藤江なるし

過去に取り組んでいた演劇表現を思い出し、再び表現者としての自分と向き合う為「朗読」を始…

藤江なるし

過去に取り組んでいた演劇表現を思い出し、再び表現者としての自分と向き合う為「朗読」を始めました。 人と繋がるきっかけになればと思います。 音楽・アートについても雑記します。 ■twitter @FujieNalcyMono(朗読)/@NarimasuDosue(地域/音楽)

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  • 藤江なるし「モノローグ朗読」

    新劇劇団の研究所にて演劇を学んだ後、表現の世界から離れて10年・・・ かつて舞台で学んだことを思い出すきっかけとして、「モノローグ朗読」をテーマに、本を読み解くこと、それを表現することを確かめながら学んでいこうと思います。 比較的「独白」に近い形で取り組んでいく予定です。 (録音した音声はYOUTUBEにてアップしますので、学びの過程を楽しんでいただければ何よりです。) 未熟ではありますが継続することで、人とつながり、対話し、ゆくゆくは一緒に創作できる仲間とつながれたらなぁと考えておりますので、気軽にお声がけください。 (忌憚なきご意見、もしも頂戴できましたら次への糧へとしていきたいと思います。)

  • その他「雑記」

    アート鑑賞、書見、登山など、日常的なことについてまとめて。

  • 藤江なるし「音楽日和」

    大好きな音楽について、愛と情熱をもってご紹介していきます。 ■twitter @NarimasuDosue (こちらで「今日の一曲」を紹介しております)

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藤江なるし Noteについて

初めまして、藤江なるしと申します。 お越しいただきありがとうございます😌 主に3つのマガジンに分けて記事を書いております。   ■藤江なるし モノローグ朗読 29歳で区切りをつけた演劇活動を、10年ぶりに再開したいと思っていた矢先、新型コロナウイルスの流行で現実世界では思うように行動できなくなってしまいました。 しかし「まずは出来ることから!」と始めたのが『朗読の配信』です。この活動を通じて、かつて学んだことを思い出しながら、自身の表現と向き合っています。ゆくゆくはこ

    • 【極私的読解】夏目漱石「夢十夜(第一夜)」をこう読む④

      こんばんは、藤江なるしです。 夏目漱石「夢十夜(第一夜)」の極私的読解の4回目です。 順番は前後しますが、この極私的読解はモノローグ朗読を行うにあたって、予め読み解いた内容を文字化しています。 数年後、また同じ題材に取り組むことがあったとき、今回と捉え方が変わっているかもしれないので、2021年現在の解釈をタイムカプセルに詰め込むみたいな感覚です。10年後に開封したとき、どう思うか楽しみやね。   さて、前回は『「死ぬ」ことを選んだ女の覚悟』が垣間見えるポイントを見

      • 【極私的読解】夏目漱石「夢十夜(第一夜)」をこう読む③

        こんばんは、藤江なるしです。 今回は、夏目漱石「夢十夜(第一夜)」の極私的読解の3回目です。 その前に、もしよろしければ私が読みましたモノローグ朗読でも、どうぞひとつ。再生回数100回突破。うれしい。 前回は題材冒頭、瓜実美人に「もう死にます」とか言われちゃったりなんかして、どぎまぎ腕組なんかして神妙な空気感を出しているところですよ。 この「もう死にます」は、もうすぐ死んでしまうという『必然の死』ではなく、もういっそ死ぬことにする、という『意思を持った死の選択』ではな

        • 【極私的読解】夏目漱石「夢十夜(第一夜)」をこう読む②

          こんばんは、藤江なるしです。 さて。今日はなんと「漱石の日」らしいです。 明治44年(1911年)、文部省が夏目漱石へ文学博士の称号を贈る旨伝えたところ「自分には肩書きは必要ない」という辞退の手紙を文部省へ返した日であることから、そう呼ばれているそうな。 うむ。こんな日に記事を書かない手はない。 今回は、夏目漱石「夢十夜(第一夜)」の極私的読解の2回目。いよいよ作品の内容に取り掛かるで。その前に、先日録音したモノローグ朗読をどうぞ。 例により、この読解連載は深夜の通

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          【極私的読解】夏目漱石「夢十夜(第一夜)」をこう読む①

          本日、ようやっとOp.002「夏目漱石 夢十夜(第一夜)」を録音・アップロードを終えました。 作品番号2番目にして、いきなりむずこい題材選んでしまった。。。 今まで数々の俳優・声優・朗読家の皆々様が、幾度となく挑戦したこの名作に手を出すのは、ちょっと背伸びした感じがある。し、実は15年くらい前だが少しだけかじった覚えがある。 その頃は、文字も読めぬ若輩で・・・いや文字は読めるんだけど、本を読めぬ唐変木であった故「こんなん読めんくても生活できらぁ!」みたいな感じで、投げ出し

          【極私的読解】夏目漱石「夢十夜(第一夜)」をこう読む①

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          夏目漱石「夢十夜(第一夜)」を読む。(2021年2月16日録音 Op.002)

