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「大手とベンチャーどっちがいいの?」に終止符を打つ。|#1
はじめに
皆さんどうも、こんにちは!
私、なかやましづと申します。
普段は若手社会人向けにキャリアついて発信するYouTubeチャンネル「キャリアJUMP」を運営しています。
このnoteでは大学生や若手社会人に向けて自分の経験を踏まえ #就活 #転職 #第二新卒 などをテーマに自分の考えなどを投稿していきます。
第一弾は就活生が一度は悩む「新卒入社するなら大手とベンチャーどっちがいいの?」について自分が思う答えを書いていきたいと思います。
と、その前に。ここから私が思う大手VSベンチャーの勝者はどちらか述べるにあたり、この答えに辿り着くに至った私の経歴を簡単に話しておきます。
私は22卒の社会人2年目です。新卒ではマイナビに入社し法人向けの広告営業を担当。9か月で退職しスタートアップの6人目社員として転職。現在は若手社会人に向けて転職ノウハウや仕事に関するコンテンツを投稿するYouTubeチャンネル「キャリアJUMP」のプロデューサー兼ディレクターとして動画制作をしています。
・グループで1万人規模の本社勤務
・3000人規模のメガベンチャー
・社員4人の2期目スタートアップ
・社員8人の5期目スタートアップ
などなどで半年以上ほぼフルコミで働いたことがあるので、だいたいこの規模はこんな感じの制度と働き方だな〜くらいの粒度でそれぞれを理解してます。
細かいことはYouTubeで話してるので気になる人は見てみてください👆
「大手VSベンチャー」の結論
結論「新卒入社するなら大手とベンチャーどっちがいいの?」に対する回答は…
「ほとんどの人は大手に行くべき」
だと私は思っています。
この論争、だいたい大手とベンチャーしか出てこないですがそれぞれの定義は下記を想定しております。
この論争における大手とベンチャーの定義
大手:教育制度がある、新卒の受け入れ体制がある、売上を立てる仕組みがある、働き方に関して一定のルールがある(つまり、この条件を満たすなら中小企業や成長ベンチャー等も含む)
ベンチャー:現場で勝手に学ぶ、研修などはない、裁量はあるが売上を立てる仕組みをどう作るか自分で考える責任がある、勤怠という概念はないが逆に言えば結果さえ出れば自由(つまり、本当に何もない"ド"ベンチャー)
なぜ私が「ほとんどの人は大手に行くべき」と思うか、理由は以下の2つです。
①就業経験がない大学生が将来伸びるベンチャーを見極めるのは余りに難易度が高すぎる
②バイトやインターンと正社員として働くのでは「働く」の概念が違いすぎるため自分の「仕事」への考え方が就職後に大きく変わる可能性がある
ここからは大手を選ぶべき理由についてそれぞれ詳しく書いていきます。
伸びる会社を見極められる?
まず、就業経験がない大学生が将来伸びるベンチャーを見極めるのは余りに難易度が高すぎるについて。
そもそも論になりますが就職先に大手かベンチャーかの2択で選ぶのは不毛な話だと思っています。
なぜならば自分が就職先として選択できるのは1社であり、それは大手とベンチャーの2択から選ぶのではなく、全国にある368万社から選ぶから。
そのうえでなぜ大手という括りにある会社を選ぶべきかと言うと、潰れない可能性が高いから。
ベンチャー企業の生存率は創業10年で6.3%と言われており、生き残った6.3%の中でも企業が成長し大企業へとなっていくのは奇跡に近い確率です。
この確率論の中で就業経験がない普通の大学生が正しく市況を把握し、決算書を読み、経営陣を見て将来の大企業を見極めることはほぼ不可能だと思っています(もちろん運良くその会社が大成功するパターンはありますが)。
と、考えたときに自分が生きていくお金を自分で稼げるスキルがない大学生が会社を選ぶのであれば大手を選ぶほうが失敗する確率は低いと考えます。かといって成功する確率が高いわけではないですが…。
それは本当にあなたの仕事観?
次はバイトやインターンと正社員として働くのでは「働く」の概念が違いすぎるため自分の「仕事」への考え方が就職後に大きく変わる可能性があるについて書きます。
就活をするときに自己分析をしたり自己PRを考えたりすると思います。が、それは「受かるため」にやっていることであって「本当に自分の理想の働き方や向いている仕事を探すため」になってない可能性があります。
親やまわりからの期待や会社が求める人物像のバイアスがかかっているかもしれません。
バイトやインターン経験を通して自分は「仕事が好き」と思っているかもしれませんが、社会人と言うのはなんだかんだで学生が働くよりはるかに大きな責任が伴います。
就職してみたら思ってたのと違うと感じる可能性は大いにあるので、自分の仕事観へ圧倒的な根拠がない場合は大手を選ぶべきだと思います。
「大手は安定」は完全に幻想
ここまで新卒入社は大手推しをしてきましたが、多くの大人が言う「大手は安定してる」は幻想だと思ったほうがいいと考えています。
「大手に行けば安定して給与が上がる」というのは完全な間違いではないですが、それは本当に自分の価値への対価と見なして良いのでしょうか?
給与とは「自分のスキルや時間を使い社会に貢献した価値への対価」であると私は思っています。
しかし、大手企業では「会社が積み上げてきた信頼と仕組みへの付加価値」が給与にプラスされており、給与が自分自身が提供した価値への対価以上であることが往々にあります。
給与は「会社」ではなく「顧客」から支払われるものであり、自分が社会に貢献した価値の大きさが自分の本当の価値であると考えるべきです。
つまり何が言いたいかというと「大手は安定」は疑うべきであり、「自分の市場価値」は「給与」だけで測れないということです。
新卒でベンチャーに行くべき人
ここまで読んで「でも私はベンチャーに行くんだ!」と思っている人もいると思います。
なので、ここからは「大手に行くべきほとんどの人」から外れる「ベンチャーに行くべき人」はどんな人か書いていきます。
それは「ベンチャーだから行きたいと思っていない人」つまり「この会社だから行きたい、その会社がたまたまベンチャーだった人」ということです。
「ベンチャーだから成長できる」も「大手だから安定」と同じくらい幻想です。ほとんどの新卒は会社からの教育や上司からの指示がない状態では優秀でも活躍できません。
でも、この会社のこの職種なら自分の得意をいかせて活躍できるという未来が見えるという人はその会社がベンチャーであれ大手であれ選んで後悔はしないと思います。
さいごに
このnoteで言いたかったことは結局のところ大手VSベンチャーは不毛な争いであり、大事なことは個別の会社単位で見るべき。
でもそれぞれの会社の括りとして大手とベンチャーの特性はあり、それは職業を選択するうえで参考にはなるよね、ということです。
でも、なんやかんや新卒が上手くいかなくても挽回は余裕で可能なので、自分の直感を信じて飛び込んで失敗するのもありかなと。自分の強い意志と覚悟があればなんとでもなります。
そんなこんなで「大手とベンチャーどっちがいいの?」について書いてみました。
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