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アスリートに学ぶ、緊張への必勝法

水泳選手の試合前の姿を見たことがあるだろうか。スタート台に立つ直前、彼らは深く呼吸を繰り返しながら自分の体のあちこちを手のひらで叩く。緊張で体の感覚を手放してしまわないように、呼吸で内部から、自らの手で外側から体の感覚を確かめるのだ。

私たちは、緊張してしまったとき、

『緊張なんか、してないもん!』
『平常心にならなくちゃ!』

と、自分をごまかしたり鼓舞したりしがちだがらそれが一番ダメなやり方だ。
プレッシャーは、なかったことにはできない。だからこそ、圧を感じていることを理解し受け入れた上で、その対策を打つのだ。

まず、私たちの誤解ポイントは、
緊張は精神的なもの》だと思っていること。

緊張すると、冷や汗が出たり、お腹を壊したり、心臓がバクバクいったりする。
精神よりも、身体の方が緊張の影響を受けやすいのだ。
だから、身体の方をケアしてやれば、心は自ずとついてくる。
ということで、緊張に打ち勝つ身体の使い方をご紹介したい。

①深く呼吸する

呼吸は、身体の内側を感じることのできる唯一の方法だ。体の限界まで息を吸うと、空気が自分を内側から広げ、その感覚で私達は己の肉体を実感できる。
この時注意するのは、肩が上がる呼吸にならないこと。おへその下から吸って、足の裏から吐く、くらいのイメージでOK。
とにかく下に下に、テンションを落とした方が、気が落ち着く。

②地面を何度も踏みしめる

自分の全体重を、片足ずつ地面にめり込ませるように、ゆっくり足踏みをしてほしい。
この時も、体重をかけようと頑張るあまり、肩に力を入れないように注意
もしお家でするときは、100均で売っている足ツボを刺激できるグッズを使うと、なお効果的だ。痛みは身体の感覚の中でも、かなり刺激が強く、自覚しやすい。
こうして、身体のテンションも、下に下に落とせれば、緊張への勝利は目前だ。

③身体のあちこちを、手で叩く

これは冒頭の水泳選手と全く同じやり方だ。
音が出せない場所では、手のひらの温度が伝わるくらい、一箇所ずつゆっくり隅々まで触って欲しい。
この時も、呼吸と足の裏の感覚を忘れずに、
とにかく下にテンションをもっていけると、
ばっちりだ!

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わけもわからず体を動かすよりも、
体の隅々まで自分の知覚が行き届いていて動かす方が、行動の精度はうんと上がる。
それはアスリートだって、社会人だって、学生だって、みんなおんなじだ。
絶対勝ちたい戦いに、万全のコンディションで
挑んでいこう!!

#メンタル #フィジカル



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