見出し画像

野良猫の保護譲渡はしない。

私の動物愛護に関わる役割はTNRだと思っています。

里親を探して欲しいという依頼はよくあるのですが、基本的には受けていません。

理由としては、茨城県神栖市は比較的温暖で土地も広く、野良犬がいるくらい市民は穏やかな気質であり、野良猫にとって環境が悪くなく、なんとなくやっていけるからです。

もちろん餌やりの指導や外猫トイレ、ハウスの提案はしますが、住宅密集地に多数の野良猫がいるわけでなければ、誰も困らない環境な場合が多いようです。

また、私が里親を探すことでTNRが滞り、1匹を救ったことにより、5匹の不妊手術が進まないことになります。
この5匹を不妊手術することにより、将来的には100匹の命を救うことになると思っています。
個を見ずに全体を見ることを常に心掛けていますので、どうしても冷たいような対応になってしまいがちです。

そんな中でも、餌やりさん自身が協力する強い覚悟があり、室内で保護、飼養できる環境や様々な条件が整う場合には私も覚悟して協力させていただきます。

今回は、そんな案件の里親募集だったのですが……

餌やりさん宅のゴミ溜めサンルームで生まれ育った5匹の兄妹たち。


母猫はTNR済み。



餌やりさんへ母猫を大切にしてもらえるよう伝えているところですが、暖簾に腕押しかもしれません。

大切にする という曖昧な表現では伝わらないのだろうと直接的な表現で「◯◯してください なぜならば◯◯だから」と伝えているのですが、何もしてくれません。


その場では「うん 分かった」と言うものの、何も分かっていないのか、よっぽどだらしがないのか……


ご飯をもらえて安心できる寝床があるのは不幸ではないとは思いますが、もう一歩踏み込まないと、また新たに野良猫が住み着いてもいけません。


初めにお伝えした、こちら側の覚悟が伝わっていなかったのでしょう。
この餌やりさんは今後もフォローが必要です。
残念な気持ちで一杯ですが、尚のこと里親さんを探したい気持ちが強くなりました。



タイムリミットは1ヶ月。
ひと月で決まらなければ、この仔猫たちは手術をしてサンルーム(すでに掃除済み)へ戻します。

ネコジルシ掲載中
https://www.neko-jirushi.com/foster/170583/

いただいたサポートは全て開示報告し、野良猫の不妊手術活動費にさせていただきますが、使用用途の指定がありましたらメッセージくださいますようお願いいたします。(例)ケガ猫の治療費用、地域猫活動場所以外のTNRでの手術に不足する分用、ナカタのアルコール的なガソリン代用など・・・・・・