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共働き家庭におすすめ!生活費を一括で割り勘する方法

「えーそれ買うの?」
「いいじゃん、だって使うでしょ?」
「わかったよ、じゃあ“ケージョー”していいよ」

夫婦やカップルなど、長い間一緒にいる二人には、当人しかわからない共通用語みたいなものが存在する。よくあるのは、そういった行為を隠語で表現したりとか。

我々夫婦にとっての共通用語である「ケージョー(計上)」というのは、「夫婦でお金を管理しているスプレッドシート※に金額を入れる」ということ。要は、二人の共有財産として購入するということを指す。

※スプレッドシートとは、Google社が提供する表計算ソフト。Excelのようなもので、インターネット上で共有し、複数人で同時編集できる。

キャプチャ2

家計管理のやり方は家庭によってそれぞれで、妻がお財布管理していて夫はお小遣い制の家庭、夫婦で財布を完全に分けている家庭など、いろいろあると思う。

我が家では、基本方針を「平等」として、すべての生活費を割り勘にしている。具体的には、毎月共通のスプレッドシートを1枚つくって、それに金額を入れていく形で家計管理を行っている。

たとえばこんな感じだ。

キャプチャ1


左が夫で右が私。日付と買い物した内容と金額を書いて一ヶ月が終わったら清算する。

私は品質よりも安さがウリのスーパーCを愛用している。こうして見るとスーパーの好みが夫婦で異なることが一目瞭然だ。

夫は、家賃と水道・ガス・電気代を払っている。それに、外食したときにはクレジットカードのポイントを貯めたいという理由で立て替えてくれるため、基本的に支払い金額が多い。

そのため、毎月家賃を含めた調整金を私から夫に支払う。スマホから夫のネット銀行の口座に入金するため、お釣りを揃える必要がなく楽ちんだ。

適当な性格の私は、月が締まってもなかなか調整金を支払わないため、もたもたしていると「お振込みお願いします」という催促が入る。まるで業者のようだ。

このシートに“計上”するのは、食費などあくまでも共有財産のみ。個人の財産となる服や本、化粧品などは、それぞれが自由に買っている。

何の気なしにやっていたが、かれこれ4年程この方式を続けられているので、ひょっとしたら良い方法なのかもと思い、紹介させていただいた。

しかしこの方法も万能ではない。今は二人ともまとまった収入があるので良いがが、この先どちらかが働かなくなったらこの方法は使えない。なので、共働き家庭に限っておすすめの方法である。

文・香山由奈
編集・円(えん)さん

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