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「産みの苦しみ」

相変わらず、独り言投稿です。
少し、呟かせてください。

息ができない

妊娠30週に入ってから、日常生活のハードルがぐんと上がりました。
何してても、何もしてなくても、とにかく息苦しいのです!
50m走を全力で走り抜けた後のような、プールで息を止めて数メートル泳いだ後のような呼吸の浅さというか。

どんな姿勢でもすぐに息が苦しくて、横向き姿勢で寝転がっていると比較的マシになるので、すぐゴロゴロしちゃいます。
お腹も大きく、身体全体が丸くなってきたので、その姿はまるでアザラシ、いやトドのような醜態でしょう。
お腹の住人は毎日元気に暴れてくれているのがせめてもの慰めというものです。

出産予定日まで残り60日余り。
実際これからもっとお腹は大きくなっていくので、この息苦しさは加速していくに違いありません。
今弱音を吐いている場合ではないのだけれど……

筆が重い

加えてここ最近、今まで以上に全然執筆がはかどりません。
書きたいこと、書けそうなことが思いつかない。
ようやくネタが見つかって書き始めても、10分くらいすると「おや?」と違和感にぶち当たり、文字を打ってはバックスペースの繰り返し。

言い訳がましいのですが、日々酸欠状態なので頭の回転も鈍くなっているのかもしれません。
布団に入ってからの胎内キックや、それに伴いトイレが近くなったりして、基本的に眠りが浅い日が続いているのも影響してるかも。
とにかく筆が重く感じられ、言葉を紡ぐのが億劫に感じられるのです。
(実際は筆は握ってなくて、執筆ツールはマックブックなんですけど)

自己投影のようで辛い

今までの投稿って、基本的に私自身にまつわる内容ばかりでした。
過去のこと、家族のこと、夫婦のこと、子供のこと、未来のこと。
自分を曝け出すような感覚で文章を作りたくて、それが楽しくて夢中で書きました。

でも、知らず知らずのうちに自分を切り貼りしていたんだと思います。
なるべく見栄えが良くて受け入れられる自分を選んで。
だって、もし自分の全てを書き晒すなら、普段没頭しているスマホゲームの話とか、暇さえあれば見てる芸人さんのYoutubeチャンネルとか、家事をサボっちゃって自己嫌悪になってる話とか、家族に対しての愚痴とか、そんなしょうもないことさえもnoteのネタになってるはずだもん。

綺麗な自分だけ見せたくて、でも実際の自分って本当どうしようもない人間で。
テーマを選んでる時点で、やっぱり自分が脱ぎ去りたかった「承認欲求」の範囲内で物書きをしてるんだなぁ。

それにいくらテーマが綺麗でも、まだまだ未熟な私から生み出される文章はふわふわと曖昧で、頼りなくて、パンチラインに欠ける。
いろんな方のエッセイを読んでみると、「うわなんでこんなインパクトのある文章書けるん?」ってびっくりして、凹む。
自分もそんな文章が書きたくて、意識してまた筆をとるけど、なんかどっかで見たことあるようなつまんない結果物に、また落ち込む。(笑)

執筆って、私にとって自己投影のようなものなのかも。
だから完璧じゃないと恥ずかしいし、自分の不完全さを自覚させられるようで、もうとにかくしんどい。

「産みの苦しみ」をどう乗り越える?

妊娠後期のこの息苦しさと、物書きに対する葛藤を私は

「産みの苦しみ」

と名づけることにしました。
名のない心理状態より、言葉で括ってしまうことでなんとなく親近感が沸くような気がしたのです。
「産みの苦しみ」って、なんかかっこいいしね!

身体に迫る「産みの苦しみ」については、これから生まれてくる我が子のためを思えばなんてことはない。
それに幸い専業主婦で日中は自分の時間がたっぷりある。
変わらずトドのようにのんびりしながら酸素を確保し、上手く過ごしていこう。

物書きにおける「産みの苦しみ」については、今まで触れたことのない(意識的に避けてきた)ネタで書くことで向き合っていきたいと思います。
つまり、先ほど挙げたような情けない自分もテーマにして。

だって、もし自分の全てを書き晒すなら、普段没頭しているスマホゲームの話とか、暇さえあれば見てる芸人さんのYoutubeチャンネルとか、家事をサボっちゃって自己嫌悪になってる話とか、家族に対しての愚痴とか、そんなしょうもないことさえもnoteのネタになってるはずだもん。

どちらの「産みの苦しみ」も、何かを産み出すことで乗り越えられるのかなって思うんです。
いいや、もう。こうなりゃ荒療治だ!
まずは私自身が、ちょっとカッコ悪い私も受け入れて、苦しみの先の幸せや充実感を得られるようにもがいていこうと思います。

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