スーパーの妊娠猫、堕胎不妊手術を終えました。

緊急捕獲、緊急搬送した時間は夜９時過ぎでした。

餌やりさんから、ご飯をもらってフルストマック！チャージ完了！状態でしたので、少し様子を見つつも産まれてしまってはいけないので、朝を待たずに手術していただきました。

朝、ノラネコ動物病院の先生から

「おはようございます＾＾
昨日の猫ちゃんは、かなり大きな妊娠でした。
数日後には生まれていたと思います。間に合いましたね！」

とご報告。

間に合った。つまり堕胎なわけです。
チクチク。ごめんなさい。まだ、私には産ませてあげられません。
でも、いつか産ませてあげられるような日が来たら･･････
その為に、頑張ります。
私は以前、猫の堕胎手術を見学させていただきました。
実は今回も見届けたい思いはありました。（夜遅いし、先生にご迷惑をおかけしてもいけませんので帰宅しましたよ！！）
現実を、見る。
生まれることができなかった子たちを実際に見る。しっかりと。
大きな傷口になってしまった母猫の傷口を見る。
とても、大切なことだと思います。
いえ、苦手な方に無理に見ろと言っているわけではありません。
私は出来る限り見ておきたいんです。自分の関わった猫は特に。
もし、見たことがないままだったら、未だに他人事だったと思います。
先生に全てを押し付けて見て見ぬ振りのままです。

ノラネコ動物病院の先生も、頑張ってくれています。
神栖市にもボランティアさんでなく、私と同じような一般の方も頑張ってくれている人が沢山います。
この妊娠猫さんに可哀想だとご飯をあげてくれていた方はたくさんいます。
無責任なエサやり？
いいえ、知らないだけなんです。
知らないから、知っている人が啓発して気付いてもらわないと、一生知らないまま、気が付かないままです。
ここを、ちょいっと耳年増になった私がお節介します。
黙り込んでいたら、何も変わることができませんものね。

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さて、この妊娠猫さん、このまま元居たスーパーへ戻そうと思っていましたが、ちょっと気が変わりました。
この数日前に保護された茶トラくんがベタ慣れな為、保護、譲渡ができる別地域のボランティアさんへ引き取られています。
このボランティアさんがベタ慣れならば引き取って譲渡会へ出しますよと言ってくださっています。
ただ、保護をお願いするならば不妊手術代だけでなく、ウイルス検査費用や駆虫など、ノラネコ動物病院でできる範囲での初期医療をしてからお渡しする責任があります。

･･････まだお金かかるのん？苦笑

でも今回、全てやって、保護していただいてみようと思いました。
なぜならば場所がスーパーということで、スーパーの方も困っていたのです。
荷台の下へ入られると、なかなか出て来ないとか、倉庫内の侵入に気付かず閉めてしまってセキュリティーが反応したとか･･････
本当にお気の毒なことです。
直接ご寄付のお願いをしたところ断られてしまいましたが（詐欺かもしれないし当たり前です）張り紙などはさせていただけると快くおっしゃってくださいましたので、これは私自身の勉強代としても妊娠猫に関しては一度、費用をかけてみて、実際に、どれくらいかかるのか心底感じてみようと思いました。

１３５２０円　不妊手術、ウイルス検査、レボリューション、コンベニア

これが、この妊娠猫さんが幸せになれる道への費用です。

半目になりながら
「ぜ、全部･･････やってください･･････（もう！マーク付けられないくらい心底感じましたよ！）」
そうお伝えしました。
すると先生から
「今朝、パウチをよく食べていましたが吐いちゃってます（私は捕獲器内でご飯を食べる子を聞いたことはあっても見たことがありませんでした）
ぐったりはしていません。
とても人懐っこい子ですね＾＾　ウイルスも両方マイナス！
ホントおりこうに点滴もコンベニアもレボリューションもやらせてくれました。（本来は麻酔中にするのですが、私の判断が遅くお手間をおかけしました）
ノドをゴロゴロならしたりして＾＾
この子の行く末に幸あれ！」

･････(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ　やっぱり、決断して良かった！！
そんなに良い子ならば、きっと里親さんも見つかります。
スーパーへ戻して、いつ里親が見つかるか分からずに轢かれてしまう可能性があって、食べるものは人間用の缶詰･･････
私、こんなに良い子を保護ボランティアさんへお渡しできたこと、後悔しません！！

ええ！しませんよ！１３５２０円！！決して忘れません！！！いえ！金額でなく、この子のことをですよ！！金額でなく！！

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さて今日の夕方、お支払いにノラネコ動物病院へ私の子（人間２人）も（仕方なしに）連れて行きました。
保護ボランティアさんと合流して元妊娠猫さんを捕獲器からケージへ移動させて引き渡し。

私の子はノラネコ動物病院の満川先生のお子さん（同じく人間の）お姉さんたちに、たっくさーーーーん遊んでいただいて喜んでいました。
先生のご主人にも構っていただいて「楽しかった」「お出かけ出来て良かった」と大満足。
満川先生とご家族には動物のことだけでなく、人としてのこともたくさん教えていただいています。
ありがとうございます。

で！！！！　そこで、こんなお話が。

「妊娠猫さんは１歳くらい。キレイでした」

キレイだった。耳の中が。体もボロっとしていない。
つまり･･････飼い猫だった可能性が高い。

数日前に保護された茶トラくんはボロっちょでした。ほぼ間違いなくノラ。

しかし、マーブル模様があると。
これはアメリカンショートヘアーの特徴ですね。
多頭飼育崩壊によくある特徴だと教えていただきました。
茶トラくんは内外自由飼いの多頭飼育から来た可能性がある･･････

謎が残りました。
これはスーパーの方や近隣の方へ聞き込む必要があります。
実は一軒、この界隈で昔から近隣住宅へ迷惑をかけている多頭飼いのお宅があるという情報があります。
茶トラくんは、そこから来たのか？？
妊婦猫さんは状態がキレイなので、そこではなさそうですが･･････
ひとまず茨城県動物指導センターでの逸走届けは出されていませんでした。

が、元から絶たねば、この連鎖は続きます。
１３５２０円を今後も出し続けることはできません。
いくぞ！私！！頑張れ！私！！神栖の猫のことならナカタ　アサミ！！

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ぴえん　ご寄付をお願いします。泣きつきます。

しかしですね、今回は私自身の勉強代の為にも出費しましたが、これを続けていく気はありません。
他地域のベテランボランティアさんを頼りにしては、いつまでたっても私が、神栖の人たちが成長できません。
私は、自身が住む神栖市の人たちの為に、私の為に啓発をさせていただきます。
けいせつ基金さんが啓蒙でなく啓発という言葉を使う意味は、自身で気付き、考えなければ何も成長しないということにあるのではないかと想像します。
啓蒙で理解させることは勿論良いことです。
ただ、その先の【自身で考えること】を目指していらっしゃるのではないかと思います。

私のような一般人が困ったときに、どうしたら良いのかを相談することができただけで気持ちが軽くなった過去の自分自身を思い出して、この活動を続けていきます。

どうぞ、よろしくお願いします。