒的視力である。
自分は昔から視力には絶対の自信がある。視力検査は基本的には完ストしてきている。その甲斐あってか、遠くの木々の枝に動く小鳥も比較的視認しやすい。
遠くすぎて何の鳥かわからないことも多いが、そっちの方にいるんだという指針になるのは大きい。

やっぱり鳥を観察するにあたって、姿を見つけられるのと見つけられないのでは楽しさが段違いである。

2.忍耐強い

これは性格的な側面である。
野鳥観察は相手が動物、つまり自分ではどうすることもできない自然である。
観察に出かけたからといって、お目当ての鳥に出会える保証なんてない。観察を始めてすぐに発見できることもあれば、全然姿を見せてくれないこともある。なんならお目当て以外の鳥ですら思うように見えないこともある。

そんな時にどれだけ忍耐強く待てるかだ。タイムスケジュールの都合はもちろんあるだろうが、今日はダメかなぁと思ったところで踏みとどまって探索すると姿を見せてくれることもある。

自分は気長で諦めが悪い性格だが、そのおかげで粘り勝ちしたことが多々ある。むしろ、対象を探している時のもどかしさとかワクワクを楽しんでいるのかもしれない。
なかなか得な性格なものである。

3.生態とか分類が好き

これは少し学問チックな一面である。
鳥を追っていると最初は何という鳥かわからないことがほとんどである。では相手が誰か特定するためにどうするかというと、特徴を捉えるのである。
・どれくらいの大きさなのか
・どんな色をしているか
・目、くちばし、尾羽などに特徴はないか
・どんな鳴き声か
得られる情報はたくさんあるはずである。

肉眼で観察できる間はしっかり目に焼き付けておいて、もしカメラで撮影できるのであれば写真として記録にも残す。無事に撮影できれば大収穫、お家に帰ってゆっくりと特徴を探すのである。
市販の野鳥図鑑を使うもよし、ネットの写真と照らし合わせるもよし。その特徴から種名を特定する過程を楽しむのである。
お目当ての種類がわかった時のスッキリ感たるや。

特定の過程で色々な種類の鳥の情報を見ることになる。そうするとこんな鳥にも会いたいと思うようになり、ますます野鳥観察に足を運びたくなる。
これが野鳥観察の醍醐味でもあろう。

こうして鳥の知識をつけていくと、おおまかに鳥の分類がわかるようになる。
これくらいの大きさのこういう形態はあの鳥の仲間だろう。ということは、ああいう特徴を持っているかも?
この森はこういう仲間の鳥が多くいるようだ。ということはあの鳥もいるかも?
こんな風に見えないところの予測をしながら観察ができるのである。そしてその予測が当たったら…もう、快感である。
ますます野鳥観察したくなる。

おわりに

何とも偉そうにつらつらと書いてしまった。
あんたはベテランか何かか。あんたはただのビギナーだろ。
そう自分で自分に言い聞かせておこう。

最初にも断っているが、これは野鳥の観察に向いている能力3選と銘打っているが、実際のところはなぜ自分がこんなにも野鳥観察にハマっているのかを記した備忘録のようなものに過ぎない。

しかし、自分の思考が整理されて大変満足している。
それに、間違ったことを書いてはいないんじゃないかと思っている。
今回書いた内容は野鳥観察の必要条件にはならないだろうが、十分条件にはなるのではないだろうか。
これがあったらより楽しめるかもねくらいの。

そんなことより何より大事なのは鳥が好き、それに尽きる。


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