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猫と私とジレンマ

2月22日の今日は、にゃんにゃんにゃんで猫の日。(間に合ってない)

なんて可愛い日なんだろう。

永遠のテーマのひとつ、犬派猫派論争。

私は圧倒的に猫派だ。

隙あらば猫と戯れたいと思っている(願っている)


しかし、吾輩は猫アレルギーである。

なんとも悲しきジレンマだ。


悲劇は突然に。

ある日小学生の私は、親友宅の猫と戯れていた。

ものの数秒で涙と鼻水の無間地獄。

絵に描いたようなアレルギー症状のオンパレードだった。


「オワッタ」


小学生ながらに軽い絶望を味わったのを覚えている。

ちびまる子ちゃんでいう「顔にタテ線」状態だ。


ジレンマといえば、ヤマアラシのジレンマという言葉がある。

鋭い針毛を持つヤマアラシは、互いに寄り添い合おうとすると、自分の針毛で相手を傷つけてしまうため、近づけない、というジレンマ。

※参照元:ヤマアラシのジレンマの意味や使い方 実用日本語表現辞典(weblio)

近づきたいのに、近づけない。程よい距離感を保つことの難しさを例えているのだと解釈する。


可愛い呼び方のくせして、なかなかシビアである。

ハリネズミのジレンマとも言うらしいが、いずれにせよ可愛い。

ヤマアラシのジレンマ案件は死ぬほど心当たりがあるので、またの機会に懺悔させていただこうと思う。

そんな私にとって特大ジレンマ・猫をはじめ、ペットへの憧れは昔からある。

とはいえ、小さな生き物は飼わせてもらえた。

ハムスター、メダカ、小さなカメ。
みんなみんな、可愛かったけども。

犬や猫なんて、夢のまた夢で終わっていた。


Q.大人になった今なら、自己判断でペットを飼ってもいいのでは?
A.答えはNO。自分の世話をするので精いっぱいだからです。


結局、これに尽きる。


きっと当時から、母はそれを分かっていたのだと思う。

さすがの先見の明である。


「飼うならマンチカンがいいな…いやスコティッシュフォールドか…いや犬もいいぞ…?犬ならaah$kol;@gf~☆…」

なんて、妄想の世界で飼うくらいが私には合っている。


きっと、何事もつかず離れずの関係性が丁度いいのだと思う。


猫も、ヤマアラシも、人も。

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