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新しいエビデンスで明らかになる!うがい薬で”あの病気”のリスクが増える!?③

本記事はシリーズ「新しいエビデンスで明らかになる!うがい薬で”あの病気”のリスクが増える!?」の一部として書いてます。シリーズが気になった方は、最初の記事から読んでもらえると嬉しいです↓↓↓↓↓↓
「新しいエビデンスで明らかになる!うがい薬で”あの病気”のリスクが増える!?①」

この記事で、このシリーズは終わりです。短いです。
前々回、前回の結果をもとに、

「じゃあ、うがい薬、どうするのが良いか?」

私の考えをお伝えします。

前々回の記事①での結論は
「うがい薬適正に使用すれば、プラークや歯肉炎を減らす効果ありそう」
前回の記事②での結論は
「うがい薬を使用すると、糖尿病のリスクあがるかも。。。」

この2つから、考えて、

うがい薬を使うべき!!
あるいは
うがい薬は使わないべき!!

という、極端にどっちかではなく、

①歯周病治療の補助として、歯周病が安定するまで使う
②口の中で外科処置して、回復するまでその部分を磨けない時に使う
③歯ブラシがそもそも出来ない人に糖尿病のリスクと天秤にかけながら慎重に使う

と、まぁそんな使い方が、良いのではないでしょうか?

毎日うがい薬を使わないと、虫歯になりそうで心配!
と思う人もいると思いますが、
安心してください。もっとエビデンスが高い予防方法がたくさんあるので、そっちから実践してください。

少なくとも、虫歯予防に関して、うがい薬の使用は、
FDIの「虫歯予防エビデンスランキング」には入ってません。

FDIとは?(Wikipediaより引用)

国際歯科連盟(こくさいしかれんめい、フランス語: Fédération dentaire internationale、FDI)はスイスのジュネーヴに本部を持つ歯科医師会組織の連盟、非政府組織。1900年にフランスの歯科医師Charles Godonによりパリに設立された。130以上の国、地域から190以上の組織が参加しており[1]、これらの組織は少なくとも合計百万人の歯科医師を代表している
FDIの主目標の一つは全世界の歯科医師の情報交換の促進である。これを達成するため、FDIはInternational Dental Journal、Community Dental Health and Developing Dentistryなど多くの学術誌の刊行や、World Dental Congressを毎年世界各地で開催するなどの活動を行なっている。
FDIはWHOと国際連合により公式に認められた団体で、国際看護師協会、世界医師会、国際薬剤師・薬学連合とともにWorld Health Profession Allianceに参加している。
公式ホームページリンク

とまぁ、歯科の中では、かなりすごい組織なんです。

かなりすごい組織だから、全面的に信じるわけではないですが。そのFDIがたくさんの論文を調べて、そのエビデンスをまとめてくれてたりするんですが、そこには、もっと他の虫歯予防方法が出ています。

これに関しては、またそのうち記事にする予定です。

それから、うがい薬って口臭を減らす目的で使う人もいると思うので、またそのあたりもまとめて、記事にしたいなぁ~と思ってます。
思っているので、「応援」だと思って「スキ」を押して貰えると励みになります。応援したいと思ってくださればですよw

さて、次回の記事は「フロス?」「うがい薬?」と、否定系が続いているので、「推奨」について記事にしたいんですが、いったん「セルフケア」から離れて、「治療」について記事にしようと思います。

「治療」についても、出来るだけ一般の方に分かりやすいように、書こうと思いますが、「治療」の知識は中途半端な理解だと、逆にトラブルになりやすいと思うので、「しっかり勉強したいな」と思って頂ける方に読んで欲しいと思ってます。そのハードルとして「有料記事」にしようと思ってます。

次回
「虫歯って削らずに治せるの?」や
「どのくらいの虫歯から削らないといけないの?」
等の
疑問にエビデンスをもとに解説できればと思います!

ではまた宜しくおねがいします。

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