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夫が飲み会の夜は一人パーティー。

今日は飲み会だからご飯いらない。
そう言われると、心が浮き立ってしまうから困る。

週7日、毎日きっちり料理をして食事の支度をする人は本当にすごい。
特に、仕事から帰ってからの料理はしんどいなあと思う。
月曜日にはまだ元気だし頑張れるんだけど、木曜日あたりから息切れしてくる。
料理にかける手間暇も品数も減ってきて、金曜日には青色吐息だ。

そんな金曜日あたりに、夫から飲み会の一報がくると。
それからはもう、休講を聞いた大学生のような気持ちだ。
不意にできた休暇。一人の夜をどう過ごそうかとわくわくしてしまう。
夫もそれを理解していて、うれしそうだね、なんて言われる。
私が嬉しそうにする方が夫は気持ちよく出かけられるし、私も快く送り出せるからwinnwiな気がする。

最近のお気に入りの過ごし方は、
カルディでプロシュートとお手頃な白ワインを1本。
駅のパン屋さんでバゲット。
レタスを適当に千切って、冷蔵庫の奥にあったカマンベールチーズをテーブルにセッティングすれば、一人パーティーの始まりだ。
ワインに飽きたらビール。(じゃなくて第三のビール。糖質はオフ。)
ベタだけどビールと柿ピーって合うよなあ。
アマゾンプライムで映画を見ながら楽しい一人の夜は更けていく。

こんな感じでおひとり様の夜を堪能している私は、夫の飲み会に異議などあろうはずもない。
夫も夫で、私が飲み会の時は一人を楽しんでいるらしい。
ちょっと遠くのラーメン屋さんに行ってきた、気になってたんだよね、なんて言いながらいそいそと写真を見せてくれたりする。

それぞれ一人の時間を楽しんでいる我々夫婦だけれど、世の中には飲み会に行くのに奥様へお伺いをたてる家庭もある。
私が働く会社の男性にもそういう人はいる。

うちとは何が違うのかなあと考えると、
・飲み会代が家計費に含まれている
 うちは各々のお小遣いから交際費を捻出するスタイルをとっている。
・小さなお子さんがいる
 うちには子どもがいない。
・飲み会にお迎えを要する
 私たちはどんなときも電車と徒歩で帰宅する。
・報告が遅い (奥様が夕食の用意を始めてから言うパターン)
 これは言語道断。

こんな感じだろうか。
きっと他にもたくさんあるんだろうけれど、私の経験や知見からは思いつかなかった。
こうして並べてみると、いつ自分たちも同じ状況になるかわからないものばかりだ。
いつかは夫を飲み会に快く送り出せなくなる日が、夫の苦言で私が気軽に飲みに出られなくなるときが、くるんだろうと思う。

楽しいおひとり様の夜はいつ終わるかわからない。
それはそれは、貴重な今をさらに楽しまなくては。
今夜は、夫は飲み会だ。
さてさて、今日は何を買って帰ろうかなあ。


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