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いなり寿司がすき

久し振りに実家に1週間くらい帰っていた。母は毎朝仕事前に朝ごはんと昼ご飯の作り置きをしてから家を出る。

私は料理が好きじゃないし得意じゃない自覚があるので、実家滞在中は料理以外のすべての家事をするので料理だけは勘弁してください。と予め言っておいた。

九州に帰ってきて思うことは、やっぱり「ごはん」が美味しい。

甘い味付け、「これなんだよな~」って何回も言った。

うちは米農家なので、主食はもっぱら米。米くらいは炊けるので、いつも「6合炊いといてね」と言われるので「6合も?!」とか言いながら実家滞在中の1週間毎日6合炊いた。

カレーの日はごはんの減りが早かったけど、最近の猛暑で「米なんか食う気しない…」みたいな意見の日は急遽昼にそうめんを湯がいたりするので炊いた米がめちゃくちゃ次の日に残っていた。

米がめちゃくちゃ残った次の日の朝起きていくと、母がいなり寿司を作っていた。もともといなり寿司が好きだったので、私は嬉しくて自分が食べる分のいなり寿司を他人に取られないように確保した。

昼食


実家に住む者は帰省した私を入れて5人いるので、5人分の洗濯物を干し、たたみ、ふろを掃除してふろも焚き、フルタイムの仕事前後に全部ひとりで家事をこなしている母のことを考えると父や祖母などにふつふつとイラつきを感じるけど。しょうがない。昔からそうだった。

母がフルタイムで働き始めてからは、家事を全部自分ひとりでこなすことはもちろん困難で、3人兄弟のうち2人が上京している我が家の子供部屋はその2つがいつの間にか物置小屋と化していた。

少々罪悪感を感じながら毎日ごみの選別と埃被った自分の部屋をできるだけ掃除した。

日当たりがいい部屋に風が通ると気持ちいい。

おやつ。リトル・フォレストを観ながら。


いなり寿司が好きだ。

「農協のね~寿司酢がおいしいんよね」と母が言っていたけど、不思議なものでそうではなくて”母が作るから美味しい”説が私の中では濃厚で、余った昨日のごはんをおにぎりにしてもなぜか母の握った方が美味しい。なんで?

実家を去る日。飛行機がまあまあ早い時間で、家を出る時に母が持たせてくれた。


機内でもおいしくいただきました。ありがとう。




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