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【読書メモ】インプット大全

前作の続編として、満を持して登場。「きっと『アウトプット大全』と似たことが書いてあるんだろうなぁ…」と思いつつも誘惑に勝てず。。

実際のところ、アウトプットとインプットは表裏一体なので、内容的に重なるのは当然とはいえ、新しい学びもありました。だから記事にする、と。

1.紙回帰するか…?

「紙の本」(以下「紙」)と「電子書籍」(以下「電子」)を比較した研究は多数ありますが、ジャンルを問わず「記憶力」「理解力」において、「紙」のほうが有利であるという結果が出ています。

最近そんな気がしてたんですよね…現状ほぼ100%電子書籍派なんですが、「参照しづらさ」がどうにも気になっていて…基本的には見開きで読めないので斜め読みもなかなか難しく、なんだかんだで紙のほうがインプット面では優れているのではないかと…今後は意識して使い分けていくことにします…

2.顔を見て聞くべし

セミナーでは、自分の行動を変えるような「気付き」をいくつか持って帰ることが重要です。(中略)「非言語情報」を受け取ることが、セミナーの目的なのです。

メモやノートを取ることに必死になっていると、表情や身振り手振りから得られるものを見逃してしまう。非言語情報は感情を揺さぶるので、ドーパミンが分泌されて記憶定着が強化されるそう。これは目から鱗… だからこそ、セミナーでは最前列に座るべし(緊張感も記憶を強化する)と述べておりました。

3.同情と共感は違うんだって

共感は「相手」の枠組みで、相手の気持ちを想像しながら理解していくことです。(中略)さらに、共感は「双方向」なので、自分が相手を理解すると同時に、相手が「理解された」と感じなければいけません。

「同情」は主語が自分。「共感」は主語が相手。「あなたの気持ち、私もわかる」ではなく、「あなたの気持ちはそうなんだね」というスタンス。ちょっとしたことだけど、全然違うのですね…

4.音楽を聴きながら、はNGらしい

結論からいうと「勉強をするときに音楽を書けると、著しく効率が下がる」という研究結果が多数出ています。

バッサリ。そうですか…脳の処理に負担がかかると言われればぐうの音も出ない…(勉強前にテンションを上げるために聴くのはよいそうです)。「少しは雑音があった方がいい」という人は「自然音」「環境音」を聴いてもいいそうです。当方、YouTubeで「自然音 虫の音」で検索して出てきたBGMを流しています笑

5.DIKWモデル、覚えておこうか…

情報工学の世界では「DIKWモデル」というものがあり、「データ」「情報」「知識」「知恵」を、それぞれ下図のように定義しています。(中略)ネットや新聞から得られるのは主に「情報」であり、本や人から得られるのは主に「知識」です。

データ(見えるもの)を整理・集計すれば情報(理解できるもの)になり、情報を分析・解析・体系化したら知識(使えるもの)となり、知識を実践・経験・アウトプットすることで知恵(行動できるもの)になる。読書すなわち知識といえるかはなんとも言えませんが、この整理の仕方は面白いと思いました。ちなみに著者は情報:知識(≒ネット:本)のバランスを3:7、できれば1:9にしようと言っています。

6.また出た、SNS時間抑制のススメ

ミシガン大学の研究によると、Facebookの利用時間が長いほど主観的幸福感が低下することが明らかになりました。孤独感を紛らわすためにSNSを利用する人は多いでしょうが、SNSの利用時間が長いほど、孤独感、抑うつは強まるのです。

最近Facebookアイコンをスマホホーム画面から削除したわけですが、無くても平気になりつつあります。1日1時間以下を著者は推奨していますが、SNSの使用に関しては守れている気がします。

To DO

①紙の本の良さを認め、知識を取りに行く
②非言語情報を意識して人と向き合う
③ながら勉強に注意

#推薦図書

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