ありがとう、社会人になって初めての後輩くん。【2023年8月30日】
昨日から、noteで日記を始めました。
日記を始めよう、と思ってから、毎日のタネを探すようになった。
探してみれば意外と見つかるもんなんだな、と気づく。
普段だと流れていってしまう出来事に、前よりじっくり向き合えている気がするのがいいなと思いました。
社会人になって初めての後輩の卒業
昨日、私にとって初めての後輩が卒業した。
社会人になって初めてできた後輩との出会いは、
私が新卒一年目を終えようとしていた3月のこと。
インターン生として会社の仲間になった彼に、私は仕事のやり方をレクチャーしたりする担当になった。
学生時代から後輩っ子で、部長や部活のコーチをやっていた私は、とにかく年下の面倒を見るのが好き。
社会人になっても、後輩を早く持ってサポートできるビジネスマンになりたいなあと思っていた。
それを叶えるために、一社目に選んだ会社は新卒一年目から内定者インターン生のマネジメントができるところだった。
一年目からマネジメントを経験している先輩はなんだか他の人よりも大人びて見えて、そんな姿に憧れていた。
私も社会人になって、早くそれを経験できるとワクワクしていたけれど、結局その会社は倒産危機になって、内定者はみんな辞退してしまった。
後輩がほしいという私の微かな望みは一瞬に消えてしまった。
後輩だけでなく大好きな先輩も同期もみんな辞めてしまって、会社の存続も危うかったので私もわずか半年で退職してしまった。
そんな怒涛の社会人スタートを切った私は、「後輩が欲しい」なんて高望みはもうできなくなっていた。そんなことよりもまず、自分自身のキャリアが危うかった。
だから転職活動のときは、かつての私にそんな願いがあったことなんて忘れていた。
2社目に選んだのは設立3年以内のスタートアップでまだ新卒採用も始めていない会社。
後輩ができるのはずっとずっと先だろうなと思っていた。
だから転職して3ヶ月目にしてインターン生が入ってきてくれたことは、棚からぼたもちだった。
はじめは、どんなふうに教えるか、どんな仕事をお任せするか、一つひとつ初めてのことでインターン生より私が緊張してしまっていた気がする。
(しかも海外からのフルリモートインターンで、時差もあったりとかなりレアなケースだった)
どんなふうにインターン生に仕事を渡すかについて、自分の上司と意見が噛み合わずに一瞬ピリピリしてしまったことだってある。(反省している)
たぶん、初めてのインターン生だった分、教え方も下手で困らせることもあっただろう。
だけど彼は真摯に仕事に向き合ってくれて、メキメキとできることを増やしていった。
そのあともどんどんインターン生が入ってきてくれて、これまでで4人のインターン生と関わってきた。
インターン生のみんなも成長してくれたし、きっと私自身も最初の頃より成長できたと思う。
半年近く経った今は、より連携も深まってきていた。
そんなふうに一緒にやってきた後輩が、初めて自分のもとを離れる。
お別れは寂しいことだけれど、インターンが嫌になって辞めるとかではなく、彼の海外の就職が決まったのだからとてもおめでたいことだ。
しかも就職初日の2日前というギリギリまでインターンの勤務にあたってくれたりしたので、楽しくやっていてくれたんだろうなと勝手に思っている。
今、お別れを実感してより一層、どれだけ彼に支えられていたかがわかる。
インターン生と関わるようになって、チームができてきて。
そんな経験をしてから私は、より「人と働く」ことのすばらしさを実感できた。
ひとりではできないこと、ひとりでは間に合わないことも、インターン生の力を借りてここまで乗り越えてきた。
同じインターン生のなかでも、それぞれに個性や得意不得意があって、その違いも面白くて、尊くて。
その子の強みが活かせる業務を見つけられた時は、私もめちゃくちゃ嬉しくなる。
私にとってそんな喜びを教えてくれた、はじめての後輩。
後輩ができるともちろん、大変なことも増える。
ミスをカバーしなきゃいけなかったり、言いにくいこともフィードバックしなきゃいけなかったり、
タスクの管理の大変さも倍になったりする。
でもやっぱりそれ以上に、助けられる場面が多いということを、知った。
自分は1人で仕事をしているわけじゃない、ということをいい意味で思い知らせてくれる。
やっぱり私は、チームがすきだ。
やっぱり私は、マネジメントができる人になりたい。
そう実感させてくれた経験だった。
ありがとう、初めての後輩くん。
一緒に働いてくれてありがとう。
今度は違う形で、また一緒に仕事ができる日を夢見て。
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