どんな秋

暑い、暑いとはいえ
もう9月
暦の上では秋なのだ。

私は春と秋が好き。
だって暑くも寒くもなくて
快適だから

それなのに
最近はその好きな季節が
短くなってきた気がして
さみしい。

エアコンをつけないで
家じゅうの窓を開け放って
カーテンを揺らす風を
感じて過ごす時が
なによりも幸せだったりする。

当たり前だと思っていた
その時間が
なんとも尊いものだと
今更ながら実感する。

そんな心地良い時間
私は何をしていただろう。

読書の秋、食欲の秋
今の私なら
刺繍の秋だろうか。

季節が移り変わると
心も移り変わって
少しずつ成長していく
そんな気がする。

どんなに
停滞しているように思えても
目に見える結果が出なくても
水面下では必ず動いている。

私は私の目の前の現実しか
見ることはできないし

その現実すら
私のフィルターを通してしか
見ることはできない。

だったらそう
信じるか信じないかは
逃れようのない
私次第なのだ。