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2018年 19冊目『仕事は楽しいかね?』

かなり面白いです。

空港で偶然あった主人公と見かけは浮浪者のように見える大成功者との話です。

とても機知に富んでいます。続編の2もあり、そっちも買いました。

明日は今日と違う自分になる、だよ。

・多くの人は、自分がどんな仕事が〈大好き〉か、どういう仕事をこの先ずっと、毎日、朝から晩までしたいか、わからない

・僕はこの先、いまとは違う人間になっていこうと思っている。だけど、いまから五年後に〈どんな人間に〉なっていたいかなんてわからないし、〈どんな地位に〉ついていたいかなんてことは、なおのことわからない

これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」というのがね。

・発明家や革新者に話を聞くと必ず 、〈異なった〉という言葉と一緒に 、自慢げに人に見せるという考えが出てくる。成功する人たちはね、自分がどこへ向かっているかということはわかってない。ただ、遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守ろうと思っている。

必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ。

目標に関するきみの問題は、世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということだよ。

・成功を研究しても成功は手に入らないという問題。

・みんな、成功した人の右に倣えをしようとするけど、成功するというのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ。

きみたちの事業は、試してみた結果失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落してたんだ。

・他人を凌ぎたいと思うなら、まず最初に越えるべき、だけど一番難しいステップは、〝並みの人〟をやめることだ

・完璧というものに対する僕の考え方を永遠に変えてくれた 。完璧では十分じゃない。まだ試してみる必要があるってことなんだ。

・人は、変化は大嫌いだが 、試してみることは大好きなんだ

あの実験で学ぶべきことはね、「あらゆるものを変えて、さらにもう一度変えること」なんだよ。

・リサーチした人々が驚いたのは 、変化するものが何であれ生産高が増した

・リサーチが行われるというだけで普段より業績をあげてしまう

もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?

・コカ・コーラとリーバイスとCPRのことを考えるうちに、私は〝まぐれ当たり学 〟について話し合ったことを思い出した 。

1.店の中にあるあらゆる商品を並べ替えること。

2.開店時間を‪十時から七時半に‬変えること 。

3.熱帯魚の入った大きな水槽を買うこと

覚えておいてくれ。「試すことは簡単だが、変えるのは難しい」ということを。

・アイデアの流れに飛び込んだんだ。まずはとにかく始めること。どのアイデアが最終的に実を結んで 、どのアイデアが実を結ばないか 、確かめる方法なんてないんだから 。できるかぎりいろんなことをとにかくやっていく

・解決策というのは、後から振り返ってみれば、簡単に見つけられそうに思えるものだってこと

新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。

・ハッとするようなことはね 、二つのさいころの目の数を足したときに起きるんだ

・「聡明にも 、自分の仕事の範囲を広いものに定義し 、またほかのスポ ーツ選手からも学べること

きみが「試すこと」に喜びを見い出してくれるといいな。

・だれかがへまをやらかしたら、必ず別のだれかが『ポスト・イットを思い出せ! 』と叫ぶんだ 。するとみんなが、一つの事業にまで発展したスリーエムの不完全な接着剤のことを思い出し、何か役に立つことが思いがけず見つけ出せないかとその過ちのことをじっくり検討し始める。どんぴしゃりの表現だね。

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