第7話 「逆転有罪判決」は絶対おかしい
日本では、検察側に控訴権が認められているので、一度無罪判決が出ても上級審で有罪になることがある。
しかし、これは「疑わしきは罰せず」の原則に反するのではないか。一度でも無罪判決が出れば、それはもう十分に疑わしいのではないか。
上級審が下級審より正しい判断をするという保証はどこにあるのか。最高裁判事は神様なのか。
しかも、日本ではそれぞれのレベルでの合議制、多数決であり、全会一致ではない。
私は、量刑や法律の適用問題などは、多数決でも良いと思うが、事実認定において、多数