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2024年 25冊目『諦める力』

為末大さんの本です。

諦める言葉の語源は「明らめる」 

仏教では心理や道理を明らかにしてよく見極めるという意味で使われ、
むしろポジティブな意味でつかわれる

こんな書き始めで、読みたくなります。

ブックイヤーしたところをメモしておきます

陸上界で最も「勝ちにくい」100メートルを 諦めて、 僕にとって「勝ちやすい」 400メートルハードルにフィールドを変えたのは、僕が最も執着する勝利という目的 を達成するために「必要だった」と納得 できたからだ。

日本人は、この「やればできる」という言葉を好んで使う。

僕は世界一を意識するのが遅すぎた。
日本一を目指すのと世界一を目指すのとでは、 最初からやるべきことがまったく違っていて、しかも競技人生は十数年しかない。

技術論、戦略論といったものは、何を普通としている集団に属しているかで変わってくる。
守りに入っている集団の中で攻めるのは難しい。
僕は弱かったから、環境の力をてこにするために「なりたい自分」になれる場所をその都度選んできた。

▼前回のブックレビューです。

▼新著『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』です。

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