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天中殺とインターバルショック③

天中殺とは「時間があって、空間のない二つの支(時間)」。
算命学ではこれを「不自然融合時間帯」と呼ぶ。

天中殺について②・・・時間と空間
算命学研究室 青龍著

前回では「不自然融合時間帯」に触れていませんでした。
これはどういう意味でしょうか。

算命学の命式は天干と地支で構成されています。試しに命式を出してみましょう。

【無料命式】自分の命式を知る 算命学Stock

こんな感じで、算命学では天干と地支を見て占っていきます。
※蔵干は地支の中に含まれる天干を表します(ややこしー)。

天干は10干、地支は12支あります。列挙すると、
・天干:甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
・地支:子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥
です。
地支の方は馴染みありますよね。来年はネズミ年だねーとか言って、年賀状の絵に使われたりします。ちなみに今年はウサギ年ですよ🐰

算命学では、全ての生物は空間と時間の組み合わせの中にいると考えられています。その空間を天干、時間を地支で表しているのです。しかし、天干は10個で地支は12個です。ここに「不自然融合時間帯」と呼ばれる時間が発生する理由があります。

では実際に天干と地支を順番に組み合わせてみましょう。

天干も地支も、順番に何度も巡ります。10干と12支なので当然11番目で組み合わせがズレます。地支はまだ続いているので「戌」が来ますが、天干は一巡したので甲に戻っています。これを算命学では「不自然」なことと考えます。

数字で考えてみるとより分かりやすいかもしれません。
甲を1として順番に癸10まで数字を振り、子を1として順番に亥12まで数字を振ります。算命学では、「1と1」「2と2」という風に同じ数字同士が融合する状態を「自然」であると考え、「1と11」「2と12」は違う数字が融合しているので「不自然」なのです。

西洋占星術的に考えてみるとルーラーシップみたいなものかもしれませんね。水星が双子座や乙女座にあるのが「自然」、それ以外のところにあるのは「不自然」。

このように、「甲と戌」「乙と亥」のように空間と時間が不自然に融合していることを「不自然融合時間帯」と呼ぶのです。これが天中殺です。

え、空間あるじゃん!(ノ`Д)ノ
何で天中殺で空間が無いって言われているの?

と思われた方もいらっしゃるでしょう。
この点については、パラレルワールドのように複数の世界線があると想定すると説明できるかもしれません。

そして、これはエニアグラムの「合法則的不規則性」の話と絡める事が出来るのではないかと考えているのです。

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