ほぼ毎日要約54


要約
排ガスの試験データを改ざんした日野自動車、樹脂の認証試験を欺いた東レ、広範な事業に不正が及ぶ三菱自動車。日本を代表する名門企業で品質をめぐる不正が後を絶たない。閉鎖的な組織風土による仲間意識が不正を隠蔽した一因とされているが、一連の品質不正の本質は、現場の声に十分耳を傾けてこなかった経営の問題である。現場に課題を押し付けてる一方的なマネジメント体制こそ、責任を問われるべきだ。

意見
生産現場で不正が起こる原因は、上から言われた納期を守るためであることが多い。無理だと言っても聞いてもらえず、やらざるを得ない状況が続くと、不正が当たり前の状態になる。それが踏襲されてきたのであろう。納期1番ではなく品質1番という大前提を、経営層から全従業員へと徹底して伝える体制の構築が大切だ。




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