物事の多面性を考えると言葉がでなくなる
キム・カーダシアンの補正下着ブランド『kimono』が話題。
商標登録されて(審査待ち?)、インスタのハッシュタグも『kimono』といえばキムのサムネに代わっている、とか今後日本の『着物』の文化がどうなるんだとかそういうので盛り上がってるみたい。
文化の盗用だとか、日本人はもっと怒った方がいいという声も聞こえたりするけど。本当のところはどうなんだろう。
そんなことよりもっと世界中の人たちにこの日本の着物の文化を知ってもらえてgoodって考えようよっていう意見の人もいた。キムが着物のこととても好きみたいで。
自分ははじめ、「文化の盗用」ってこういうことを言うんだな~とかふんわり思っていた。”着物”ってハッシュタグを付けると補正下着がぞろっと出てくるのは…なんかセンスないなあ…。とか。ぼんやり。アリアナ・グランデが日本が好きで、日本のカルチャーを楽しんでる時も文化の盗用だって言われていたのを覚えている。
でも、そういう自分だって中華風のモチーフの服が好きだし、そういうテイストの小物や、東南アジアのパッチワークや織物もかわいいと思うし、インド発祥のヨガが今風にスポーティになってるのもオシャレだしカッコイイなとも思う、流行りのストリートカルチャーにもどっぷりだと思う。多分自分が知らないうちに直感で「かわいい、かっこいい」と思ってきたものには、トレンド含む「文化の盗用」をかすめるニュアンスが絶対に含まれているんだろうな…。
多分今回のキム・カーダシアンの件は、キムがやり手の実業家でかつインフルエンスする力が強いから余計に「Japanese kimono」の文化が脅かされているって言っている人が多いのかもしれない。
だけど、その文化はその民族たちだけのもの!という言葉だけで締めくくるには簡単な世界ではないと思う。
実際に色んな文化同士が混ざり合い・溶けて・また新しい文化が生まれることだってあるし。日本は島国だから余計にまたそう思うのかな…?わからない。
わからないし、AかBかで問題を語ると誰かがキレるし傷つくから、最近は自分の意見を口に出すことがめっきり億劫になっている。
多分自分の考えのソースが曖昧なこと、ちゃんと調べずに思ったことを口にしてしまうこと。無知がいつも誰かを傷つけるよねってTwitterでも誰かが言っていた。
世界は難しい。
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