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【バチェラー3から学ぶ】恋のクーリングオフはやっぱりNGですか。

バチェラージャパン3の結末が、世論を大いに盛りたてた。

※バチェラーとは、1人のハイスペック男子が20名の女性の中から結婚相手を選ぶ「婚活バラエティ」。それぞれの女性とデートやパーティを重ね、結婚相手を選んでいく。各ステージではバラが用意され、バチェラーは次のステージに進んで欲しい女性にバラを手渡す。バラをもらえないと脱落。そして最後のステージでは二人から一人を選び、結婚前提の交際が始まる。

※これよりネタバレがあります。これからご覧になる方は、ぜひ本編を見てからお読みください。


番組コメンテーターの指原莉乃さんは、今シーズンの結末を「胸糞悪い」と振り返った。Amazonレビューは、2,000人以上がレビューしてまさかの1.9。

なぜここまで物議を醸しているのか。

それは今回のバチェラーである友永真也氏が、最終ステージで真実のローズを渡した女性(水田さん)と一ヶ月足らずで別れを決意。最後まで残っていたもう一人の女性(岩間さん)と付き合っていることを明らかにしたからだ。

一ヶ月足らずで別れを選んだ理由について友永氏は
「気持ちが岩間さんにある以上、早い方がいいと思った」と語る。

要するに友永氏は、荒手のクーリングオフ&お乗り換えをやってのけたのだ。

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そもそも、最終ステージまで残った二人の女性は、ファーストステージからまったく別の道を辿っていた。

第一印象から好意を寄せられ、「頑固な自分もこの女性のためなら折れられる」と友永氏をメロメロをさせた岩間さん。

最初こそ良さに気づかなかったものの、回を追うごとにホステスで培った気遣いや、包み込むような優しさで惹きつけていった水田さん。

ところが最後のデート中、岩間さんから「大好きだけど、恋愛として好きなのかわからない」と告げられてしまう。

一方の水田さんは、最後まで友永氏に好意を寄せ、「一度しか言わないからよく聞いて」と前置きした上で、「好きです」と大事に伝えた。

それでも、最後までどちらに真実のバラを渡すのか迷ったという友永氏。
冷静に考えると、ここで答えは出ていたのではないだろうか。

岩間さんにローズを渡して振られるのが嫌だったのか、水田さんにもそれなりの好意を寄せていたのか。どちらかは定かではないが、結局友永氏は水田さんを選んだ。

そして、選ばなかった岩間さんが帰宅するリムジンに乗り込む際に「めぐみ、めぐみ……」と「行かないで」とも言いたげにか細い声で叫ぶ。

私見を挟むと、後から乗り換えたことよりも、ここが一番胸糞悪いと思った。選ばれた水田さんも「え、私を選んだんじゃないの」と思うし、岩間さんも「私を選ばなかったくせに」と思っているだろう。

その直後に水田さんと濃厚なキスを交わしたのを見て、目を疑った。

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とは言え、最終ステージはただの男女の三角関係だったように思えた。

岩間さんのことが好きな友永氏、友永氏のことが好きな水田さん。

男女が付き合い始めるときに、両者ともに同じくらい好きということは稀である。

どちらかの猛アタックで「まぁいいか」と付き合い始め、付き合いを重ねるうちに両想いになったり、逆転することが多いのではないだろうか。

岩間さんのことが好きでアタックし続けた友永氏は、「恋愛感情はない」と振られた。失意の中、好意を寄せてくれた水田さんに気持ちが傾いた。ところが時間が経って冷静になり「やっぱり岩間さんだ」と気づいた。

幼稚と言えばそれまでだが、そこらの高校や大学のサークルでよくありそうな話だ。ハイスペック男子と言えど、キレイな女の人たちに一度に言い寄られて、ちょっとおかしくなってしまったのだ、きっと。

それにも関わらず、この世論の荒れようである。

どうやら、これをバチェラーというお金のかかった番組で、数多くの視聴者に期待を裏切ったことが良くなかったのだ。バチェラーはみんなの憧れの存在だから、女性を傷つけてはいけない。最後まで期待に応えて誠実に恋愛をしなくてはならないのだ。

ただ、バチェラージャパン1・2のカップルが2組とも破局していることを考えると、誠実なだけでは続かないのかもしれない。

イケメン&金持ち。キレイなバラには棘があるように、ハイスペック男子の獲得には痛みを伴うんやって。真実のローズを渡して終わりやないんやって。そう気づかされましたね。ほんまにありがとう🌹

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P.S.
実は私も過去一回だけ、ハイスペック男子にクーリングオフされた経験がある。その時、多くの友だちは「ひどいねー」と言ったが、一人だけ「少しの間だけでも付き合えて良かったね」と言った友だちがいた。

嫌な気持ちになるどころか、「そう考えた方が楽だな」とその言葉にすごく救われた。水田さんはどうなんだろうか。番組のコメントでは「むかつく」「許せない」などと言っていたが、本当のところが気になった。


編集:アカ ヨシロウ

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