2024年 24冊目『最高の働きがいの創り方』
中尾塾で話して貰ったGPTWの代表 荒川陽子さんのお勧め本です。
GPTW(働きがいのある会社)で6年連続で1位のコンカー社の話を社長の三村さんが書いてくれている本です。
良い職場を作って業績を上げ続けるノウハウがたくさん載っています。
私もリクルート時代類似の事をしていたので納得感が高いノウハウでした。
『イシューから始めよ』や『シンニホン』で有名な安宅和人さんが帯に推薦文を書いています。
ドッグイヤーをつけた個所を残しておきます。
・ビジョン、ミッション、価値観、戦略を描いて共有しておけば、マイクロマネジメントは不要になる
⇒著者は新しい分野に取り組む時に類書をたくさん読むそうです。
その共通ポイントがこれだったという事です。
⇒中尾も同じアプローチをしますし、これが大事なのはその通りですね。
⇒マイクロマネジメントは、ミッションと人によって必要なケースもあるかもとは思いますが
・あるべき姿を描いたら会社が変わっていった
全世界のコンカーの中で米国に次ぐナンバー2つの事業規模になる
国内IT企業で最も働き甲斐のある企業になる
⇒この2つの化学反応に期待
⇒5年後に達成。著者は、働き甲斐を高めたから、業績が伸びたと断言
・人材というもっとも希少な経営資源の価値を最大限発揮させる
⇒人のパフォーマンスはアップサイドもダウンサイドも無限
・働き甲斐を高める3つのドライバー
1夢や志、大義との一体感
2視座の高さと裁量の大きさ
3成果や失敗を通じた成長の実感
・ビジョン
1実現したらすごいとワクワクできる
2達成には相当の背伸びが必要だが、実現不可能ではない
3定量的なゴールと具体的な時間軸が明らか
・働きやすさ
働きやすさは働き甲斐を高めることに直結はしない
ただし、社員の便益になるのであればリソースの許す範囲でどんどん取り組む
・合宿の実施
1会社の課題の抽出
2真相原因と打ち手の議論
3具体的な打ち手として施策化
その後
4打ち手の実行
5解決状況の把握と修正
・社長が手を動かして会社の課題を整理、社員の立候補でタスクフォース化
アンケートを会社全体、特定部門に分類
それぞれを重要度と実現容易度でマトリックス⇒優先順位を決める
・部門長の人間性が、その部署のカルチャーになる
部下の前で他部署の批判は言わない
・アンケート
⇒シンプルで定期的に実施することで億劫さを軽減
会社、上司の上司、直属上司、他部門に対して
⇒Good&To Be Better
個人に対して
⇒支援が必要な人と状況
⇒感謝のメッセージ
・合言葉でFBを根付かせる
No Feedback, No Concurrency
いつでも、どこでも、だれとでも
成長を願って伝える
心を開いて、聴く
・社長と新人の交流をウエルカムランチとして仕組み化
・1on1前にディスカッショントピックスをまとめておくと議論がぶれない
・制度のコンセプト
社員一人一人の成長を実感できる制度にする。
社員個人が自ら挑戦する風土つくりを目指し、互いに高め合う文化情勢につながる制度にする。
コンカージャパンビリーフの浸透を中心として、継続的に企業理念の達成を感じられる制度にする。
▼前回のブックレビューです。
▼新著『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』です。