          モノローグ朗読(作品番号002) 著者名:夏目漱石 作品名:夢十夜(第一夜) 「もう死にます」 枕元の女の一言から始まった永久の愛の物語ーーー         昨年の暮れから取り掛かり始めましたが…もう2月か。早いな…。 本来は1月の半ばくらいにアップする予定でしたが、緊急事態宣言が再発出されて職場もバタバタとして、やいのやいの言ってるうちに100年経ってしまったよ、ほんと(笑) 今年一年で12作品取り掛かる予定だったけど、早くも頓挫しそうな気配。       さて、収録自体は2月に入ってからあれやこれやと何度か録ってみました。 口呼吸の癖は前回より、多少マシになった。お陰で前回よりも呼吸は深くなった気がする。少しやで。喉声解消までは遙か遠い道程… 今回は、読むテンポが特に掴めず悪戦苦闘。 やはり舞台表現とは違い、聴覚からの情報しかないので、自分の間で読んで後で聴くと、これがもう、ペラペラペラペラしていた… 夢うつつの空気感や、女とのやり取りの緊張感、百年の時間経過など、テンポ感から滲み出るものもあろうかと思う。 ハキハキ進むと、情緒もヘッタクレもない事務連絡のようになる…かと言って、聞き手に死に間のように感じるのは避けたい。 試行錯誤の結果、今回のアップにたどり着いたが…お聞きになった方のご意見を頂戴したいものです。。。       あとは言わずもがな、本がムズい! でも、解釈はむちゃくちゃ楽しかったです!   例によりコレは、次回から長期連載でメモしていこうと思いますので、ご興味ありましたよろしくお願いします🙂         藤江なるし ■YOUTUBE 藤江なるし「モノローグ朗読」 https://youtube.com/channel/UCgM2MK8UbSR5PN6ybiH1itA ■Twitter 藤江なるし「モノローグ朗読」 https://mobile.twitter.com/FujieNalcyMono ■Twitter 極私的むにゃむにゃ成増白書(音楽と地域情報) https://mobile.twitter.com/NarimasuDosue

          夏目漱石「夢十夜(第一夜)」を読む。(2021年2月16日録音 Op.002)

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          「DOUBLE FANTASY John & Yoko」(ダブル・ファンタジー展)

          2020年は、ジョン・レノン生誕80年・没後40年のメモリアルイヤーでした。本来ならばこれを機に、世界中の多くの人々が「愛と平和」の尊さを再確認し、「イマジン」を口ずさみながら、子どもや孫が愛の溢れる豊かな世界で成長する姿を想像していたに違いありません。 …しかし、世界は分断と差別が拡大し、さらには新型コロナウイルスの恐怖が蔓延する未曽有の一年となった。哀しみと嘆きの声だけが耳に届くようになってしまった。 自分自身、陰鬱な空気に息苦しさと、人に会えない事による言い知れぬ孤

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          【極私的読解】『或社会主義者(芥川龍之介作)』をこう読む ~その3[最終回]~

          いよいよ『或社会主義者(芥川龍之介作)』の極私的読解最終章です。 恥ずかしながら私が読んだモノローグ朗読はコチラ。 あまり上手くないぜ。これからこれから! さて、前回の極私的読解では本文前半… つまり、社会主義に情熱的…というか傾倒しすぎて親子の縁切りも厭わない、なにやらキケンな匂いのする『実行』も企てていた彼が…あれ、ちょっと、なんか嫁はんもろた頃合いから彼、変わってきてない?っていうね、徐々に変化が見られた前半戦。肌つやが違うよ? 彼は、愛犬と自宅の庭でポプラァの木を

          【極私的読解】『或社会主義者(芥川龍之介作)』をこう読む ~その3[最終回]~

          【極私的読解】『或社会主義者(芥川龍之介作)』をこう読む ~その2~

          先日、YOUTUBEに『或社会主義者(芥川龍之介作)』の朗読をアップしました。 この作品を読むにあたって、私自身が「作品をどう解釈したか」という事を前回よりメモしております。ちなみに、前回はこの「読解」を記録していくにあたっての前置きと、今回の作品タイトルでもある「社会主義とはなんぞや?時代背景は?」というところをメモしたところで、お開きになりました。ほ~た~るの~…っつってね。ほたる。 今日は、いよいよ作品の中の「解釈」… …というと大仰ですが、ぶっちゃけ「ここは重要や

          【極私的読解】『或社会主義者(芥川龍之介作)』をこう読む ~その2~

          【極私的読解】『或社会主義者(芥川龍之介作)』をこう読む ~その1~

          先日、記念すべき作品番号001番『或社会主義者(芥川龍之介作)』を声に出して読みました。 …まぁ、たくさん課題が浮き彫りになったわけです…そらそや。 今日は、その課題はひとまず棚上げして、この題材をどのように解釈したか。どのように読んだかをメモしていきたいと思います。   ここで、ひとつ前置き。 この場において、著者の意図を正しく解釈することが必ずしも重要とは思っていなくてですね、あくまでも私自身が「こういうことちゃうのん」と思た事を優先してます。 私が勉強した演

          【極私的読解】『或社会主義者(芥川龍之介作)』をこう読む ~その1~

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          芥川龍之介「或社会主義者」を読む。(2020年12月13日録音 Op.001)

