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シャンプーがなくなる時。

シャンプーを使い切った🧴
いや、それだけじゃない、正確にはもっとたくさんある。

近頃一気に、使い切ったものたち。

一人暮らしの家から持ってきた消耗品たちを、これでもか、という程に使い切っている最近。

シャンプー、リンス、
元彼が私の家で使う用と言って買って置いてあったnonioの液体、
元彼の家にいつものクレンジングを置きっぱなしにしてて困ったから間に合わせで自分の部屋用に買ったクレンジングジェル、

もっと言えば、元彼の家の近くのOIOIにオープンしたてのお店でセールやってた時に買った、良いファンデーションとヘアオイル。
これは驚くことに、使い切り間近に、地元のイオンで全く同じお店がオープンしてたからまた買った笑

あと年中リップクリームを手放さなかった元彼に影響されて秋冬でもないのに買って、この夏もいつも塗っていたリップクリームだとか
そんな色々。

これでもかというくらい、同時に使い切ってしまうのだから不思議なものだ

と同時に、何かの終わりを嫌でも実感せざるを得ない。

例えばそれは、元彼との関係性であったり、
私のかつての一人暮らしライフだったり。

なんだか本当に、終わってしまったのだな、と
突きつけられるというか、じんわりと実感するのだ。

一抹の寂しさと、悲しさと、なんだか悔しさと諦め、そんな感情だ。

生活に関して言うとするならば、私はようやく、実家という場所に馴染んできたのだなあ、とも思う

3年7ヶ月の一人暮らしを終了して戻ってきた実家での暮らしには、慣れるまでなかなかの時間を要した。
(その時の記録はこちら↓)

今だって母にイラつきながら部屋のドアを閉めたところだ

やっぱり他人なのだから、めちゃくちゃにムカつくことも、理解出来ないこともある
まあお互い様なのだろうけれど。

母の、仕事や父への愚痴を延々と聞くのはたまに気が滅入るし、自分の気分?で突然イライラしたり無視されたりするのも腹が立つ。
話を聞くより先に否定がくることもうんざり。
あとまあとにかく日頃、騒がしい
そしてHSP気質なのは仕方ないのだけれどとっても細かくて色々気にしてしまうし考えてしまうのだろうから、それに付き合うのも疲れる時はある

とはいえ今日のお昼みたいに、帰ってくるなりペペロンチーノにしない?それでアイスコーヒーいれてさ、デザートにと思ってこれ買ってきたよって甘いもの買ってきてくれて

え、私もペペロンチーノがいいかな作ろうかなと思ってた!
とか、
もっと細かい例は無限にあるのだけれど、
まあとにかく頭のつくりというか、感覚と言うべきか、がドッペルゲンガー??てくらいに似ている私たちはよく同じことを同じタイミングで言っては笑い転げている

それに、細かな感覚というものをとことんよくわかっているのだお互いに。

あとまあ、何だかんだでものの考え方は好きだし尊敬もしているし、とっても頼りにしているし
なんだって、世間一般の標準からしたら恐らく驚かれるくらいには、たぶん9割くらいのことは母に話しているというくらい心を開いている。

という感じで、もちろんムカつくことも沢山な毎日だけれど、他の兄妹や父含め、なんだかんだと好きだし平和にやっている日々だと思う

そうそう、ドッペルゲンガー並に似ている頭の母はこの前、
ここらへんにあるシャンプーとか全部使い切った頃に○○(私の名前)がやっと本当にうちに馴染んだ頃なのかなーと思う
と、言ったのだ!

え、○○もまったく同じこと日々思ってた!
やっとそろそろ使い切るし、○○もうちに馴染む頃かー、と思ってたよ

そんな会話を、したのだ笑

毎朝6:30にめざましテレビを観ながら囲む朝食、
日中は勉強メインだけどお昼は大抵母と気分を話し合ってどちらかが作って昼飯旅か徹子の部屋を観てまた勉強して、
16時までには毎日お風呂洗いをする
日によってはアイスコーヒーをいれてコーヒータイムをともにして。

夕方になると妹が帰宅して、学校の話をあれやこれや聞いて、お風呂に入って、夜ご飯を食べる
テレビを観ながらまたもあれやこれやとにかくうるさいのが我が家の食卓だ
そんな私たちの会話になんとか参入しようとしてみる父、いつも一触即発だ

20時くらいになったらまた部屋へ解散!
勉強して寝る。
たまに母と夜のウォーキングに行ったりもする

あとあれだ、うちで飼っているネコ
この子の扱いにも慣れたもので
良きタイミングでおやつをあげたりごはんをあげたり、
家のあちこちに置いてあるお水はよく替えて、
外に出せと言われたらたまに出して庭先で遊んで回収する
母と父のウォークインクローゼットにはよく連れ込まれてここで甘えてくるので沢山甘やかす
寝床探しにもよく付き合わされる
とても可愛い、本当に癒し。

あと毎週木曜日はご飯当番で夜ご飯を私が担当する
家族5人分のちゃんとした食事を作るのはなかなかに訓練になっている。
(一人暮らしの時は自分用にてきとうなものしか作ってこなかった、、)
花嫁修行だね、人生無駄なことなんてないねー、と母はいつもニヤッとしながらそう言う。

もちろん、たまーにショッピングとかお出かけとか、あと図書館行くとか、イレギュラーな日もあるが
大体はこんな生活を、ほんとうに、毎日、毎日。
日常をひたすら繰り返している

そんな生活に、いつの間にやら私は適応してしまったのだ
話す人が沢山いて、ほとんどの家事はやってもらえる、こんな生活に。

もはや足腰が弱ってきたし、なんだか体力も以前よりなくなってきているくらい笑

たまらなく退屈で、家族のペースが大前提であって、でも自分の時間もペースも確保しながらうまくやるという、この日々。

そんなに悪くは無いような気もする

毎日遅くまで働いて家に帰って味気ないごはんを食べて、たまに気分で突然飲みに行って
土日はほとんど、彼氏か友達と予定をパンパンに詰め込んで
欲しいものはよく買っていたし、旅行もよくした

あんな生活とは程遠くて、
欲しいものもそんなには買えなくなったし、ほとんど遊びにも行かないし、お酒なんて長らく口にしていなくて
東京はとっても遠い場所にすらなりつつあるけど

あの生活にキラキラや懐かしさもたまらなく感じることだってもちろんあるけど、

まあ大丈夫。

今のこの、何不自由なく温かな暮らしだって素敵だ
何より私は大切なものに気づけているし
あと遊びたかったらたまに東京行って遊べば良い、既に今月末には2度程行く予定があるし、これから先も予定を入れようとさえ思えばいつだって動ける。

なんだか気づいたらとても長くなって話も逸れてしまったけれど、、

シャンプーがなくなる時、というタイトルだったな

シャンプーがなくなった今、3ヶ月目にして
私はようやく実家暮らしに溶け込んできている。

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