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BTCの価格上昇が凄まじい話~国際派ビジネスマンの父親から息子に送るnote

Dear D&Y

今日は最近値段の上昇が凄まじいビットコインの話をする。

なぜビットコインの価格上昇がこの短期間でこれだけ進捗したのか。君はどう考えるだろうか。これはお金の在り方が変わろうとしているからではないだろうか。

既存の法定通貨

日本円JPY、米国ドルUSD、香港ドルHKD、というように各国が各国の紙幣を印刷して銀行券として世の中に流通させているのが、現在の法定通貨だ。これは各国の中央銀行が流通量をコントロールして、お金が流れすぎていたら減らしたり、少なすぎたら多く印刷したりしながら経済をコントロールしている。

お金の価値の担保となるのが、米国ドルであれば金であったり、現在では原油であったりするわけだ。ここでは日本円の価値の担保が何なのかは言及しないことにする。

問題は、中央銀行のさじ加減一つでお金の流通量を無限に増やせてしまう現在の資本主義にある。支配者層の思惑一つで世の中が変わってしまうのだ。現在の法定通貨の流通量はすさまじく、日々お金の価値が薄まっていっている。

自分たちが稼いだ金の価値が第三者によって減らされてしまっているわけだ。

だから、資本家は不動産とか金とか株や債券に投資して、法定通貨と対比して値段が上がりやすいものに交換して資産を守っているわけだ。

よくインフレ率とか言われるが、あれはお金の価値が日に日に減っていくことを大衆に悟られないように伝えているにすぎない。そのまま伝えると気づいてしまう人がたくさんいるからだ。

法定通貨から他の資産に価値を変える作業の、一つとしてビットコインやその他のアルトコインが生まれたわけだ。

ビットコインの優位性

では、資産の逃避先としてなぜビットコインが最近急に選ばれるのか。

ビットコインといえば物質的ではない資産である点で、不動産とか金とかと大きくことなっている。ペーパーアセットと呼ばれる株や債券にどちらかといえば近いのかもしれない。理由は何なのか。

答えは、お金が紙や物質である必要がないのではないか、と考える人が出てきたからだ。

大昔、価値というのは食べ物そのものであったり、金のような貴金属であったりしたわけだが、重くて大きくて流通させることができないので軽くて薄い紙幣が流通したわけだ。

インターネットが普及した今となっては、価値の保存が紙である必要すらなく、データでいいんじゃないか、という人が出てきたわけだ。このデータが暗号資産、仮想通貨と呼ばれるビットコインだ。

君はもう気づいたかもしれないが、時代と共に価値の代替品が変わることは歴史上不思議な事ではない。現在の紙幣ですらデフォルトと称して法定通貨が刷新され、たまに変わることがあるのだ。

ビットコインは中央銀行のような第三者が価値を操作できないのだ。だから、法定通貨に代わって買われるわけだ。

課題がないわけではない。ビットコインは法定通貨と比較し決済ができないと言われている。市場で物を買うためにビットコインをもっていっても物が買えないのだ。だから法定通貨の存在意義はまだあると考える。

しかし世の中の人が、ビットコインで決済を始めたらどうなるだろうか。果たして各国の法定通貨を持つ人はいるだろうか。

私は第三者によって価値が操作されるような通貨を、しかも価値がへるような方向に操作されるような通貨を好んでもつ人はいないと思う。

君も通貨の存在意義を自分なりに考えてみてほしい。そうすることで今資産を日本円だけにしている危機感を持ってもらえれば何よりだ。ともに資産を守ろう。家族と自分と周りの人を守るために。

Bestregards,
父より

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