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2016年 40冊目『Recruit Holdings and the Ribon Model』

内部の人間が読んでも面白い内容でした。
約8ユーロで購入できます。

リクルートのWEBにも載っていますが、第三者がこの様に見ているのだ!と分かるのも面白いですね。

基本、海外関連と新規事業関連そしてそれらを生み出す制度や風土について書かれていました。

ポイントを書いておきます。

・リクルートは、2014年10月に東京証券取引所に上場した会社。

・売上1.4兆円、32,000人の従業員が、現場主導で200のブランド・ビジネスを日本、アジア、ヨーロッパ、アメリカで展開している。

・リクルートは1960年に大学生であった江副浩正が、学生向けの広告ビジネスとして立ち上げた。

取り上げられている事例は

制度

・WCMシート。リクルートの目標管理制度の仕組み。Will(将来のキャリアイメージ)-Can(能力開発)-Must(現在のミッション)を3か月ごとに確認する仕組み。

・マッチングビジネスの基本メカニズムリボンモデル。

・新規事業立ち上げの仕組み NewRing。

・最高の仕事のナレッジシェアの仕組みThe Forum(フォーラム)。
IT部門、営業部門、スタッフ部門。事業開発部門の4部門からなる。
それぞれ10人がプレゼンをする。

人物(身内なので敬称略)

・イギリスの派遣会社を立ち上げ、現在事業開発の責任者になっている瀬名波文野。

・待機児童問題の解決のための新規事業CoPaNAを立ち上げている鳥巣彩乃。

・新規事業の立ち上げ手法そのものをイノベーションしたRecruit Venturesの責任者の麻生要一。

・Ed-Techの事例としてスタディサプリを立ち上げた山口文洋。

・中国ゼクシィの立ち上げとホットペッパーのサロンボードの推進の責任者として柏村美生。

・ヨーロッパの会社でMAされた会社(Treatwell)のトップでリクルートの分化や戦略を気に入ってくれたLopo Champalimaud.

・世界の派遣会社をMAし、世界4位にした立役者として本原仁志。

・海外戦略の責任者としてゲートウエイの説明をする池内省五。

・ゴールドマンサックスがこの10年で最高のパフォーマンスのMAだと評価しており、現在世界最大のオンラインHRカンパニーにしたMAの責任者で現CEOの出木場久征。

・会社のミッションなどはホールディングスCEOの峰岸真澄が説明。

添付資料もリクルートをコンパクトに理解するのに便利です。

▼前回のブックレビューです。


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