スクリーンショット_2019-11-12_21

『 #スポーツビジネス 』にお金が集まりにくい理由

中島です。

今はサッカードットコム株式会社という会社で新規事業(未公表)の事業推進と、主に資金調達を進めています。

僕自身については以下をご参照ください。

前述通り、会社でも資金調達を進めていますし、
また元々自分の会社で資金調達を進めていたので、『スポーツ業界は投資家からどう見られているか?』というところに対してはそれなりに実体験で知見があり
、今回そちらを共有できればと思います。

スポーツは儲からない(儲かりにくい)事業である

スクリーンショット 2019-11-12 21.08.26

端的にいうと、
現状のスポーツ業界は投資家目線ではこう見られています。

こう見られている理由を理解するには、
まず投資(株式調達)の仕組みを理解しないといけません。

別記事でも書きましたが、
株式調達というのは、出資した会社がイグジット(上場もしくは売却されること)で投資家が利益得ることを目的として基本的には行われます。

つまり、
会社の価値が1億円の時に、1000万出資すると、その会社の株式を10%取得できますが、会社の価値が10億円の時に、1000万出資すると同じ金額でも1%しか取得できません。

つまり投資家目線に立つと、
同じ1000万でも、どこにお金を出すのか?で得られるリターンが大きく変わることを意味しています。

この構造を理解してもらった上で次のフェイズです。

スポーツビジネスは"コスパ"の良い領域なのか?

スクリーンショット 2019-11-12 21.08.52

次の問いはこれです。

つまり、前述の通り投資家としては
『1000万出資』するとしたときに、他の業界と比較して、一番リターンの可能性が大きく、またその確実性の高いところに投資したいと考えるのが、投資家の自然な論理です。

そう考えると、
スポーツビジネスは明らかに"コスパの悪い業界"にうつります。

なぜなら、
現状のスポーツビジネスは基本的に、"労働集約的なモデル"。
つまり、やればやるだけ儲かるモデルで構築されています。
これが悪いといっているわけではないので誤解なきように。

やればやるだけ儲かるモデルのメリットは、
目に見える売上を作りやすく、売上計画を作りやすい
ことにあります。

しかしながら
投資という目線に立ったときには、
この事業モデルは"爆発力のない事業体"(売上、利益がコストに比例せずにあがっていかない)とうつります。

たとえば、
いわゆるITの事業の場合、
よく3億円調達しました!みたいなリリースが出るわけですが、それはIT事業はその爆発力がとてつもないことに由来します。

仮に会社の価値が10億円の時に3億円出資して、30%の株式を取得したとすると、たしかに3億円は大きな数字ですが、その会社の価値が30億円になったときに、30億円×30%=9億円
つまり、6億円投資家は儲かることになります。

この確率が、スポーツビジネスの場合、
他の業界に比較して、相対的に低く、投資家から優先順位を下げられる要素になりがち
です。

スポーツビジネスにおける爆発力をどうつけるのか?が大きなテーマ

スクリーンショット 2019-11-12 21.09.31

つまり、
お金を集めるという観点において、
スポーツ業界としては『爆発力』をどうつけるのか?というのがのしかかる大きなテーマです。

僕の思う、
爆発力をつけるためのキーワードは

①労働集約的なモデルからの脱却
②ITを活用した強力なマネタイズモデルの構築
③データインフラの整備とその活用

この3つだと個人的には思っています。

そして、このテーマこそ
今僕自身がこの会社に置いてチャレンジしているテーマでもあります。

今後今進めている事業のエンジニア募集かけていきますので、
僕と一緒にスポーツビジネスの未来づくりにチャレンジしてくれるエンジニアの方はお声がけくださいませ!


スポーツビジネスを一歩でも前に進められるように頑張ります! サポートいただいたお金は僕の仕事のカフェ代にさせていただきます!