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まずは武器を揃えよう!新卒3年目デザイナーが転職活動でやったこと

こんにちは。UIデザイナーのnanaeです。
すっかり寒くなりヒートテックが手放させない時期ですね。
今年も残り2ヶ月しかないと思うと感慨深いです。

先日、新卒で入社し約2年半勤めた会社を退職しました。
社会人として、そしてデザイナーとしての基礎を沢山学ばせていただきとても感謝しております!
11月中旬からは「ロコガイド」さんでお世話になります!今からワクワクが止りません・・・!


さてさて本題に・・・
このnoteでは新卒3年目デザイナーの転職活動の内容や、やってきたことをまとめてみました。
誰かのお役立てれば幸いです🙏

こんな人にオススメ👇
・転職を考えている新卒2~3年目のデザイナー
・転職したいけど何から始めればいいのかわからない人

はじめに

初めての転職活動。。
何から着手すればいいのか本当にわからず、不安でいっぱいでした。

そんな漠然とした不安はどこから来るのだろう?と考えた時、
「準備を何もしていないから」という事に気がつきました。
自分の強み・スキルも把握できておらず、行きたい会社もまだ見つかっていない・・・そんな準備不足から来る不安なら1つ1つこなして行けば良いじゃん!
ということで、自分をアピールする「武器」をしっかりと備えるところから私の転職活動は始まりました。


武器その①:ポートフォリオ

まずはデザイナーなら必ず必要なポートフォリオの作成です。
やる気を出すために1番最初に着手しました。
完成したポートフォリオはこんなかんじ👇

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正直、転職活動で1番時間をかけたのが「ポートフォリオ制作」です。
世の中には便利なポートフォリオ作成サービスもありますが、UIデザイナーなら1から作らないとプライドが許さん!ということでサイト設計からはじめ、かなり時間がかかりました。
しかし、タイミングよくコロナ禍で土日は時間が作れたのでちまちまと進めていきました。

では、ポートフォリオ作成にあたり参考にしたサイトや意識したことを書いていきます。


■ 参考サイト
色々なデザイナーさんのポートフォリオを調べていく中で、レイアウトを参考にするというよりは、案件紹介で「何を伝えているか」に注目し調査していきました。
UIデザインは表面的なデザインより制作プロセスが重要となるので、案件の課題・ソリューション・プロセスを重点的に書かれているサイトを参考にしました。注力して書かれているサイトを参考にしました。
その中でも特に参考にさせていただいたデザイナーさんは下記の2名です。
とっても素敵なポートフォリオなのでぜひ訪れてみてください!

・灰色ハイジさん

・タカヤオオタさん


■ 内容を詰めていく
偉大な先輩方の伝え方を参考にしながら、ポートフォリオの内容を詰めていきます。
引き続きUIデザイナー志望ですので、過去に携わった案件の中から特にUIデザインに注力した案件をピックアップしていきます。
各案件の詳細では👇の内容を記載しました。

・案件名
・案件概要
・制作期間
・担当箇所(UIデザイン、情報設計など)
・課題
・解決策
・リリース後の数値

もちろん、全ての案件で上記の項目を埋められれば理想的ですが、
私の実績だと3件ほどしか全て記載できませんでした。。
しかし、全ての項目を埋める事を目的とせずに記載できるところはしっかり記載する!を目標に内容を詰めていきました。


■ サイト制作
ポートフォリオに掲載する内容が定まってきたので、いよいよサイトデザインと実装です。
サイトデザインは『XD』で、Webサイトは『STUDIO』を活用しました。

私はコードが書けないのでSTUDIOには本当に助けられました。
XDでデザインしたサイトを簡単に再現できますし、レスポンシブ対応なのでSP用にもう1ページ作らなくてもいい・・・サムネイルの差し替えや文章のリライトも簡単にできるのでブラッシュアップし続けるポートフォリオとの親和性はかなり高いと思います!

レイアウトを組んで、先ほど考えた内容を流し込んでいけば・・・
やっとポートフォリオの完成です!!👏
過去の案件を振り返ることで自信が湧いてくるし、転職活動へのやる気がアップするので始めにポートフォリオを作成することはすごくオススメです!


武器その②:自己分析

物理的な武器であるポートフォリオが完成したので、次は自己分析で自分と向き合い自分の「軸」を探していきます。

自己分析って就活の時も行いましたが、改めて定義はなんだろう?と思いググってみました。

自己分析とは、自分のこれまでの経験や思考を整理し、自分の能力や性質、強みや弱み、今後のありたい姿などを理解することです。
引用先(https://en-courage.com/articles/256

つまり、自分のスキルを把握し、なぜ転職したいかを言語化して将来のキャリアをイメージしよう!という事ですね。

ポートフォリオと同じくらい、この自己分析ってとっても大切なんです。
自己分析を行うことで転職活動の軸・伸ばしたいスキル・求めている環境が明確になるからです。
心の中でモヤモヤと考えていた事を言語化するとスッキリしますし、長い転職活動の中で「なんで転職したいんだっけ?」と目的がわからなくなった時に答えがあると安心します。

私が行った自己分析の方法を2つご紹介しますね。


■ とにかく「なぜ?」を繰り返す!
自己分析は己との戦いです。
フワッとした考えだけだと面接官の「なんで攻め」に答えられず、薄っぺらい回答になってしまいます。
せっかくのいい機会だと思ってひたすら自分に問いかけ続けましょう。

「自己分析 やり方」でググれば質問例は山ほど出てきますが、その中でも深堀して良かったと思える項目は👇になります。

・なんで転職したい?
・どんなスキルを身に付けたい?
・どんな会社で働きたい?
・どんな人と働きたい?
・今の会社の不満は?
・3年後どんなデザイナーになりたい?
・なりたいデザイナー像は?
・なぜUIデザインがやりたい?

