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ペースというモノサシ

「ペースと距離は反比例」を初めて体感したのは8km走れるようになった頃でした。ペースの大切さについて書きます。

[前回の要約]ランニング履歴

ダイエットで走り始める

→5kmを完走し達成感→もっと距離を伸ばしたくなる

→8kmまで走れるようなった 

前回記事はこちら


10kmの壁

8kmの次は10kmを目標にしてました。しかし走り切ることが出来ず歩きが混じってしまう、を何度も繰り返してました。8km過ぎから急にきつくなり9km以降は歩き混じりという感じ。当時の自分の走力(走る力の総合力)の限界がここだったと思います。

その時は「距離」というモノサシしか知らず「ペース(スピード)」というもう一つのモノサシを知りませんでした。単に「距離を伸ばしたい」だけを意識していたと思います。そのやり方の限界が8kmだった、という状態でした。

ペースというモノサシ

小雨の日、路面が濡れて滑りそうだったので、いつもよりもゆっくり走り始めた日がありました。その時は8kmを超えても走り続けられ、ゆっくりながらも10kmを完走できました。思っていた以上に楽に走れてペースの意味を実感しました。

「走るスピード(ペース)を変えることで、走力が一緒でも、走れる距離は変わる」 当たり前なんですが走り始めた頃は実感としてとしてよくわかりません。「距離」というわかりやすい目標が目立ち「その距離をどういう内容で走るか」という視点はありませんでした。

これ以降ペースを意識する走り方に変えていきました。スマホアプリ(Runkeeper使ってました)が発話する現在ペースを数値で理解しながら「ゆっくり一定ペース」を意識して走るようになりました。

10kmが普通に走れるようになり、順調に距離が伸びていきました。

[補足]ペースとは

走るスピードです。車や自転車では時速○○kmと言いますが、ランニングでは1km (or 1mile)あたりにかかる時間をペースという言葉で表現します。例えば6分30秒/km(1kmあたり6分30秒で走れるスピード)という感じです。このペースで10km走ると タイム(その距離の完走に必要な時間)は6分30秒 X 10km=65分、となります。

ペースと距離の関係

ビギナーでもシリアスランナーでも、走る人にとってこの2つは永遠のテーマのようなな気がします。

「速く短く」か「ゆっくり長く」の反比例の関係です(大体)

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走り始めで距離を伸ばしたい時は「ゆっくり」を意識することが大事だと思います。距離を伸ばすためにはペースを意識することは、ビギナーの時は抜けがちですが、ビギナーにこそ大切な視点だと思います。

「○○km走れないだけどどうすればいい?」と時々聞かれますが、フォームや筋トレよりも、ペースをしっかり意識することがまず最初に必要だと思います。

例えば、歩くペースではそれなりの距離を行けるはずです。

歩き→速歩き→スロージョグ→ジョグ→速いジョグ→・・・、とペース(スピード)を上げるごとに、行ける距離は短くなります。

逆に今が「速いジョグ」が中心であればジョグやスロージョグへ落とすことで走れる距離は自然と伸びます。そのためには自分のペースをしっかりと数値で理解することが大切です。

「自分にとっての”速い”は1kmあたり何分?、“ゆっくり”は?」を理解できれば距離は伸びやすくなり、それがランニング初期のモチベーションや達成感によりつながると思います。

「距離を伸ばしたいときこそペースを意識して調整する」 

自分がこの時に学んだ教訓でり、その後のランナー人生でずっと意識しています。

タイムという目標

ペースを理解できると、ランニングの楽しみは更に広がっていきました。

10kmを70分位で走れるようになった頃から「次はタイム自体を縮めてみたい」という気持ちが芽生えてきました。ペースを徐々に速くしていき、68分、65分、63分、、、と少しずつ速く走れるようになるにつれ、タイム(その距離を完走する時間)への目標意識が強くなっていきました。

タイムの追求はその後に続く、初レース参加・フルマラソン完走・マラソンサブフォー・フルマラソンサブスリーをするまで、自分を支える大きなモチベーションになっていきました。

(次回に続きます)


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