終身雇用制度が無くなるのはいいけど。

最近、終身雇用制度に関して経済界のトップが否定的なコメントをするニュースが相次いでいます。

今日先ほどですが、トヨタの豊田章男社長が「終身雇用を守るのは難しい」とコメントしました。

また、5/7には経団連の中西会長も、「終身雇用は制度疲労」とコメントし、

成長が見込めない事業に対して雇用を守ることを目的に無理やり持続させることは、働く人にとっても不幸だ、と持論を展開されています。

私自身も、今現在はいわゆる大企業に勤めており、現時点では終身雇用制度に守られた立場にいます。

ただ、こういう経済界のトップの方が「終身雇用は無理」というのも分かる気がしていて。

いくら日本は人手が不足している、と言っても、それは「成長分野における人手が不足している」という側面が強いと思いますし、「期待するアウトプットを出してくれる人が少ない」という側面もあると思います。(もちろんそうでない場合もあるかと思いますが)


私自身が勤めている会社でも、フルタイムのお給料をもらっておきながら、その人のアウトプットは派遣されてお勤め頂いている方の何分の1なのか、と思うような場面に何回も遭遇します。

それはその人の能力によるところ、というよりは、明らかに本人のモチベーションに起因するところ、の場合でもあり。

会社からすると、そういう人に高いお金を払うのは釣り合いが取れないわけで。だとすると柔軟に雇用を調節できるような制度を経営者は望むわけで。


ただ、自分が50歳60歳になったときに、常に経営側から求められるスキルを維持し続けられるのかは、ちょっと自信なくなるかもな、と思っているのも事実で。

これからの将来、仕事で必要なスキルは勉強し続けていくしかないんですけど。

自分はまだ34歳だから、そこそこ新しい知識も吸収している方だとは思うけど、それを5060にもなって吸収し続け、それをアウトプットに反映させられるかどうかは、どうかな、と思ってしまいます。あまりそれを実践している人が自分の身近にいないから、かもしれないけど。

それこそ、ここ10年くらいで起きたIT革命的なことが将来起きた時に自分が付いていける人間にならなければ。


「時代のニーズを読み、必要とされるスキルを先取りする、それを働き続ける限り行う。」


これが必要ですね。

と思うと、人生ってすごく大変ですねぇ、みたいなことを思っちゃう、素直な自分がいます…

頑張れ、自分。

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