なんで攻めは1つの質問を答えるだけでは終わりません。
例えば・・・

どんな人と働きたい?

サービスに対して熱量のある人達と働きたい

なんで熱量のある人達と働きたいの?

サービスに対して熱量がある=サービスを自分事として捉えている
と思うので、当事者意識が強くなるから

なんで当事者意識が強いと良いの?

ユーザーファーストの考え方が身についていると、自然とサービスに対する当事者意識も芽生えると思うから。

みたいに「なんで攻め」を繰り返していきます。
最初はしんどいですが、だんだんと自分の奥底に眠っていた気持ちを言語化する事に快感を覚えるようになります笑


■ 自分コンセプトを見つける
自己分析の延長で取り組んだコピーライター&作詞家の阿部広太郎さんの「自分自身の整理整頓術」がとても効果的だったのでご紹介します。

自分が大切にしている信念のような言葉(自分コンセプト)を軸に、自分の経験や強みを導き出す方法です。
詳しい方法は下記のnoteをご覧ください!


上記のnoteを参考にしつつ「自分コンセプト」を中心に
・自分の強み
・頑張った事
・将来やりたい事

の3点を書き出してみました。

自分コンセプト

当時GoodNotesに書き殴ったメモなので字が汚いのは目を瞑ってください・・・


私は自分コンセプトを「共感」にしてみました。
強みや頑張った事を考えていく中で、相手目線に立って行動したときはいつも成功していたな〜と感じたからです。
「共感」をキーワードに過去の案件や経験を振り返っていきます。
不思議と将来やりたい事も「共感」が大切なキーワードとなる夢だったので、点と点が線で結びつき鳥肌が立ちました。。

このように1つの軸を持ってエピソードを語る事で、話に筋が通ります。
また、「自分コンセプト」を自覚することで「自分」という人間がどんな人間なのか、どんな信念があるのかを客観的に分析できるのでとてもオススメです!


武器その③:頼れるエージェントさん

ポートフォリオ・自己分析も完了し、自己アピールできる武器も揃ったので、いよいよ転職先を見つけるために転職サービスに登録しました。
今回、私はReDesignerさんに大変お世話になりました!

あのGoodPatchさんが経営しているデザイナー特化方の転職エージェントです。初めての転職活動だったのでエージェントさんに支えてもらいながら企業を絞り込んでいきました。
活動開始時に行きたい会社の目星が付いていなければ、エージェントさんの活用を強くオススメします。
理由は以下の通り👇

・デザインの専門知識を持ったキャリアデザイナーがサポートしてくれる
・業界トレンドを把握できる
・今後のキャリアを考慮した企業選択ができる
・カジュアル面談or面接後に企業からのフィードバックを間接的にもらえる
・自己分析を深めることができる

事業会社にいると外の会社に触れる機会が少なく、どうしても井の中の蛙状態になりがちです。
業界に詳しい味方がいることはとても心強いですしスピード感を持ちながら転職活動を進めることができます。

また、エージェントさんに「自分のやりたいこと・求めている環境」を伝えるので企業のミスマッチが最小限に抑えられます。
一人で企業の内部を探るには限界があるので、エージェントさんから見て私に合うかどうかを客観的に判断しアドバイスを頂ける環境はとてもありがたかったですね。

そして。。
転職活動中は選考状況によって心が不安定になるので、自分を支えてくれて肯定してくれる人は一人でも多い方がいいです 笑
当時支えてくれた人達本当にありがとう・・・

担当してくださった宮本さん本当にありがとうございました!
宮本さんのおかげで楽しい転職活動期間でした😭


いよいよ面接へ!

自分をアピールする武器も揃って、気になる企業に巡り合えたら・・・
いよいよ面接です!
初めての転職活動だったので、最初の面接はガッチガチに緊張しました。。。
正直、面接にコツはないと思います。

すでにポートフォリオや自己分析で自分をアピールする武器は揃っているので、面接官の質問に真摯に答えていくだけです!
強いて言うなら、面接官との相性はとても大切だと思います。
少し威圧的な方だと萎縮してうまく話せなくなってしまったり、会話のキャッチボールがうまくいかず相手のペースにのまれてしまうなど・・・


逆に、相性がいいと面接がとても楽しいです!
この人と働いてみたい!もっとこの会社のことが知りたい!採用してほしい!などポジティブな気持ちが溢れてきます。


私はありがたい事に、いくつか受けた企業の中で面接が1番楽しかった企業さんに内定をいただけました。
なので、ありのままの自分で挑んで受け入れてくれる企業に巡り合えれば転職活動は成功したと言えると思います!


おわりに

初めての転職活動で最初は不安だらけでしたが、振り返ると人としても、デザイナーとしても成長できました。

「転職したいな」と頭に浮かぶという事は、現状に何かしらの不満・不安などのモヤモヤが溜まっているという事です。
そのモヤモヤが転職で解決できるなら、すぐ行動に移すべきです。
しかし、転職はあくまで1つの手段なので今の会社でモヤモヤの原因を解消できるなら「残る」と選択も正しいと思います。

長文noteになってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
このnoteが転職を考えている人に少しでも役立ったら嬉しいです🙌

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