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#23 泉明石前市長から教わる国と地方自治体の関係性

皆さん、おはようございます。こんにちは。こんばんわ。
複業社労士地方公務員のNAKASHIMAです。今回は、「泉明石前市長から教わる国と地方自治体の関係」についてわたくしの偏見ありきの記事です。

はじめに

 地方公務員の皆さん、昨今の国からの上から目線な指示・命令などなど。ひどくありませんか?

 新型コロナに関する業務、マイナンバーカードに関する業務、その他その時の首相の人気取り、思いつきでやってんじゃない?って思えるようなバラマキ給付金に関する業務など、私がわかるだけでも多数のことが挙げられます。
 何か、国が勝手に「やる」ってきめて、あとは市町村に丸投げ。そして、住民対応はもちろん、無理な期限を勝手に決めて、勝手に国が助言という名の横やりを入れて、現場を混乱させる。

 なんてことを経験したこともありますし、聞いたこともありますし、報道をみて知ったこともあります。

国の偉いやつふざけんな

勝手に決めてんじゃねえよ

あ、国で好きにしてください・・

でも、結局

市区町村 < 都道府県 < 国 

という序列にあきらめて、国が勝手に決めたことを「やらされてきた」ことがありませんか?

©NAKASHIMA

ふと、下記の動画を見て

さすが~ そうだったんだ~
と思い知らされました。ぜひ一度ご覧いただけたらと思います。

国と地域は法律上対等、私は国と喧嘩して負けたことがないですよ!だって国が間違っているから(泉明石前市長)

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地方創生交付金もくるんですけど、大臣が「自由に使ってください」というのに、総務省は、勝手に指示して赤ペン入れて「それはダメです」といってくる(泉明石前市長)

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国と地方は2000年の法律改正で対等なんですよ。国は地方に命令できないわけです。本当は。(泉明石前市長)

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 でも、みんなが思い込んでいて。未だに。国が上で、その次に都道府県。その下に市長村みたいな勘違い。間違っているのに、その間違いを思い込んでいる。(泉明石前市長)

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 いまだに、国の官僚は自分たちが上だと思っている。地方の職員たちは自分たちが下だと思っている。でも法律上は、昔のような上下関係、主従関係から今は対等関係に法律上変わっているんですよ。(泉明石前市長)

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法律は23年前に変わっているのに、意識が変わっていないから未だに、官僚は命令してくる。
 私、国と喧嘩で負けたことないですよ。だって国が間違っているもん。(泉明石前市長)

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時代に即していないんですよ。現場がわかっていないからずれるんですよ。(泉明石前市長)

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 泉明石前市長の言葉、一言一言がしがない地方公務員の私の心に響きます。また、勉強にもなります。そして、わかっていても、実行できない人も多くいる中、行動に移したうえでの発言。すごいの一言です。

23年前に変わった法律 地方分権一括法

 2000年に施行された地方分権一括法を根拠に、国と地方の主従関係はなくなり、対等な立場となったとされているようで、その内容としては、私自身勉強不足で理解が不足しているのですが、「機関委任事務」を廃止し、「自治事務」と「法定受託事務」にしたことのようです。

 詳細は省略しますが、マイナンバーカードの普及事業、これって国の施策なわけなんですけど、市町村は国の方針に従って、期限を無理やり設定させられて、自治体ごとに普及率みたいなものを競わせて、普及率が低いところには補助金を出さない。とかいって、市町村の職員を手足というか、下僕というかなんというか、圧倒的に下にみて業務をさせているように感じます。
 首相が気まぐれで、人気取りでやってるんじゃないかっていう、給付金の支給についても、国のやることを、無理やり市町村にさせている。有無を言わさず。
 これが現状なんですけど、上記の「自治事務」「法定受託事務」の地方自治の観点から、どんな立ち位置になってるんでしょうか?

私なんかは、マイナンバーにしろ、〇〇給付金にしろ、国が責任もって住民とのやりとり・対応して、やり抜けばいいと思ってしまう。

要望書

 これなんか、典型的な国と市町村の主従関係があることを如実に示すものなんじゃないでしょうか。その自治体の首長によって書きぶりとかが変わることがあるかと思いますが、基本的に、地方自治体のトップである首長から、国へ対して「特別な配慮」をしてもらいたいといって、お金をお願いするようなもの(だと思っています、違っていたらすいません)

法律と実情

 2000年の法改正で国と地方は対等になったという法律建付けがありますが、実情はというと、すくなくとも一地方公務員として働いている私個人としては、市町村は国の言いなり、というケースが多く法律と実情がかみ合っていないな。と思います。

まとめ

 みなさん。いかがでしたでしょうか?

地方と国。主従と対等。法律と実情。という観点から、泉明石前市長のとても勉強になる発言から、私自身の地方公務員としての経験から思うこと。そして、私自身も、これって市町村のすることなの?というか国への不平不満とかありつつ、国の言うなり。あるべき国と地方の関係性とは?いまだによくわかりません。

©NAKASHIMA

 泉明石前市長の発言。これをみて、いろいろと考えさせられました。

やっぱ、地方には優れた首長が必要です!!!


©NAKASHIMA








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