          モノローグ朗読(作品番号001) 著者名:芥川龍之介 作品名:或社会主義者 「烈しい情熱をもって社会主義活動に勤しんでいた或る青年・・・。社会に身を投じる中で手に入れた幸福感と学んできた思想にずれが生じ、情熱の在り処が揺れ動く。」 『この作品を最初の研究題材に選んだのは、私自身、長らく没頭しながら学んだ演劇を2010年に断念し、いまやその情熱を失いつつあったからです。 しかし、コロナ禍において自身と向き合う中、「情熱の在り処」がやはり表現にあることを思い知り、この活動(勉強)を始めました。』 ・・・とまぁ、Youtubeのコメント欄には記載したものの…う~ん…実際に読んでみると思ったようにはいかぬのう。まぁ当然ちゃ当然だが「どう表現するか」なんておこがましい。 まず楽器がボロボロのさびさびでした・・・ 編集して、できる限り聴けるようにしましたが、とにかくブレスの音がヒューヒュー言ってた。聞くに堪えないものでした。「ちょっと溺れちゃうよーッ!?」ってくらいアップアップしてた、笑 完全に「口呼吸」になってました、これは早急に矯正せねば。そして呼吸が浅く「喉声」。よって、後半になると声がガサガサになって、はい、もう、聴くに堪えませぬ・・・ でも、千里の道も一歩より。 こういう事もやってみることで分かるんやさかい、実は楽しんでおる、フフフ。 ・「口呼吸」やめる ・「喉声」やめる 大きな課題がいきなり出てきたぞ? さて、次回はこの題材の読解について書きますね🙂

          芥川龍之介「或社会主義者」を読む。(2020年12月13日録音 Op.001)

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          「モノローグ朗読」を初める前に 〜録音機材購入・珍道中〜

          私のNoteは、20代の全てを捧げて学んだ演劇活動を思い覚まし、もう一度何らかの表現活動を始めていく過程を記していくのがメインシナリオです。 ご興味ありましたら前回の記事もどうぞ。 実は「朗読を初めよう」と思ったのは今年の6月頃… 巣籠りが、「退屈」を通り越して「退廃」とも言える鬱屈を醸し出し、アパートの自室に充満した日…   私は比較的すぐに行動する性分、且つ10万円の給付金というのが自治体より支給された事も相まって、すぐに脳裏…いやもはや、脳表にこう浮かんだ。

          「モノローグ朗読」を初める前に 〜録音機材購入・珍道中〜

          tricot「10才-TENSAI-」LIVE レポート コロナ禍のLIVEとはかくなるものか。

          2020年12月3日。 昨年10月29日、恵比寿LIQUIDROOMでのyonigeとのツーマン以来、13か月ぶりのtricotのLIVE…場所は渋谷TSUTAYA O-EAST。 実はO-EASTには先月14日にもドミコのLIVEで来ており、なんとそのLIVEが11月にして今年最初のLIVE参戦… うぅぅ、LIVEキッズの私は今いずこ・・・おのれ、コロナめ。 で、ドミコからトリコと、なんだかややこしい流れですが、今年2回目の有人LIVEです。甚だ嬉しい。 はい、ここ

          tricot「10才-TENSAI-」LIVE レポート コロナ禍のLIVEとはかくなるものか。

          「朗読」始めました。改めまして。

          藤江なるしと申します。 なんと! 偶然ですが、丁度2年前の今日、2018年12月4日を最後に更新が止まっておりましたが、今日からまた更新していこうと思います。 2年前はね「音楽」「アート」「登山」など趣味の事を中心に、徒然なるままに書いておりました。 (ご興味ある方は「音楽日和」「随筆」マガジンにて過去記事をどうぞ。) しかし、今日からは装いも新たに、「モノローグ朗読」というのを、ちょっと、やっていこうと思います。 モノローグ朗読?・・・とはなんぞや? 造語やでコレ

          「朗読」始めました。改めまして。

          SINCE2 / Spangle call Lilli line(2013)

          Spangle call Lilli line 2nd Best Album(2013) 2006年に発売されたスパングル・コール・リリ・ラインの1st ベスト『Since』以降、スパングル第二期のベスト。廃盤。   <Disc 1> 1.dreamer 2.felicity 3.cast a spell on her 4.Quiet warp 5.eye 6.seventeen 7.rio the other 8.daydreamer 9.unknown 10.ou

          SINCE2 / Spangle call Lilli line(2013)

          排骨担々麺、ごっさ美味い

          担々麺が美味い。 冷え込む季節に刺激を与えるカラシビがたまらん。   担々麺。   名前もなんだか軽妙な感じがする。 担々麺担 々麺担々 麺担々麺 担々麺 ちょっと、ポリリズムで歌ってみた。 気持ちがいい。   これまで淘汰してきた選択肢だが此度再評価。 殊更、排骨が上乗せされているものが至高。 担々ファンからは邪道と後ろ指差されようとも、私は断然排骨を支持するうしろゆびさされ組である。   排骨。 ちょっと食うとこなさそうな名前だけど。 店に

          排骨担々麺、ごっさ美味い