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"スポンサー"から"パートナー"へ。スポンサー依存脱却への挑戦。

こんにちは、COEDO KAWAGOE F.C中島です。

今回は、昨年クラブ設立したCOEDO KAWAGOE F.Cの2期目の挑戦テーマについて書きたいと思います。
それは「スポンサー依存からの脱却」です。

実際問題、スポーツクラブにおけるスポンサー売上は大きい

昨年2020年9月にクラブを立ち上げた僕らCOEDO KAWAGOE F.Cですが、設立1期目はありがたいことに40社近くのパートナー(スポンサー)様とパートナー契約を結ばせていただきました。

これは僕らがすごいわけでもなんでもなく、
川越の方々が本当にクラブのこれからに期待してくださって、応援いただいた。ただこの応援の力が本当に素晴らしかったということに尽きます。

売り上げの数値的に言えば、
会社としては1期目売上は大体2,500万〜3,000万の売上で着地しそうなのですが、クラブを運営している僕と有田は強い危機感を持ってクラブを運営しています。

それはスポンサー依存の大きさです。
もちろん直近の数字としては非常に好調なのは間違いはありませんが、クラブとしては「今後100年続くクラブ」を目指す中で、この先同じ事業体で10年続けていたら未来はありません。
(もちろん、1期目からスポンサー依存しないというのはほぼ不可能な話ですので、想定内ではあります。)

2期目はスポンサー→パートナーへ

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10月から始まる2期目の会社としての挑戦テーマは「スポンサー👉パートナー」へ事業体を切り替えていくことです。

計画としては2期目は売上5000万、3期目は売上1億を目指して活動していきます。(チームの所属カテゴリとしては3期目の段階で埼玉県3部リーグなので、普通ありえない目標設定ではあります笑)

「スポンサー」と「パートナー」という呼称の差分はまだ一般的ではないのですが、以下のように使い分けています。

・スポンサー・・・寄付的なお金の出し方(費用対効果を基本求めない)
・パートナー・・・事業パートナーとして、顧客の課題を解決していき、結果としてスポンサーの先方企業も利益リターンを得られる(費用対効果を基本求める)

という違いがあります。

つまり、「スポンサー」は応援するよ!お金出すよ!という形ですね。いわゆる寄付です。
Jクラブをはじめとしたスポーツクラブ、特に地域リーグは基本的にこの寄付型のスポンサーシップがほとんどなのが実情だと思います。

これが如実に現れた結果が、コロナ禍における各Jクラブの経営難に代表されるスポンサー撤退だと思います。

「スポンサー」ではなく「パートナー」となることで得られる大きなメリットは、いわゆるスポンサー額を毎年合理的に増やすことができることです。

「スポンサー」👉「パートナー」となることで得られる経済的メリット

例を出して具体的に説明します。

COEDO KAWAGOE F.Cのパートナー企業として「株式会社サンテックス」さんという会社があります。

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サンテックスさんはゴールドパートナーとして現状クラブに仲間となっていただいていますが、

サンテックスさんはとても素敵な会社さんで、オフィス環境もシリコンバレーを意識したようなめちゃくちゃかっこいいオフィスです。
働きたくなりますよね。笑

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このサンテックスさんが抱えている課題としては「採用課題」「認知課題(知ってもらえていない)」を社長や人事担当の方は抱えています。

僕らは人材紹介業はできないので、
正確には人材紹介業などのそういった類の仕事はしませんが、こういった素晴らしい環境の会社さんがあるんだよ!というのをSNSやHPの訴求のお手伝いをうまく世に発信することで世の多くの人に知ってもらい、年間パートナー予算として出していただける金額を増額できる可能性があります

例えば具体的にいうと、
よく言われることとして、採用1人100万と言われていますが、中途や新卒を採用するコストとして人材紹介企業に1人辺り100万ほどかかります。

仮にサンテックスさんが年間10人は人材を新規に採用したい。
そしてそのために人材会社に年間1,000万円予算として現状預けていたとします。
仮に僕らがサンテックスさんを世に広めるお手伝いをすることで、人材紹介企業を使わずに、サンテックスさんとして年間10人採用できたとすると、年間最大で1000万の予算をCOEDO KAWAGOE F.Cにリプレイスすることができるかもしれません。

サッカークラブになぜそれができるか。
というと、サッカークラブは人の注目を浴びやすいからです。

募集をかけていない今でも「COEDOの社員として関われませんか?」といった連絡はかなり来るので、COEDO KAWAGOE F.Cも社員募集をかけると、おそらく数百人単位で応募が来るのですが、この状態というのがまさにスポーツクラブの強みだと思います。

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企業の課題は実に様々だと思うので、人材課題を抱えている企業もあれば、それ以外にもたくさんの課題を持っていると思います。

そんな課題を抱える「スポンサー企業」の課題をクラブを介することでうまく解決していけるか、そして真の意味で「パートナー企業」になることで最終的にはクラブの売上を上げていく。

「スポンサー」から「パートナー」になれるか。
これが僕らの2期目の会社としての挑戦テーマ
です。

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チーム側は「3年で天皇杯埼玉県代表を取ること」を目標として日々挑戦しています。
チームを強くするにもお金が必要です。だからこそ事業側がしっかりと稼いでチームに投資する。そういう土台をしっかり作っていけるよう頑張ります!

ここら辺のリアルなスポーツビジネスのところは、COEDO SPORTS COLLEGEという僕らのやってるビジネススクール でも発信していますので、ぜひ興味ある方はご参加くださいませ!


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