2018年 66冊目『大東建託の内幕』
アパート経営商法の闇を追うと副題にあります。
想像通りの本です。
ご存知の通り、堅実に業績を上げ続けている会社です。
直近の業績を見ると、5年間のPLがありますが、ずっと増収増益です。
アパート経営商法にいくつも問題があるようです。
その実例が載っています。
ざっくりいうと、営業が架空の申込書を作ったり、キャンセルするという前提で申込書を作ったりしているようです。
大きな歩合(数百万円)がもらえるので、申込時の数十万円の立替えられるわけです。
しかし、そんなの続くわけないです。
でも、周囲からのプレッシャーや、周囲が当たり前にやっていることでマヒしていくようです。
基本は営業が大変な目にあっているという話です。
この本には載っていませんが、10年間固定収入という約束に対しても、契約書を無視して、値下げされる大家さんもいるようです。
一部(とはいってもかなりの数)の話かもしれませんが、これで業績を上げ続けられるのが不思議で溜まりません。
これって、20世紀の話ですってっ言われたら、まー信じられますが、21世紀が始まって20年くらいの現在の話とは驚きです。
▼前回のブックレビューです。
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