見出し画像

努力の方向性を早期に決められる人はすごい

進路っていつぐらいに決めましたか?

僕は高校生だったかと思います。
でも進路といってもはっきりしたものではなく、
「大学は文系に行く」
ぐらいのもんです。そのあとどうするかは定かじゃない。

そして大人になっている今、

人生の選択は自分でする
とか
大きなビジョンがまずあって逆算的に小さな目標を設定していく
とか
長期分散投資で時間を味方につける
とか
損切り
とか
最適化
とか
最大化
とか
見える化
とかとか…

高校生の当時には思いもしなかった考え方や情報に触れている毎日。
当時も触れていたかも知れないけど全然刺さってこなかった。
今はこんなに刺さって実践したくて「今日が人生で一番若い日」って心から思うのに、当時は訳が分かってなかったんでしょう。

今のマインドのまま高校生の当時に戻れたら…
と「たられば」を考えることもありますが、後悔はないと思います。
それこそ「今日が人生で一番若い日」なので
今からできる最善の選択は何かを常に考えます。

今の自分の考え方が高校生当時にできてなかったということは、
当時の能力がそこまでだったということ。

今ちょうど、能力に合った考え方(かっこよくマインドセットといいます)ができているんでしょう。



高校生当時にその「能力に合ったマインドセット」ができていた人(以下Aさん)はすごいなと、ふと思いました。

例えば僕は「大学は文系に行く」と漠然と決めて、成績が振るわなかったにもかかわらずセンター試験と2次試験で全教科必要な国公立に行きたいと言い、「とにかくがむしゃらに頑張る」という具体性のない目標しか立てず何もかもが中途半端になって浪人、そして結局は文系私大に入る。まったくその時間が無駄だったとは思わないけど「時間って無駄になるんやな」ということを時間をかけて学んだ、
…そんな感じでした。能力とマインドセットが全然合ってなかったと思います。


一方で
Aさんは、
例えばまず浪人は絶対しないという信念があって、そのために本当は国公立に行きたかったけど私大理系or文系に絞って決め打ちする、取り組む教科を絞り込み、決めた教科の成績を高3の夏で爆上げ、現役で志望の私大に入り、似たような経緯で入学してきた同級生から新たなマインドを吸収し、現在の僕が考えているようなことをすでに20代前半で1周していたということが言えると思う。


Aさんは確実に「能力に合った」行動を取ったのだろうけど、
それは言い換えると
「目標の選択(場合によってはあきらめる)」をしたのかなと。

目標に向けて努力をし続けることは大変で大事なことだけど、
努力の方向性を決めることはもっと大事なんじゃないかと、
今はすごく思います。

方向性を決める中であきらめることも出てくる。
けどそこで「じゃあ次どうするか」を考えられるほうが、
より戦略的で生存能力の高い生き方のような気がします。
もしかしたら、元のあきらめた目標とは違う種類のもっと大きな目標を達成できるかも知れない。

「Aさん」と称した、努力の方向性を高校生の時に決めていた友人らは
今も走り続けていると思います。

僕も走り続けます。

まだまだいけるで。


今日もありがとうございました。