Entrepreneurshipは、起業家精神と訳すべきだったのか?
もともと、Entrepreneurshipを起業家精神と訳したのが、誤解、誤認、議論のもとだと思う。
「起業」もだし、「家」もだし、「精神」も。
私が訳すとしたら、やわやわですが、「新たに事業/商売を立ち上げるときの、考え方、心構え、理解」といった感じです。
「起業」といった瞬間に、多くの人は、松下幸之助やビルゲイツ、ザッカーバーグのような起業をイメージしてしまう。独立ものれん分けも、自営も、小さなビジネスも、飲食も全部起業です。新たに「自身」でこれまで自身が「やっていないこと」もしくは自身であらたに完結する範囲で事業などを行うことです。
「家」起業できればいいわけで、起業家になりたいわけでも、ならなくてはならないわけでもないでしょう。
「精神」は学べるのか? 解釈がありすぎです。精神は学ばなくても起業はできます。精神やなんか、抽象的な考えの追求は、学者や意識高い系に任せておけばよいのです。目の付け方、考え方、心構え、やることなどの理解は伝えられるわけです。
私も、起業支援や教育などをしていますが、「起業視点」と「起業スキル」という言い方をしています。
「起業視点」は、新しいことをするための視点や考え方、注意点。
「起業スキル」は、起業以外にも使える。これまでやったことのないことを調べてから計画して立ち上げて、うまくいくようにすることで。
べつに、学んだからといって、起業しなくてもいい。起業は、いつでも、誰でもできる。ただ学んだことは、他にも役に立つ、起業した際に、うまくいく確率を上げるこというです。
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