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現実を認めてそこから変える〜7ハウス太陽と龍高星〜

最近は算命学にハマっています。
個人的には、西洋占星術よりも具体的な社会活動について考えられる占術という印象。西洋占星術の方が遠い世界にアクセスしやすいのかも。
もちろん算命学にもその要素はあるようですが、"古代中国において秘蔵の帝王学であり、政治・軍略の要として活用されてきた"と言われていて、どちらかというと具体的な行動に関して占うものなのではないかと思います。

そんな算命学の中で面白いと思うのが「十大主星」というもの。これは世の中の動きを十個に分類したもので、星の名前で書くと下記のような順で巡ります。12サインみたいに。

貫策星→調舒星→禄山星→牽牛星→龍高星→石門星→鳳閣星→司禄星→車騎星→玉堂星→(貫策星に戻る)…

各星の意味を簡単に書くと、

自我を持ち(貫策星)→欲を燃やし(調舒星)→無償の愛が芽生え(禄存星)→自尊心を持ち(牽牛星)→忍耐の末に改革知が生まれ(龍高星)→社会に実現させ(石門星)→自然のままに生き(鳳閣星)→小集団を作り継続し(司禄星)→大集団で活動し(車騎星)→失敗から知恵を身につけ(玉堂星)→知恵に裏付けされた自我を持ち(貫策星)→…

となります。これを何度も周回する事で次元が上がっていくと考えられているようです。
算命学ではこのような切り口で世の中を見ているという訳ですが、何となく帝王学と言われている意味がわかる気がします。こんな行動を粛々と続けていたら、人格者と呼ばれるような人となるのは当然でしょう…。

この中で今回取り上げたい星は「龍高星」。
プライドが高いゆえに、自分の過ちを認められないような人には参考になる星じゃないかと思います。

龍高星は「忍耐の末に改革知を身につけ」ると書きましたが、忍耐とは何なのか。

ズバリ、"鏡に映った自分を直視し続ける"というもの。(7ハウスみ溢れる〜)
誰しも理想の自分というものを少なからず持っていると思いますが、その理想の姿と現実の自分との間にはギャップがあります。そのギャップを直視させられた時に反発して周りのせいにしたり、見えないフリをしたりしてしまいがちです。
私も上司に自分の落ち度を指摘されると「知ってました!本当はこんな失敗しません!」と言いたくなります(笑) 生意気〜。

ですが、龍高星はそこで反発したりするのではなく、グッとこらえます。鏡に映った自分はどんな感じなのかしっかり見据えます。私の例でいけば、自分の落ち度をしっかり見据えます。「本当だったら〜」なんて言いません。

これが忍耐。そしてその忍耐によって鏡に映るありのままの自分と理想の自分のギャップを冷静に測る事ができます。すると、そのギャップを埋めるにはどうしたらいいか?という変革のための知恵が育ち始める訳ですね。

龍高星は改革の知恵を生み出しますが、これは改革といっても情熱的に勢いで改革をするのではなく、じっと見据えて改革知を練るという型。「静」の中で生まれる改革です。

ここで1つ注意点を書くと、この忍耐は龍高星の手前にある牽牛星に支えられています。牽牛星は自尊心。自己責任を持てる自尊心を育んだ結果、忍耐が出来るという流れがあるので、龍高星単体で高めていくことはできません。結局は10個の星全てに取り組む意識が必要です。(あれ、全惑星意識じゃん…。)

それでも、中々自分を直視するのが苦手な私としては、この龍高星を思い浮かべるだけでも少し踏ん張れるようになった気がします(まだまだですが…汗)
7ハウスに太陽がある人は、社会からの反応を見て自分を知っていくのがテーマだったりしますので、7ハウス太陽がある人は龍高星を参考にしてみるのはいかがでしょうか?

今回、十大主星の話を書くにあたり参考にしたブログがこちら。

算命学について様々な視点からとても分かりやすく書いてあり、私は大ファンです。

高尾義政先生の教科書「算命学」第一巻〜第八巻で学びたいと思っているのですが、お値段が…(TT)

いつか買えるような臨時収入でも入ったら買わせて頂きたく思います。
何となくですが、松村先生臭がするんですよ…。本当にそうかどうかは触れてみてからのお楽しみですね(笑)

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