「勁」と「地下足袋」とともに走る
本日はハイテクタウン駅伝に出走。
無事、4kmを走りました^^
まあこれくらいなら、専用の練習をしなくても問題ない。
私としては当然、これを武術の稽古の機会として利用している。
今回の稽古は2つ。
①極力「勁」で走る
意図的に足を出さず、気持ちを向けることで足が出るかどうか。
全身の「ちょうどよさ」を感じながら走り続けられるかどうか。
という点に取り組みつつ走った。
「自分が走る」
というよりは
「大地が『私』という道具を使っている」
ように走れるかどうか。
②地下足袋で走る
今回初めて「フル和装」で走った。
一番のポイントは、履き物が地下足袋であること。
フワフワのソールが仕込まれたシューズでは、身体と向き合う稽古にならない。
終了後に仲間にも質問されたが、地下足袋で走るなら必ず「フォアフット着地」でなければならない。
踵着地をやってたら、あっという間に膝を壊す。
裸足なら、もっとそうなるだろう。
つまり、少なくとも長距離を走るなら、自然な走り方は必然的にフォアフット着地になるということだ。
地下足袋は、足の親指と人差し指の間で分かれている。
「鼻緒」が維持されているのだ。
これが大きい。
「鼻緒の空間」に気持ちを向け続けることで、無理なく走ることができる。
草履・雪駄で走ることもたぶんできるが、まあ万一失敗したときに仲間に迷惑がかかる駅伝でそれをやるのはやめておこう😊
なおこの機会に、一部で取り組まれている「裸足ラン」についての見解を書いておく。
熟練した方が、明確な狙いと覚悟を持って取り組まれるなら止めない。
しかし、そこまでの準備と覚悟がない方が安易に真似するのはやめたほうがよい。
「アスファルトは、自然物ではない」
からだ。
アスファルトは、自然な大地とはまったく異なる。
「タイヤでその上を走るためのもの」だ。
石油由来であり、タイヤが滑らないことを第一目的に作られており、異常に摩擦係数が高い。
こんなものの上を裸足で走ったら、すぐに足がボロボロになる。
もちろん、草地や土の上を裸足で走るのは、大いにお勧めする。
そういう場所がもう少し増えてほしいものである。
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