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「母とご飯を食べに行きたいな。」
ふと思った心の向こうにある
「独り占めしたい」という本心に気が付いて
プッっと吹き出してしまった。

大人になると
子供の頃の思い込みが
思わぬことで解ける時期がくる。

例えばそれは
自立かもしれないし
結婚かもしれないし
誰かの一言かもしれない。

私の場合は
本で学び実践することで
1人では気付けないことを
気付かせてもらえている
そう思う。

だから
悩んだ時や辛い時は
本を読む。

そうやって
私は本に関わる全ての人に
助けてもらわないと
生きてゆけないのだ。

目の前にある幸せに気付かず
眉間にシワを寄せて生きていた私が
爽やかな風に揺れて
サワサワと擦れる葉っぱの音や
どこまでも澄んだ青い空の美しさに
涙が溢れるような自分になれたのは
本があったからだ。

もっと早くこうなりたかった・・・
なんて思ってしまうのだけれど
今だから、今の私だから
本の内容を受け取れる。

きっと昔の私の周りにだって
素敵な本は溢れていたのに
受け取る準備ができていなくて
みつけられなかっただけなのだ。

だって本を読むことを
嫌いなのだと思っていたし。

けれど
本が嫌いなのではなく
興味のない本は読めなかった
ただそれだけのことだった。

これから私は
どんな本に助けられて
生きていくのだろう。

本が読みたいからって
わざわざ辛い思いを
しているつもりはないのだけれど
色んなことがあるから
素敵な本と出会えるのだ。

そのことに
感謝してもしきれない。


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